SSブログ
鳥のおはなし ブログトップ
前の10件 | 次の10件

夏のいきもの、なぜ?なに?リクエスト~トビのおはなし [鳥のおはなし]

『夏のいきもの、なぜ?なに?リクエスト』の第一段を
ご紹介させていただきます!

Hayaさんからのご質問です。

======================

趣味でよく河原に出ます。模型飛行機を飛ばしているので
飛ぶ生き物は気になります。
いつも感心するのはトンビの素晴らしい滑空と滞空テクニックです。
人間では絶対にわからないような小さな小さな上昇風を
見つけて上がっていきます。
若い頃朝霧高原でパラグライダーをやっていたのですが、
夏の安定した斜面上昇風を楽しんでいると、トビが真横に来て首を傾げ、
じっとこちらを見ていたことが有りました。
彼はどう思っていたのでしょうか・・・。

なぜあんなに飛ぶのが上手なんですか。
それに、あまり地上にはご飯はないように思えるのですが、
どうやって食べ物を見つけているのでしょうか。
辛いこと、楽しいことを教えてください。

=====================

模型飛行機の設計をなさったり、ご自身もパラグライダーで
大空を飛んだことがあるHayaさんからのご質問です。
このご応募をいただいたとき、トビとのおはなしにワクワクしました!

トビとおはなしをしてみました。

トビ全体に話しかけてみて、答えてくれたトビとおはなししました。
こういう場合、自分が話してもいいよ!という鳥が協力してくれます。


トビ / kenishigaki

トビです。おかりした写真です。

ト「僕らは上昇気流を捉えるのが得意なんだ。
  まず風を読む。鼻腔で風のにおいを感じて、
  湿り気があるか、乾いているか。
  そして方向を知る。

  湿った風は遅い。乾いた風は早い。
  湿った風と乾いた風の境目、そこが上に向く風になる。

  そのちょうど境目に体を滑り込ませ、背中に風を受ける。
  翼の角度を調整し、早い風に乗り、空中で安定させる。
  静止できればあとは乗るだけだ。」

トビの言う湿った風は、あたたかく湿った空気のようです。
そういうあたたかい空気は上に昇るので上昇気流になりやすく、
その湿った風の一番上まで飛び、上昇気流のてっぺんまでいくようです。
ふわふわの空気のボールに乗るように境目に乗ったら、乾いた温度の
低い風との境目はより風が強くなっているようです。

私の感覚で言うと、ストーブをつけてあたたまった室内の窓を開けると、
あたたかい空気が外に出て、一気に冷たい風が入ってくる感じを想像
しました。

その強い風を感じたら、それを背にして一気に風に乗るようです。
海の波乗りに近い感じでしょうか。
風の流れに安定できたら、あとはゆっくりと風に舞うようです。
それが一番長く舞っていられる方法だと教えてくれました。

ト「風に乗ってどこまでも飛ぶんだ。
  長く長く気流に乗る。
  その心地よさと言ったら!最高だよ!
  何よりも飛ぶことが楽しい。

  風の境目を読むことが出来るのは、
  トビやワシ、タカの特性だ。
  カラスにも出来るけど、翼の角度とつくりが違う。
  風切羽根の長さが違う。
  長く水平で柔軟な羽根は、風を通し、
  かつ角度によって抵抗性が出る。
  拡げれば風を受ける。縮めれば急降下できる。
  急降下の際、羽根は風を通す。
  拡げたときには受け止める。

  そして筋肉。しなやかな胸筋が翼を自由自在に動かす。
  右と左の角度を変えることもできる。
  尾羽も一ミリ単位で調整する。
  それを感覚だけでやってのける。
  羽根の一本一本が鋭敏に反応する。
  考えてはいない。
  体がやるんだ。
  
  風を読み、心と体が一体となり
  自分が風とひとつになったように感じられる。
  空とひとつになった感覚。
  なににも変えがたい。

  その感覚を彼は感じたのではないだろうか。
  (お若い頃のパラグライダーに乗ったHayaさんが)
  翼はない。
  だが確かに心は飛んでいた ひとつに。
  空と一体になっていた。

  わかるか その感覚が。
  だから彼(一緒に飛んでいたトビ)は見た
  その人間を。(Hayaさんを)
  
  わかるか 私たちの心が。
  風とひとつになったのか?
  わかったのか?

  そうして認めたに違いない。
  共有したかったのだろう。
  その感覚を。」

私「どうもありがとう!」

トビの話してくれた光景と気持ちがありありと伝わってきました!
圧倒的な情景でしばらく言葉が出てきませんでした。
感動的でした。

しばらくそれを味わったあと質問してみました。

私「地上ではどうやって食べ物を見つけていますか?」

ト「すぐ腐臭がする。川べりでは死んだ魚を食べる。
  主に死肉をあさっている。
  捕まえることもあるが、リスクも高い。
  
  落ちているものを目とにおいで捉えて
  そこに舞い降りて食べることが多いよ。」

トビなどのタカ類は非常に目がいいそうです。

☆目ディアの鷲、鷹の視力に関するページです。
ご参考になさっていただけると嬉しいです。
https://eye-media.jp/entertainment/%E9%B3%A5%E3%81%AE%E7%9B%AE%E3%81%AE%E4%BB%95%E7%B5%84%E3%81%BF/

私「辛いことや楽しいことを教えてください。」

ト「カラスが図に乗ることだ。数羽で襲ってくる。
  我々は戦いを好まない。
  他のトビがいても、空の高さを段階的に飛んで
  ただ風を楽しみ、腐肉をあさる。
  ゴミもあさる。(このトビは主に海だそうです。)
  
  そこがカラスと生活圏が重なるのだろう。
  奴らは数羽で襲ってくるし、しかもしつこい。
  遊びで俺達を襲うことがある。
  あれはたまらんね。」

よほど腹がたったのか、一人称が僕から俺になっていました。

私「大変だね。楽しいことは?」

ト「やはり飛ぶことだ。
  飛ぶために生きている。
  風とひとつになるために。
  
  人間が空を飛んだ理由がわかる。
  翼がなくとも 空への憧れがあることが。

  命はみんな自由だ。
  魂は飛べる。
  それを覚えているのだろう。
  心が欲するんだ。
  
  だから飛べばいい 心でも。
  空はみんなに開かれている。
  自由だ。」

トビからのメッセージは以上でした。

トビやワシタカ類の生態がわかりやすいようにご参考になるページをご紹介
させていたただきます。

☆円山動物園 トビのページ
http://www.city.sapporo.jp/zoo/red_data_book/aves_14.html

☆円山動物園 トビのデューク君のフリーフライトの動画
https://youtu.be/vpTq6ZZba-c

☆猛禽類保護センター イヌワシの飛翔
http://www.raptor-c.com/moukin3_4a.html

Hayaさんからトビのメッセージのご感想をいただきました。

======================

トビの言うことがいちいちはっきりと理解できて、この場に彼がいるようです。
風の際に上に上がる風が出る、そのとおりです。パラグライダーや模型グライダーを
愛好する僕らはこれをサーマルと呼びます。熱上昇風のことですね。

カンを研ぎ澄ませているとサーマルが見えてきます。

朝霧高原でトビと会ったときのことを徐々に思い出してきました。
いまから25年も前です。
平日に一人で、朝霧高原の毛無山からフライトしました。
夏の真っ盛りで海風が西富士の風の谷・隘路に吹き込み、
毛無の尾根に当たって安定した斜面上昇風となっていました。

午前10時頃に尾根からテイクオフし、この安定した斜面上昇風に
「身を任せて」ゆりかごの中のように一人飛び続けていました。
午後1時になった頃でしょうか、数羽のトビとともに
上昇風の中に居たのですがその中の一羽が私の右側、
手を伸ばせば届きそうなくらいの近くまで
よってきて、チラチラとこちらを見ていました。

若い頃すべてが楽しかった頃の話ですから
すべてが光り輝いている思い出です。
午後の熱い風の中
トビと私は気が通じあったような錯覚を覚えました。

彼が私を自分と同じ飛ぶ命として認識してくれたような…。

ーーーーーーーーーーーー
パラグライダーで飛んでいた頃、人間も大昔に空を飛んでいた記憶が
DNAに刻まれているのではないかと思ったことがあよくありました。
飛ぶことに集中して空を駆けるとき、体は翼と一体化して
鳥のように空を滑ってゆくことができる瞬間があると感じていました。

若さゆえの偉大な勘違いだったのかもしれません。
ですが、今でも河川敷でグライダーを投げていると
機体に自分が乗っているような感覚になることがあります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Hayaさんとトビが心をひとつにして、大空を舞っている光景が
目に浮かぶようでした。
Hayaさんのトビへの思いが伝わってきました。
まるで小説や映画のワンシーンのようで感動的で
胸がいっぱいになりました!

空への飽くなき憧れや探究心、思いは鳥も人間も同じなのだと感じました。
Hayaさんとトビが空で目を合わせたとき、思いはひとつだったのではないでしょうか。
空を飛ぶ仲間として、トビは見つめてくれていたのかもしれません。
かけがえのない素敵な思い出ですね。

空を飛ぶトビの誇りや思い、気高さを感じられたセッション
となりました。

Hayaさん、トビとおはなしをさせていただき、
本当にどうもありがとうございました!

Hayaさんとトビとの絆がこれからも
はてしなく大空へとつながっていきますように。

=====================
☆『夏のいきもの、なぜ?なに?リクエスト』を募集中です!

頑張って夏を生きているいきものたちに
聞いてみたいことはありませんか?
いきものたちからのメッセージをお届けします。

まだまだ募集中です!

詳しくはコチラまで(^^)
https://nijino-ehon.blog.so-net.ne.jp/2018-08-08

イソヒヨドリからのなぜ?なに?~どうして人間は鳥と話せないの? [鳥のおはなし]

☆夏のいきもの、なぜ?なに?リクエストの
応募は終了いたしました。
ご協力をいただき、どうもありがとうございました!
======================

残暑お見舞い申し上げます。

昨日の静岡は久しぶりに涼しい夜になりました。
秋の気配を感じさせる爽やかな風が吹き、
虫の音を子守唄に眠りました。
窓を開けて眠れたのは久しぶりです。
日中はまだ暑いですが、少しずつ朝晩の風が変わって
きているのかもしれません。

☆散歩道で出会ったもの~♪

20180727カラスウリ.JPG
7月27日 カラスウリの花 
なんだか幻想的ですね。

20180811アオサギ1.JPG
8月11日 アオサギに写真を撮ってもいいか話しかけているところ。
カメラ目線で聞いてくれています。

20180811アオサギ2.JPG
「いいよ~」とリラックスして自分の時間に戻るアオサギ

昨日の朝のクッキーとの散歩道。

元気なイソヒヨドリ3兄弟に出会いました。
川べりをじゃれあって飛び回っています。

2018817イソヒヨドリ1.JPG
そのうちの一羽が私に興味を持ったみたいです。
イソヒヨドリの地鳴きに口真似をすると、興味深そうに
聞いています(^^)

ずっとそばにいてくれたので、写真を撮らせてもらいました。
ワクワクしている気持ちが伝わってきたので、後から
ゆっくり話そうね~と約束したら、元気よく飛んで
いきました。
少し離れた場所に親鳥がいて、じゃれあう3羽を
あたたかく見守っていました。

帰宅してから、イソヒヨドリとおはなししてみました。

イ「巣立って一ヶ月近くたつよ。
  今、3羽の兄弟とお父さんとお母さんと一緒だった。
  僕はオスだけど、まだ羽根がよくわからない色なんだ。
  来年は綺麗な青色になるよ!」

私「今日はよく姿を見せてくれたね。ありがとう!」

イ「すごく面白いと思ったんだ。鳥の口真似をしてて。
  僕らの仲間じゃないのに、『トテテ』って、
  お父さんみたいに鳴いてた。
  でも人間だし、黒い犬(クッキー)もいるし、
  興味津々だった。
  僕の声(心の)も聞こえてるし。
  変てこ新人類だね!
  昔は人も鳥と話せていたって本当?」

私「本当だよ。私達の祖先は話せていたみたい。」

イ「今はどうして話せないの?」

私「人間は言葉(音声や文章としての)を使うようになって、 
  心の言葉(テレパシーのようなもの)
  はあまり使わなくなったんだよね。
  子供の頃は心の言葉を使えていても、
  大きくなると忘れちゃうみたい。」

イ「不便だね。こんなに便利なのに。
  僕らは心の言葉だけで生きてる。
  鳴くのもさえずるのも言葉だけど(音声としての)
  90%以上は心の言葉。
  みんな話し合えたらいいのにね。
  通じ合えたらいいのにね。」

私「そうだね。でも、多分みんなに通じないように
  使ってるときもあるかも。
  特定の誰かに向けて発したり。」

私は獲物を捕らえようとしているオオカミなどの
捕食動物のチームワークや、逆に逃げようとしている獲物の
動物は仲間だけに伝わる心の言葉の使い方をしているかなと
思って言ってみました。

イ「僕らも鳥全般に話しかけたり、家族だけにもしてる。
  それは出来るよ。」

私「身の安全のためにも使い分けてるよね。」

イ「そう。みんなに届くわけじゃないけど、
  話したい相手に届けられる。
  相手が受け取ってくれたらだけど。
  種類が違うとちょっと力が要るかな。」

私「人と動物もなかなか大変で、いっぱい練習したよ。
  だから私もいつも聞こえるわけじゃない。」

イ「おんなじだね。なんか周波数みたいな。
  同じ種類と違う種類だと周波数(電波みたいな)
  が違うんだよね。
  今話せてるのすごいな~。面白いね!」

私「そうだね!」

イ「心の言葉はエネルギーなんだ。
  気持ちも全部入ってる。
  だから一瞬で伝わる。
  僕は心の言葉が好きだよ。」

私「私も君達と話せてステキだと思った!」

イ「心は嘘をつけないからね。
  真実しか語れない。
  だから使う相手にも気をつける。
  君と話せてよかったよ!
  面白い人がいるってわかった。
  僕らを見ていてくれて、ありがとう!
  命は短いから、真実一路だ。
  また会おうね!」

イソヒヨドリからの「なぜ?なに?」から心の言葉に
ついて大きく話が広がりました。

ペンギンの親鳥がたくさんのヒナのいるコロニーに向けて
一声鳴くと、ヒナは親鳥のもとへ行って餌をもらいます。
親子は一瞬でお互いを見分けることができます。
危険を察知して、仲間や家族に知らせる威嚇音も、
心の言葉と音の周波数を使って、瞬時に仲間に伝わるの
ではないかと思いました。

また、言葉を発さなくても見事なチームワークで獲物を
追い込み捕らえるオオカミやハイエナたち、海のイルカや
オルカ達。

広いサバンナで遠く離れたゾウたち、海のオルカや
クジラたちが互いに交信し合って、ひとつの場所で
出会ったり、集まれること。
(これはオルカやクジラたちにとってはパートナーを
見つけるためのお見合いの意味もあるみたいです。)
  
自然界の不思議の秘密は、この心の言葉にあるのかなあ・・と
ふと思いました。

動物達の心の言葉には、未知なる世界が広がっています。
それを垣間見せてもらえて、心がワクワク!
胸いっぱいな気持ちになれました♪

2018817イソヒヨドリ2.JPG
イソヒヨドリ君、どうもありがとう!
また会おうね♪

アオバズクの鳴き声 [鳥のおはなし]

猛暑お見舞いを申し上げます・・・

全国的に猛暑に見舞われ、今日の静岡は35℃の予想です。
38℃以上の猛暑日が連日続いている場所もあり、
今年の夏は一体どうなってしまうんでしょう・・・

飼い主さんも動物さんもくれぐれも熱中症に
お気をつけてお過ごしください。

私も愛犬クッキーとの早朝散歩や用事以外はほどんど
外出せずに室内でひっそり過ごしています(^^;)

あんまり野外でいきもの達に出会えていないのですが、
少しずつ記録したものをご紹介します。



6月25日の夜に録音できた「アオバズクの鳴き声です。



我が家から神社の方向から聞こえてきたので、
大クスノキにいたのではないかな~と思っています。

アオバズクは小型のフクロウの仲間で、日本では夏鳥として
飛来します。(ハトくらいの大きさです。)

===================

☆どこから渡ってくるのかな?

Pepy(ペットライフを楽しくする情報メディア)さん
のページを参考にさせていただきました。
アオバズクの写真も載っています。
https://pepy.jp/23144#outline_3

夏に中国、日本、朝鮮半島、ウスリーで繁殖を行い、
寒くなると東南アジアへ南下し越冬します。
インドやスリランカ、中国南部、東南アジアでは
周年生息しているそうです。

======================

ここ数年、近所でアオバズクの鳴き声が聞こえなかったので
とても嬉しかったです(^^)
無事に繁殖して、また元気に渡っていってほしいです。



オナガのおはなし~やさしい歌♪ [鳥のおはなし]

おじいちゃん猫のクーが亡くなったあと、オナガが二羽
やってきて「またおはなししようよ!」と誘ってくれました。
しばらくクーの看病で、野鳥達とはご無沙汰していました。
そんな私を元気づけにきてくれたみたいです。
約束をしていたのですが、連日のリフォーム工事で忙しくなって
しまいました。
職人さんたちはみなさん、とても気持ちのいい方々で、
あれよあれよと順調に進んでいます(^^)
昨日で工事が少し落ち着いてきました。
オナガたち、本当にごめんなさい!!


Mr. Blue / CharlesLam

オナガです。おかりした写真です。

今朝、「ピューイ、ピューイ、チュルチュルチュル」と優しい声が
聞こえ、一羽のオナガがさ~っと飛んできました。

「ピューイ、チュルチュルチュル」と再びさえずりを聞かせてくれました。
いつもの「ギュイ~!」という鳴き声とは思えないほどきれいな声です。
初めてのきれいなさえずりにびっくりしました。

うっとりと聞きほれて、お礼を伝えました。
さらに歌ってくれると、そばに巣をかけていたスズメに追い払われて
おお!っとなっています(笑)

今度はちゃんとおはなししようと約束をすると、オナガは
安心して飛び去っていきました。

オナガとおはなししてみました。

オ「やさしい歌を聞かせにきたよ。」

私「すごくきれいな歌だったよ!」

オ「オスがメスにさえずる歌だよ。
  いつものやかましい声じゃなくて
  やさしく、やさしくささやくんだ。」

いつもの声が賑やかだという自覚があるようです(笑)

私「恋の歌なの?」

オ「僕たちはこれからカップルになるよ。
  そして山で子育てをする。
  しばらくまた会えなくなるから、挨拶に来た。
  
  恋の歌、素敵だよ。
  歌がうまいほどモテるんだよ。」

私「さえずっていたけど、ふられちゃった
  キジバトを見たよ。」

少し前、メスのキジバトに「ででっぽー、ででっぽー」と
体を前後にゆすって熱烈アピールをしていたキジバト君に
出会いました。
私が眺めていると「人の恋路をじゃまするなよ!」と一括され・・
その直後、メスがさっと飛び去ってしまい・・・
見事にフラれる現場を見てしまったのでした・・・

オ「ヒト(鳥)の恋路は邪魔しちゃいけないよ。
  そっと見て見ぬふりをしなくちゃ。
  僕らは恋の歌は聞かせてあげるよ。
  (ヒト(人間)にも聞こえるしね)
  でも、聞こえたらそっとしておいてね。
  真剣勝負なんだ。」

私がキジバト君にしてしまったことは、相当野暮でした・・(反省)

私「そうだね。大切な家族になるんだもんね。」

オ「また子供が大きくなったら会いにくるね!」

私「どうもありがとう!」

オナガも愛するパートナーにはやさしい歌でささやくんですね(^^)
かわいいです!!

みなさんも、きれいなさえずりが聞こえてきたら・・・
それがもし、プロポーズのようでしたら、そっと目を
そらして見て見ぬフリをしてあげてください。

心の中で「頑張れ!」と応援しながら(^^)

そして、今年の一月に晴れてお嫁さんが出来たと
お知らせしてくれたキジバト君は、お嫁さんと
無事に大きく育った娘さんと餌を取っているところに
出会えました。

オスとメスのヒナを育てている報告をしてくれたのですが、
無事に育ったのはメスだったそうです。
結構立派になっていました(^^)

ご近所ではスズメやツバメが子育てに奔走中です。
みんな、頑張れ~♪

春の鳥便り [鳥のおはなし]

桜が綺麗に咲き、鳥が歌い、すっかり春ですね♪


Singing beautiful songs / coniferconifer

イソヒヨドリ おかりした写真です。
毎朝、日の出とともにイソヒヨドリの歌声で目覚めます。
楽しそうな歌声は一日中、薄暗くなるまで聞こえるときがあります。
電柱のてっぺんで翼をパタパタさせながら歌っているのを見ていたら、
「こうやって鳴くと気持ちいいんだよ~。」と言っていました。


SRI_0273 / jinkemoole

まだ尾羽が短くて、羽の色が明るいこれくらいのヒナでした。
(おかりした写真です)
3月23日には、巣立ったムクドリに、口移しでえさを
あげている親鳥に出会いました。実に賑やかです(笑)
もう大分飛ぶのが上手で、若鳥と言ってもいい大きさですが、
まだえさをもらっています。
「今から飛ぶ練習だよ~」と飛び去っていきました。

ムクドリは巣立った後も一ヶ月位親鳥と一緒に過ごして、
色々学ぶそうです。
私が見たのは、じきに一人立ちするヒナだったんだと
思います。元気に一人前になるんだよ~!

RIMG0049.JPG
ツバメも渡ってきましたよ(^^)

昨日はいろんな野鳥に挨拶されました(^^)


Daurian Redstart (female) / coniferconifer

ジョウビタキのメス (おかりした写真です)
家の近くでは、桃の花の枝に止まったジョウビタキのメスに
「もうすぐ旅立つよ!」と挨拶されました。
冬鳥のジョウビタキが春の花にとまっている姿は
素敵でした(^^)


ホオジロ / kenishigaki

ホオジロ (おかりした写真です)
散歩道では、いつもはお茶畑の中で地鳴きしている
ホオジロが、木に止まってかわいい姿を見せてくれました。


オナガ (Azure-winged Magpie) / Dakiny

オナガ (おかりした写真です)
帰り道では、久しぶりにオナガが3羽、元気な鳴き声と
姿を見せてくれました(^^)

春爛漫、鳥達もうきうきして楽しそうです♪

ハシブトカラスのおはなし~声と心 [鳥のおはなし]

昨年、野鳥達から「人間なぜ何?」の質問に答えるリクエストを
していました。
カラスからの質問には、もう少しカラスの生態を理解してから
おはなししようと約束していました。
ものすごく理解できたわけではないのですが、ハシブトカラスと
ハシボソガラスの見分け方や違いが少しわかるようになりました。

なんと!私が昨年おはなししたのは鳴き声から、ハシボソガラスではなく、
ハシブトガラスだとわかりました。
間違っていた箇所は訂正しました。すみません!

ハシブトガラスは「カアカア」と鳴き、ハシボソガラスは「ガアガア」と
鳴きます。
鳴き方のスタイルも、ハシブトカラスは頭を水平にして、
尾をヒョイヒョイ振るうにように鳴くので特徴があります。
(上半身は上下しない)
ハシボソガラスは、胸を膨らませて、上半身を上下させて
鳴きます。

こちらで鳴き声と生態の違いを知ることができます。
☆サントリー愛鳥活動さんのハシブトガラスのページ
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/4611.html

☆サントリー愛鳥活動さんのハシボソガラスのページhttps://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/1477.html

本やネットなどで調べてみて、私の力量だと、遠くに止まっているだけ、
飛んでいる姿だけでは、ハシブトさんかハシボソさんかを判別するのは
なかなか難しいと納得しました。
以前のほかの記事で、至近距離で確認したものは大丈夫だと思います。
勝手に判断しないで、本人にちゃんと確認しようと思います。(反省)

ハシブトさんには謝って、再びおはなししてみました。
今度はメスのカラスが応えてくれました。

カ「私たちの生態はわかるようになった?」

私「そんなにではないけど、鳴き声はわかるようになったよ。」

カ「声も特徴があるよね。山のカラスはガラガラ声で、
  私たちは遠くまで届く声。」

私「それはどうして?」

カ「大きく響く声で鳴くと、その地域にどんなカラスがいるか
  わかるし、自分の仲間かどうかもわかるから。

  カラスは結構声で相手を識別している。
  鳴き声のいいカラスはやっぱりもてるよ。」

私「鳥の世界で、鳴き声が結婚相手の基準になるのは
  本当だったんだね!」

カ「鳴き声は愛情表現とともに、縄張りを表したり、
  注意喚起だったり、いろんなサインを表しているの。
  
  私たちは母親の声がすぐわかるし、子供の声も
  すぐわかる。
  同じような声でも周波数が違うの。
  人間にはわからない、心の声というのかな。

  ここで質問があるんだけど、声を頼りに生きているのは
  人間も同じなの?」

私「今、声に関する本を読んでいるんだけど、人間の赤ちゃんも
  お母さんの声をお腹の中で聞いていて、ちゃんとわかって
  いるんだって。
  君たちほどではないけど、声で気持ちがわかったり、
  誰の声かはわかるかなと。
  声を頼りに生きている部分は大きいと思うよ。」

カ「人間と同じなんだね。
  ただ、人間は大人になると、子供のときほど
  声を頼りにしない気がする。」

私「そうだね。声の奥に含まれるメッセージより、
  言葉に耳を傾けているかもしれないね。」

カ「私たちは、声そのものと心そのものがひとつなの。
  ひとつとして違うメッセージはない。
  (声と心が違っているメッセージはないという意味です。)

  ものまねも(カラスは声真似上手です^^)
  その対象を思って楽しく真似している。
  
  声と心がひとつだと、相手に届くメッセージの
  速さが違うの。一声で届く。
  同じカアカアでも、何通りものメッセージをつなげている。」

私「それは大切なことだよね。
  朗読で言うと、声と心がひとつだと、聞いている人に
  伝わるイメージや感情が豊かになるのと一緒だね。」

カ「物語を語ることだよね。
  ひとつのフレーズを歌みたいに届けられると思うよ。
  鳥が歌が得意なのも、美しいのも、声と心がひとつだから。
  それが私たちの自慢。

  人間も自分の心を届けるときは、声と心をひとつに
  するといいよ。」

私「どうもありがとう!」

声と心をひとつに。
そうすることで、すっと相手の心に届けられる。

簡単なようで難しい。奥深いことだと思います。
それが当たり前に出来ているカラスがうらやましいなあと
思いました。

人間の心は複雑で、時には思ってはいないことを
口(声)にしたりもします。
多分、それでは本当の意味で相手には届いてはいない。
動物たちはそれを知っているのだと思います。

動物たちの人を見抜く目、真実を知っている心。
その鋭さと純粋さに、はっと胸を打たれます。

彼等はいつも声と心がひとつ。

そんな彼等からの言葉に、いつも教えてもらえる
ことばかりです(^^)

キジバトのおはなし~家族ができました♪ [鳥のおはなし]

パソコンの不具合で、書きたかった記事がずっと書けずにいました。
少しずつUPしていきたいと思います。

1月14日に東吉野村のおおかみ絵本読み聞かせに行ってきました。
このブログでも10月にお知らせさせていただいていたのですが、
台風で延期になっていたんです。
今回、大阪のおはなし会のお仲間さんが誘ってくださって、
行く事ができました。
伊勢で一泊して、翌日はお伊勢参りをしてきました。
そちらの記事も書きたいのですが、写真をUPしているときに
パソコンが落ちてしまったりすると悲しいので、書けずじまいでした(^^;)

今日も一日、パソコン君の具合をみたいので、先に文章の記事を
書かせていただきます。

東吉野村へと出発する日の朝、電線に2羽のキジバトがこちらを向いて
待っていてくれました。
12月に師走はなぜ忙しいかを聞いてくれたキジバトの若鳥君です。
お正月明けも、元気な姿を見せてくれていましたが、その時は1羽でした。
帰ってきてからおはなししてみました。

キ「僕、お嫁さんが出来たんだよ。」

お嫁さんを紹介しに来てくれたようです(^^)

私「よかったね!お伊勢参りの前に会いにきてくれて、
  ありがとう。」

キ「左にいたのがお嫁さんで、僕は右側にいたよ。
  優しくていい子なんだ。
  お正月に向けて忙しくしている気持ちがわかったよ。」

私「どんなふうに?」

キ「家族を守るということ。
  これから僕は子供を育てるだろう。
  そして、大きく育てて成長を見守るだろう。
  その気持ちが家族を守るということ。
  
  お正月まで忙しくするということは、
  子育てとおんなじだね。
  家族と幸せをかみしめるために頑張って働いて、
  みんなで過ごすこと。
  よかったねー、一年を過ごせてって、
  みんなで思うこと。
  家族を持ってそう思ったよ。

  これから僕も師走のような一年が始まるよ。
  そして一年がたって、みんな(人間の)の
  師走を思い出して、新しい年には彼女と
  よかったねって思うんだ。
  そういう一年にしたいな。」

私「頑張ってね!」

キ「また会いにくるよ。さようなら!」

彼はもう若いだけのキジバトではありませんでした。
奥さんを守って、家族を守っていこうという気概をもって
たくましく成長していました。
それが私たち人間が家族を大切にするという思いを理解する
ことにつながって、とても嬉しかったです。

野鳥達の子育ては早ければ2月末~始まります。
もうすでにペアで行動している野鳥達をみかけます。
キジバト君や野鳥達の営みが幸せなものになりますように!
心から応援しています。

コサギのなぜなに?~人間の足指はなぜひろがっていないの? [鳥のおはなし]

昨日の夕方、愛犬クッキーと外に出たら、またしても
視線を感じました。
見上げてみると、コサギ(小型の白鷺)とカラスが
電信柱の上で場所を取り合っていました!
ここはイソヒヨドリなどのさえずりスポットで、
やってきたくれた野鳥とよく声をかけあう場所です。

コサギは長い足で不安定にゆらゆらしながら止まっています。
こんなところにコサギがやってきたのは初めてでびっくり!
カラスはそこ、どいてほしいんだけど~という感じで
カアカア文句を言って、羽をバタバタさせています。

こ・・これは、「人間へのなぜなに?リクエスト」の
順番待ちでは・・反応早すぎです!(冷や汗)

コサギとカラスに「明日、絶対におはなしを聞くから!」と
約束をしたら、二羽は飛んで行きました(^^;)

順番ではコサギが先なので、早速おはなししてみました。


Little Egret / Yakinik

コサギはこんな鳥です。(おかりした写真です)
話題に出てきますので足先を
よくみておいてあげてください。

コ「私は質問しにきたんだよ。」

やっぱり・・・(^^;)

私「どんな質問?」

コ「コサギの足先がひろがっているのは、水の中でしっかりと
  足を開いて、獲物を待つためなんだけど、人間の足指が
  ひろがっていないのはなぜなの?」


コサギ / houroumono

彼女にはこんな感じなんでしょうね(^^)
おかりした写真です。

私「靴を履いているってこと?」

コ「そう、固いもの。何でそんなの履いてるの?」

る「昔は人間もお猿さんみたいに裸足だったり、
  足をよく使う生活をしていたんだけど、
  文明が発達して、足指が動きにくくなったり、
  足の裏がうすくなったりして、靴で保護するように
  なったんだよ。」

コ「足指の感覚が鈍くなったの?」

私「そうとも言えるよね。」

コ「そうか~。水の中に入るときは裸足なんでしょ?」

私「そうだね。でも、水の中専用の靴を履いている
  ときもあるよ。」

コ「それって私たちの真似だよね。
  (水の中ですべらないような靴の意味です)
  私たちはすべらないように足が発達してる。」

私「そうだね。とかく自然の中では、君たちのほうが
  体の機能が優れていると思うよ。」

コ「水の中の足とか、飛ぶ能力とか、魚を捕らえる目とか
  狩りは私たちのほうがうまいよね!」

私「そうだね。人間は頭はいいけど、自然の中で生きるには
  皮膚が弱かったり、服や器具に頼らなくてはいけないから。」

コ「本当は足を鍛えたほうがいいよね。
  足の感覚はすごく役に立つ。
  わずかな水の流れを感じて魚がくる方向と
  目と足の感覚を調整して、さっと魚を
  捕まえるんだ。
  そういうのは自然の能力だよね。
  私たちは誇りに思うよ。」


Fish hunter / Takashi(aes256)

おかりした写真です。

私「そうだね、感心するよ!」

コ「足のことはわかった。
  人間はもう少し自分の感覚を研ぎ澄ませた
  ほうがいいよね。昔は出来たんだから。
  足で大地を感じることが出来たら、
  私たちの気持ちもちょっとはわかってくれるかな。
  
  足が大地につながっていること。そういうこと。
  風、水、大地
  足や皮膚から感じてほしいな。」

私「大切なことを教えてくれて、ありがとう!」

コ「足の裏をケアしてほしいな。
  大地を踏んでほしい。
  空は飛べなくても、そこから何かを感じられる。
  靴を通してでも、そこを意識して歩いてほしい。
  そうすると何かが変わるよ。
  なにか気持ちが大きくなる ひろがっていくよ。
  そこから自然を感じてみてね。」

私「どうもありがとう!」

コサギは、人間の足指から話から話がひろげて
自然の感じ方まで、のびのびと話してくれました。
飛べない私たちに視点を合わせて、大地を感じることは、
空を感じている自分と通じることができるんだと
はなしてくれました。

今日からクッキーとの散歩で、一歩一歩大地を感じながら
歩いてみようと思います(^^)



キジバトのなぜなに?~なんで12月は忙しそうなの? [鳥のおはなし]

☆年末年始のお休みのお知らせです。

12月25日(月)~2018年1月10日(水)まで
お休みさせていただきます。

今年もあと残すところわずかですね。
飼い主のみなさんも動物さんたちもお体を大切になさって
忙しい師走を乗り切ってくださいね(^^)

====================

今朝、ごみを収集所に運ぼうとしていたとき、
視線を感じました・・・
見上げると、じ~っと見つめるキジバトがいます。

「僕と話そうよ!」と話す気満々です。
「ごみを捨ててきてからね~。」と伝えてから
戻ってくると、ちゃんと待っていてくれました(^^)

早速、キジバトとおはなししてみました。

キ「どうして人間は忙しくしているの?」

私「今は12月で、1月に新年を迎える準備を
  しているからだよ。」

キ「僕は今年生まれなんだけど、来年年を迎えるのが
  初めてで、人間を観察するのが好き。
  それで、この一年色々見てきたんだけど、
  人間は今が一番忙しそう。」

私「確かにそうだね。12月は走る季節(師走)って
  言うよ。」

キ「僕らは飛ぶけどね(笑)
  そんなに忙しくしてて楽しいの?」

私「実はあんまり楽しくないんだけど(私は・・^^;)
  いろんなことを片付けて、新年を迎えるのは縁起が
  いいことだって思われているよ。」

キ「その日の暮らしを大切にしている僕らには
  わからないなあ。人間って面白いね!」

私「昔は食べ物とか仕事が大変だったから、お正月を
  迎えることはめでたいことで、それをお祝いする
  ために準備が忙しかったり、走る季節があるのかも
  しれないね。」

キ「新年はのんびりするの?」

私「するよ~。家族と動物たちとまったりする(^^)」

キ「そのときまた来るね。
  お正月の気持ちを聞かせてね!」

私「いいよ~。お正月の人も観察しててね。
  人を観察していて楽しい?」

キ「僕らハトは人に寄り添って生きているから、
  それがすごく面白い。
  僕らと違った感じ方をしていて。
  そばに寄ったり、離れたり出来る。
  僕らには人との生活は切り離せない。
  そして、よく知ることで、僕らの
  生活環境を見直して、生き方を変えていくんだ。
  人間観察は、僕らの生活に役立つんだよ。
  
  僕らも都会派に。
  山と住宅街を行き来して、たくましく
  生きていくよ。」

私「君もいいお正月をお迎えしてね。」

キ「また話そうね!」

RIMG0039.JPG
話し終わったキジバトに写真を撮らせてもらいました。
少しして、満足したのか、彼は飛んでいきました。

野鳥や自然のいきものにとって、人間の生態(笑)が
不可思議に感じることがあるんだろうな~と思いました。
好奇心旺盛な彼等が、人間を観察して、自分達の
生き方を多様に変化させていっているのが頼もしく
感じられました。

自然界の中で生き残るには、知恵と環境の変化への
順応性が大切なんですね。
それを楽しみながらしているキジバト君がほほえましいです。

今年の夏は、にじのえほんの読者さんから「なぜなに?リクエスト」を
応募していただきました。
この冬は、自然のいきものたちから人間へのなぜなに?に答えて
いこうかな~と思いました。

ゆる~い感じでいきものたちに声をかけているところです(笑)

また第二段、第三段とお届けできたらと思っています。
野のいきものたちからのリクエストなので、のんびり
お届けできたら~と思っています(^^)


イソヒヨドリのおはなし~秋を楽しむ♪ [鳥のおはなし]

昨日、夕ご飯の支度が一段落したので、二階でTVを見ていました。
視界はしに何かがとっとっと!と飛びはねていくのが見えました。
お!?と思ってベランダをのぞくとイソヒヨドリのオスが
柵に止まってこちらを見ています。
思いっきり目が合うこと2,3秒。


blue rock thrush / T_Monk

イソヒヨドリのオスです。
おかりした写真です。

ぱっと飛び立つと、今度はもう一枚の窓のすだれに止まろうとしました。
ヒラヒラしたすだれにはうまく止まれなくて、お向かいさんの
屋根に着地。
その後も、とっとっととホッピングしたり、尾羽を上げて頭を低くする
姿勢をしてみせたり、おどけるような仕草をたくさん見せてくれました(^^)
イソヒヨドリはお調子者さんが多いような気がします。
その後、飛び立っていきました。
面白い子だったので早速おはなししてみました。

イ「二回目だよ。こうやって来たの。」

私「そうだね。会いに来てくれてありがとう!」

数日前にも窓のすぐ近くまできてくれました(^^)

イ「山のほうへ遊びにおいでよ。
  もっと朝早くじゃなくて遅く。
  僕らが起きるくらい。
  そしたら、挨拶に飛んでくるよ。」

少し前まで、明け切らぬ薄暗い時間に星と朝焼けを見ながら
クッキーと散歩していました。この時間帯の空がとても綺麗だからです。
でも、イソヒヨドリはもう少し明るくなった時間に会いたいみたいです(笑)

イ「空気が涼しくなって、僕らはまた歌を歌う。
  秋はごきげんな季節。
  子育てが終わってほっとして、
  子供たちが大きくなって一人立ちして、
  僕らは一羽ずつでまた生きているんだ。

  今は自分の生きる楽しみを謳歌している。
  冬までの時間、おいしいものをいっぱい食べて、
  歌って遊んで、体力を蓄えて、
  冬をゆっくり過ごすんだ。
  秋は充電の時間。
  心も体も豊かになるんだ。
  動物たちにも余裕がある。
  だから君達も心と体を休めて、
  秋という時間を楽しんでね。」

私「秋はお休みの時間なんだね。」

イ「そう!だから一番充実している。
  この時期を楽しまないと損だよ!」

私「どうもありがとう。」

秋は実りの季節です。
野山のいきものたちは美味しいものを食べて、
夏の子育ての疲れを癒しているんでしょうね(^^)
私も青く高くなった空を見上げて、秋を楽しみたいと思います。

前の10件 | 次の10件 鳥のおはなし ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。