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天国からの贈り物 [犬のおはなし]

☆年末年始のお休みのお知らせです。

12月25日(月)~2018年1月10日(水)までお休みさせて
いただきます。
今年もあと残すところわずかですね。
飼い主のみなさんも動物さんたちもお体を大切になさって
忙しい師走を乗り切ってくださいね(^^)

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クリスマスが近づいてくると思い出すことがあります。
それは、2年前に亡くなった愛犬の命日です。

クリスマスの少し前に旅立った愛犬ココアが夢に
出てきてくれました。

夢の中のココアは、また別の形で命のぎりぎりまで
元気な姿で私を支えてくれていました。
そして、入院していた病院で旅立ちのシーンがあり、
夢の中で再び別離の悲しみを味わいました。

そのシーンがとても鮮明で、心に響いて苦しいくらいでした。
夢の中で見送った後、もうココアに病気で苦しいことはないんだよ。
天国では元気な姿に戻れているから、もう安心していいんだよと
話しかけていました。

ココアがどんなに私のために献身的に生きていてくれたかを実感しました。
こんなに私を愛してくれる犬とはもう二度と出会えないかもしれないと
思ったほどのお別れだったことを思い出しました。
大きなの愛をいっぱいいっぱい私にくれた存在でした。

お別れのシーンのあと、姿は見えなかったのですが、天国からの
ココアの声が聞こえてきました。

「僕は君を愛している。いつまでも。
 いつも君のそばで君を見ていた。
 どんなときもそばにいて、
 誰よりも君をを知っていた。
 
 僕が言うのだから、信じてごらん。
 どんなに自分が頑張ってきたか。
 その努力を僕は知っている。

 自分をちっぽけに言うのは簡単だ。
 それはどんな飼い主でも陥ってしまうことだ。
 でもね、僕らは知っている。
 誰よりも君たちを知っているから。

 大丈夫。
 自分を信じてみようよ。
 僕はいつも見ている。
 そして、そばにいる。
 いつも いつまでも。
 それは今も決して変わらない。
 変わることはない。

 僕が見ている。
 僕が知っている。
 僕が認めている。
 それが勇気にならないかな。

 いつでも君を見ている。
 僕が知っている。
 だから、大丈夫だよ。」

ココアは変わらないんだな~。おんなじだ!
と胸がいっぱいになりました。

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そして、これはすべての飼い主さんへのメッセージ。
天国にいる動物さんからの飼い主さんへの贈り物
だと思うのです。

少し早いクリスマス・プレゼント。
受け取ってくださいね(^^)


クッキー、一年たちました(^^) [犬のおはなし]

すっかりご無沙汰してしまいました。
年度末の事務仕事も無事に一段落して、ほっとしています。

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この2月でクッキーが我が家の一員になって一年がたちました!
あっという間の一年だったような・・・
すっかり我が家になじんでくれて、長い間一緒にいたような気持ちです。
猫のように舌をしまい忘れているのはトレードマーク♪

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散歩では元気いっぱいです!

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ティナとは相変わらず仲良しで、バタバタ遊んだり、
おたがいになめなめしています。

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一緒にごろ~ん♪

昨年のお正月は愛犬ココアっちを亡くして、寂しい私たちでしたが、
すぐにクッキーが来てくれました。
最初は元気いっぱい豆台風のクッキーにてんやわんやでした。
クッキーと奔走していたことが、ココロを元気にしてくれた一番のお薬だったと思います。
落ち着いた今となっては、天国のココアっちが私とティナのために、この豆台風ちゃんを
出会わせてくれたのだと思っています。

クッキーはどこかココアと似ているところがあり、不思議と私を癒してくれました。
お互いにすんなりいけたのも、そういった目に見えない部分のおかげもあったと思います。

出会いは偶然だったり、タイミングだったりとそのときは感じます。
けれど、あとから思い返してみたら、天国の子と新しい子がいつの間にか話し合ってくれて
いて、天国の取り決めで、絶妙なときに絶妙な子を私たちのもとに出逢わせてくれているの
かもしれないなあ・・と思うのです。

多分、ココアとクッキーもそうだな・・(笑)

その出逢いに感謝して、今日という一日をまた楽しく歩いていきたいと思っています!








クッキー、半年たちました(^^) [犬のおはなし]

クッキーが家族の一員になってから半年がたちました。

最近の写真を見てくださったみなさんから、「落ち着いて穏やかなお顔」
「大人っぽくなった。」と言っていただけるようになったクッキーです。

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お座りが上手にできるようになりました。得意顔(笑)
猫が破った壁紙はご愛嬌で・・・(^^;)

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伏せもできます(^^)

室内でフリーにしているときの、オスワリ、伏せ、待て、おいではとっても
上手になりました!
何かに夢中になっていても、「クッキー!」と呼ぶと飛ぶように走ってきて、
ぴたっと目の前でオスワリできるようになりました。

外でのお散歩は、ワクワクでやや引張り気味。
猫がいないか、鳥がいないか、虫がいないか・・・探しながら歩きます。
それでも、やっとこさゆっくり歩けるようになってきたので、今はワクワクを
優先させてあげて、外でのオスワリなんかはおいおい覚えていきましょう♪
帰り道はゆったり歩けるので、本当にいい子になってきました。

昨日は、お隣の奥さんの足元までくんくん近寄って、すっかりリラックスしていました。
お買い物の途中まで、クッキーとお見送りしました。
クッキーは奥さんと私の間をゆっくり歩いて、奥さんの顔をうれしそうに見上げていました。
そして、時々、奥さんの手をペロッとなめる仕草をしたり、実にかわいかったです。
奥さんは、「落ち着いたね~。慣れてくれたね~。」と喜んでくださいました。
前はうれしすぎて、後ろから飛びついてしまったりもしましたが、泥足だったら
ご迷惑をおかけしてしまうので、飛びつきをしないように練習しました。
クッキー、大きな進歩です(^^)

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ティナとは相変わらず仲良し。

こんな感じで、クッキーもティナもシニアーズにゃんこたち、カメーズも元気です。
クッキーがすっかり家族になってくれて、うれしさひとしお(^^)
これからも楽しく毎日を過ごしていきます!

クッキーの散歩道~怖がり犬への接し方 [犬のおはなし]

梅雨に入って、雨でひんやりしたり、急に暑くなったり・・・
だんだんと夏が近づいてきていますね。

クッキーが我が家にやってきて4ヶ月ちょっとたちました。
最初はとっても臆病で、散歩道で後ろから人が通り過ぎただけでも
飛び上がっていたクッキー。

そこで、夜明け前の薄暗い、誰もいない時間帯に散歩をスタートして、
「ゆっくり~ゆっくり~」と言いながら、寡黙にトレーニングに励んでいたのです(笑)
少しずつ落ち着いて歩けるようになり、明るい時間帯にシフトしていき・・
今では後ろから人が歩いてきても、自転車がさっと通り過ぎても
驚くことなく散歩できるようになってきました。

散歩中に会う方にも協力していただいて、ムリに声をかけて近寄ったり、
触ろうとしたり、覗き込んだりするのはご遠慮していていただいていたら・・・
触ってもらうことはできなくても、散歩ですれ違うくらいなら普通に、
ちょっと離れた場所なら怖がることなく立ち話もできるようになりました。

ずっと立ったまま、自然な感じで声をかけてくれていたお隣さんには
大分なれてきました。
そこで、しゃがんだ状態でじっとしていてもらったら、ゆっくり
自分から近づいて手をペロッとできるようになりました。

家に遊びに来てくれた友達には、最初ドキマギしていましたが、
また知らんふりで自然に同じ部屋で過ごしていたら、落ち着いてきて、
寝そべってリラックスして、ゆっくり近づいてきたり、手からおやつを
食べられるようになりました。

そんなクッキーですが、今朝はちょっとした出来事があって、
怖がりが再燃してしまいました。

時々、散歩道でお会いしていた方なのですが、犬が好きらしく、
クッキーにどんどん近づいてこようとしたり、大声で話しかけて
こられます。
怖がりなので・・とある一定距離以上は距離をあけて
立ち話をさせていただいいました。
いつもなら、クッキーはそれで落ち着くのですが、
私の後ろに隠れるのでどうやら苦手なようでした。
それでも、今までのように走って逃げようとまでは
していなかったのですが・・・

今朝、散歩道の遠くから・・多分100メートルははなれていたと思います。
「クッキーちゃ~ん!」と大声で呼びながら、大きく両手を振りながら、後ろから
どんどん歩いてくるので、クッキーは怖くなって走って逃げようしました。

一応、会釈をしてからクッキーと一緒に足早に歩き出しました。
クッキーを走らせないように、それでも追いつかれないように立ち去りました。
角を曲がって、姿が見えなくなってしばらくして、やっと落ち着いて歩き出しました。

あとからクッキーに聞いてみると、「追いかけられるみたいで本当に
怖かった・・・」のだそうです(^^;)

家に帰ってから、その方にクッキーの怖がりのことやトレーニングを頑張って
ここまできたことをお話して、もう一度お願いしようかと家族に相談
してみました。
・・・ですが、色々事情があって、なかなかわかってもらうのが難しそうだと
わかりました。
再び早朝に戻るか、時間帯とコースを変えて、その方に会わないように
するほうが無難だという結果になりました。とほほ・・・

私はクッキーが宝物のように大切です。
クッキーの安心と安全のために、大変でも時間とコースを変えることにしました。

今回のことで、ちょっとお願いがあります。

これは、犬が好きな方、犬と一緒に散歩をしていらっしゃる方、
両方にお願いしたいんです。
犬が好きで、心あるみなさんなら、わかってくださると思うのですが・・・

どんなにかわいい犬でも、初めての犬には、不用意に大きな声をかけたり、
手を大きく動かしたり、許可も無くずんずん近づくのは遠慮していただきたいんです・・・
そういう行為は、その犬が小さかったり、怖がりだった場合、すごく怖いんですよね・・
そして、落ち着いてお散歩させてあげたい飼い主さんにとっては、たとえ好意であっても
とても困る場合があります。
犬が怖がって隠れたり、怖さのあまり吠え出してしまったり・・

また、知っている犬でも、機嫌が悪いときがあったり、ヒート(発情中)で気持ちが
デリケートになっているときは、他の人や犬に近寄って欲しくない、あまり遊びたくない
ときがあります。
(事情があったり、犬の体調や時期をみていて、避妊・去勢をしていない犬もいると思います。)

そういうときに、不用意に人や犬が近づいてしまって、犬が怒ったり、
怖がってしまって、結果、人嫌い、犬嫌いにさせてしまっては、
その犬や飼い主さんがかわいそうです。

犬と会って、好きだな~さわりたいな、犬同士でご挨拶したいなと思っても、
そこは思いやりの気持ちで、道路の反対側くらいの距離で、飼い主さんに
「こんにちは。」と笑顔で挨拶してさしあげてほしいのです。

そして、犬が落ち着いていたり、明るくしっぽを振ってくれるようなら、
「かわいいわんちゃんですね」とにっこりして立ち去るか、2,3回目でちょっと
飼い主さんと言葉を交わせるようになったら、飼い主さんの許可をいただいて、
ゆっくりご挨拶してみていただけるとうれしいです。

その際も、いきなり近づいたり、触ろうとぜず、ちょっと待ってください。

犬が今、どんな気持ちなのかを考えてみてください。

落ち着いて見えても、クッキーのようにさわって欲しくない犬かもしれません。
その場合は、立ち話でにっこりしてあげるほうが犬はうれしいです。
自分に何もしない、そっとしておいてくれるということは、犬にとって
かなりの安心感につながるそうです。(クッキー談)

フレンドリーでさわってほしそう、遊びたそうな犬でも、必ず飼い主さんに
伺ってください。
犬のほうから近づくのを待ってあげたり、飼い主さんにどこをさわったら
喜ぶか、どこが嫌かをを聞いてからなでてあげてください。
ゆったりと思いやりをもって、犬と接してあげてくださればと思います。

以前私は、愛犬家仲間さんたちと、犬の接し方を小学校に伝えに行く
ボランティアをしていました。

子供が犬に噛まれる一番の原因は、飼い主さんが近くにいない、
犬が一匹でいる状態の時に噛まれるというものです。
つながれていたり、庭の柵の中で一匹でいる場合があります。
そういうときに、知らない子供が近づいてきてさわろうとして怖かったのかもしれません。
自分の縄張りを守ろうと威嚇して噛んだのかもしれません。
あるいは、子供が大声で叫んだり、手足をバタバタさせたり、からかったり、
走って逃げようとしたら、興奮して噛んでしまうことがあります。

放れている犬がいて怖かったら、騒がず、暴れず、走って逃げず、
出来るだけ静かにして電信柱のようにして、犬が立ち去るか、
ゆっくりその場を離れるほうが安全だと伝えていました。

犬にご挨拶したいときは、必ずそばに飼い主さんがいること、
許可をもらうことが大切です。
そして、犬自身が怖がっているときにはムリにさわろうとしないこと、
犬がゆっくり近づいてきたら、においをかいでもらって、そっと撫でて
あげるなどの方法を実地でしてもらいました。

その際の近づき方は、たとえ犬が好きでも、まっすぐ走っていく、
大声をあげたり、手をバタバタさせて走りよるは絶対にいけないこと、
ゆっくりと近づくようにお願いします。

犬の目をじっと見ることは怖がらせたり、威嚇につながることもあるので、そうしないでね、
(ちなみに野生のサルもそうです^^;)
また、上から覆いかぶさるような姿勢とか、頭からさわろうとするのも、
犬にとっては怖いことだよ、などなど・・・
犬の気持ちに添って仲良くなる方法を伝えていました。

犬同士を近づけるのは、これよりももっと注意が必要だと思います。
大丈夫と思って近づけても、いきなり吠えあいやケンカになってしまうことがあります。
たとえ顔見知りでも、その日の気分や、相手の犬があまりにもしつこかったら
ケンカになることがあります。
犬の気持ち、様子を見極めて、お互いに嫌な思いをしないように、
飼い主さんが気をつけなくてはならないと思います。

道路の反対側くらいで笑顔でお互いすれ違う、仲良し、顔見知りでも少しはなれた距離で
一緒に歩くなど、トラブルにならずに過ごせる方法はいくらでもあると思います。

この方法を散歩で会うみなさん、お一人お一人にお伝えすることはできませんが、
少しでも、怖がり犬と飼い主さんの気持ちをご理解していただけるとうれしいです。

また、この方法は、怖がりの犬だけではなく、明るくて元気いっぱいすぎる犬にも
いいと思います。
元気で人が大好きな犬は興奮しやすく、すぐに人に飛びついたりしたいほうです。
こういうとき、「あ~かわいい!」と大声で近寄って興奮させてしまうのは、結構
飼い主さんがしつけの面で直したいと思っている場合がありますから・・・
折角、飛びつきはいけないとトレーニングをしていても、会う人が喜んで飛びつかせて
いては、犬はどっちが正しいかわからなくなってしまいます。

明るい子でも、飼い主さんに「今、犬にご挨拶して撫でてあげていいか」を必ず伺って、
ゆっくりと落ち着いた形で撫でてあげられるように協力してあげてください。
そうすると、だんだんと人に飛びついたり、跳ね回ったりすることなく、落ち着いて
撫でられることが好きになって、飼い主さんも犬もうれしいと思います。

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人にも犬にも優しい町になるように・・・どうぞよろしくお願いします。












新しい家族が来ました②~犬の思春期 [犬のおはなし]

クッキーをお迎えしてから一週間。

ほぼ一日中接している私には3日で全身を触ったり、
歯磨きができるほど気を許してくれるようになりました。
猫のティナやクロネコのクーとも打ち解けて、他の猫とは
ゆっくりなじめば大丈夫になりました。

昼間は仕事で家にいない主人には、なかなかなじめなくて心配でした。
帰宅してから声をかけたり、夜寝る前の庭のトイレのときに、
一緒に歩いたりしているうちに、少しずつ距離が縮まってきました。
これなら大丈夫とみんなで納得して、クッキーを家族に迎えさせて
いただくことになりました。

保護主の北浦さんから、一緒にクッキーをレスキューしてくださった
たくさんのボランティアさんたちが喜んでくださったとお伺いしました。
みなさんのおかげで、こうしてクッキーと家族になることができました。
本当にどうもありがとうございます!

クッキーはやさしくて穏やかな子です。
うちにきて間もないのに、全身を触らせてくれたり、苦手そうでも歯磨きや
爪きりをさせてくれます。
トイレの失敗も無く、庭やお散歩でちゃんとしてくれます。
始めの頃は、なかなか庭でしてくれなくて困ったときもありましたが、
今はその心配もありません。

室内では家具へのいたずらもなくて、びっくりするくらいおとなしい子
だったのですが、家になれてきた頃、ちょっとやんちゃに
なってきました(笑)

目を離しているときに、漬物石を引きずって、棚の中から冊子を
引っ張り出してかじっていたこと二回。
ティナや私にじゃれてくるのがやんちゃすぎて、特にティナへは
じゃれ方が強すぎて心配かなと思うことも。

いたずらに関しては、棚の前に衝立でガードして大丈夫になりました。
じゃれ方に関しては、やんちゃが過ぎるときには注意するとすぐに
やめられるので、今ではティナともやさしく遊んでくれています(^^)
クッキーは本当にいい子だな~と思います。

そんなクッキーの一番困った点は・・・
散歩のときに、周囲の物事に敏感で飛び上がってしまうくらい
怖がりなことです。
朝、夕の散歩は交通量や人や犬に出会うことが多く、通勤、通学の
人や自転車もあります。
いろんなことにならしたほうがいいかと思っていたのですが、
段々と緊張したまま、ぐいぐい逃げるように引っ張るように
なってしまいました。
行きかう人や自転車、車や子供・・・クッキーの安全を考えて、
私も緊張してリードを握る手に力が入ってしまいます。

人が少なくなった山際の散歩道では、実に楽しそうにゆっくり
歩いたり、一緒に走ったりできます。
私の顔を見ながら、同じ速度で走ってくれて、リードもゆったり
歩けます。
クッキーのぐいぐい散歩はお互いにとって良くないし・・・

そこで、犬のトレーニングに詳しい友達のmiche*tete**さんに
電話で相談することにしました。

miche*tete**さんは、ゴールデンのアニーちゃんとトイプードルの
フランちゃんのときから親しくさせていただいています。
今は二代目のゴールデンのエイミーちゃんと暮らしています。
ご近所の犬の飼い主さんから信頼されていて、たくさんの犬と
飼い主さんの力になってあげていました。
私も何かある度に助けていただいています。

私の伝言屋ひまわりのサイトの写真は、すべてmiche*tete**さんが
撮影してくださった犬や猫さんたちです。

☆miche*tete**さんの写真ブログ
http://michetete.exblog.jp/

☆miche*tete**さんとアニーちゃんのセッションのご紹介
http://nijinofune.web.fc2.com/page/actaikendan1.html

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photo by miche*tete**さん
エイミーちゃんです。

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photo by miche*tete**さん
お散歩で

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photo by miche*tete**さん
お友達のCOCOちゃんと。

まず、miche*tete**さんが教えてくださったことは、クッキーはもうすぐ2歳。
犬でいう思春期の時期だということでした。
犬種によって違うそうですが、生後半年~3歳くらいまでが思春期に
あたるそうです。
その時期になると、今まで天真爛漫だった子が急に怖がりや防衛的や
反抗的になったり、男の子だったらなわばり意識やエネルギーがありあまった
行動になるなど変化が出てくるのだそうです。

中学生になったら、男子も女子も気持ちが不安定になったり、
多感になったり、エネルギーをもてあましてしまうという表現に
なるほどと納得しました。

大人になりかけの心も体も不安定になる時期は、人間ばかりではなく、
犬にもあるというのは、新しい気づきでした。

miche*tete**さんのエイミーちゃんもちょうどその時期で、細やかに
丁寧に無理させないように接してあげていると聞きました。
「クッキーもきっとそうだから、今は無理させないでゆっくりでいいと思うよ。
何より、心のキャパシティを超えないように焦らず、ゆっくりとね。」
と言ってもらえて、心からほっとしました。

そして、ココアが1~2歳頃、私も相当苦労したのを思い出しました。
手が千切れそうになるくらいリードを引っ張って歩くし、急に気難しくなって、
人見知りや犬見知りをするようになりました。
縄張りにも敏感になって、いろんな物事に敏感に反応して、今の
クッキーのように驚くと後ろにびょん!と飛び退ったり、逃げようとしていました。

・・・なんだ、ココアも思春期があったじゃないか。
晩年の穏やかさで、つい忘れていましたが、感じやすくて大変な時期がありました。
でも、3歳を過ぎたら、ココアは大人になって落ち着き、お互いが信頼できるようになり、
5歳の頃にはいいパートナーになれていました。

miche*tete**さんから、沢山のアドバイスをいただき、それを活かすように
散歩や日常生活の接し方を変えていきました。
散歩は、人や交通量が少ない時間帯に変えました。
何より私とクッキーが安心できること、楽しいこと、ふたりの絆を深められる
ことを一番に考えました。
社会化や、いろんなことになれるのはその先でいいし、私たちの絆が
深まったら、だんだんと大丈夫なるとmiche*tete**さんが教えてくれました。

すると、クッキーの表情が和らいで明るくなりました。
散歩道では、ゆっくりとすれ違う人や、自転車、車に落ち着いて歩けます。
無理に触ろうとしたり、声をかけようとする人には、先にお願いをして、
私たちから少し離れた場所で立ったまま、おはなしさせてもらうようにしました。
クッキーにとっては、目の前にかがまれたり、覗き込まれたり、触ろうと手が
くることが怖いんです。
でも、立ったままやさしく声をかけられたり、にこっとしてもらうのは
安心できるようで、私のそばで落ち着いていられるようになりました。

何度かそうやってはなした方とは、もっと近くで話せるようになったり、
大人しいおじいちゃんの黒パグさんとご挨拶までできるように
なりました。

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散歩道では、もっと笑顔を見せてくれるようになりました(^^)

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家でももっとリラックスするようになり、のびのびとしています。

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ティナは、クッキーのおなかの間にのしのし入っていって・・・

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丸くなってしまい・・・

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最終的にこう・・・(^^;)

私とクッキーには、まだまだ乗り越えなくてはならないことが
たくさんあります。
でも、クッキーの思春期を大切に過ごし、自然に大人になれるのを
待とうと安心することができました。

最近感動した本があります。

「波乗り介助犬 リコシェ ジュディ・フリドーノ
ゲイ・プファルツ・著」

ゴールデンのリコシェが、介助犬に向いていないと落胆した飼い主のジュディが、
思いがけず、リコシェにサーフドッグの才能を見抱いたときの文章です。
その後、リコシェは心や体に癒しを必要とする多くの人たちを
支え続けることになります。

「わたしが訓練した小さな子犬にはやはり才能があったのだ、と
心の底から確信した。
つらかったこの数ヶ月の間、きつく接してきたことへの罪悪感が薄らぎ、
考えがまとまってきた。

できないことを強要するのではなく、できることに集中しよう。
リコシェを他の犬のようにしたりはしない。
ありのままで、もっとも輝けるようにするのだ。

私は人間の親子のことを考えた。
子犬と同じように、子どもにも早いうちから個性が備わっていて、
少しずつ自分の姿をあらわしていく。
けれどもし父親が、お絵描きしたい子供にスポーツを押しつけたら
どうなるだろう?
本当は木登りや外遊びをしたい娘に、母親が新発売の人形で
遊ぶことを無理強いしたら?

こういった場合、子どもは早いうちから親の期待を背負わされ、
親は生まれる前から用意していた型にはまるよう、子どもに強いるのだ。

どんな魂を持っているのか、どんな道に進みたいのかに注意を
払うことなく。運命の道があるかもしれないのに。
人は誰でもそんな期待を持っていて、犬に対しても同じだ。
競技で活躍する犬がほしい人も、介助犬をほしい人も、
ペットをほしい人もいる。
けれど、実際どれくらいの人が、犬自身に何をしたいのか
考えているだろうか?

それに気づいたのが、わたしとリコシェの曲がり角だった。
やらなければならないことがはっきりすれば、あとは簡単だった。
答えは最初から決まっていたのだ。
ありのままのリコシェを認めて、型にはめたり、できないことを
強要するのはもう終わりにする。
そのままで完璧なのだから。
「欠点だらけで完璧なリコシェ」とつぶやいて、わたしは微笑んだ。」

私もココアが5歳になるまでトレーニングを続けて、ココアを老人施設や
小学校のふれあい活動に参加させたいと思っていました。
でも、ココアの怖がりや人見知りは直らず、結局その道はあきらめました。
けれど、いったん退いて見えてきた、ココアの素晴らしさを14歳半まで
味わえることとなります。

小さなものへの穏やかさ、あたたかさ、やさしさ。
言葉が無くても気持ちを汲み取ってくれる細やかさ。
私を一心に愛してくれるまなざし。

それは、ココアを型にはめようとしていたら見えなかったと思います。
クッキーもきっとおんなじ。
怖がりで、人見知りで、欠点だらけでそして完璧な。
犬らしい明るさとやさしさをいっぱい持った素敵なクッキーです(^^)












新しい家族をお迎えしました① [犬のおはなし]

昨年12月に愛犬ココアが天国に旅立ちました。
その後、猫のティナと一緒に犬のいない毎日でした。

穏やかな日々でしたが、ティナがすごく寂しそうで(私もでしたが^^;)
甘えん坊とやんちゃがパワーアップ!
ココアのあいた穴は大きかったです・・・
あたらめて実感&感謝の日々でした。

私自身とティナのためにも、前向きに新しい犬をお迎えすることを
考え始めました。
家族にも相談し了解をもらえて、里親を募集している犬の記事を
色々見てみました。
何より猫と仲良くできそうな犬・・・なかなか難しそうでした。

そして・・・沢山の里親募集記事の中で、一番気になって、
気に入ったワンちゃんがいました。
名前はクッキーちゃん。
1歳半ほどの真っ黒のMIX犬で、体重が8キロと小柄ですが、
ほっそりとした体型や雰囲気がどことなくココアに似ています。
性格やプロフィールなどを読んで、猫と仲良くできる可能性が
あるかもしれない・・と感じました。
何より、ひと目見て私が好きだな~と感じたワンちゃんでした。

そして保護主さんを見ると・・・ヨコハマドッグレスキュー(YDR)の北浦さんでした。
昔、北浦さんの著書を読んだことがあり、その活動に感動したことを覚えています。
私のような者が里親の問い合わせをしていいものだろうか・・・と最初に思ったのが
正直な気持ちです。

北浦さんのブログのクッキーちゃんの記事や活動内容、里親について色々読みました。
何日かうんうん悩み、再び家族に相談し、ようやく決心をかためました。
北浦さんには手紙で問い合わせ、まだクッキーちゃんが里親さんが決まって
いないことを知りました。

クッキーちゃんは、事情があって、南国のセンターに姉妹で処分に出されてしまった犬でした。
沢山のボランティアさんの善意で、飛行機や陸路を遠路はるばる伊東のYDRまで
やってきたそうです。
前の飼い主さんは、クッキーちゃんたち姉妹と他の犬を室内で自由に飼って
いたそうですが、1歳近くまで外に出た経験がなかったそうです。
YDRさんのところで、やっと北浦さんや仲間の犬さんと外に出たり、のびのび
過ごすことができるようになりました。
前の飼い主さんと北浦さんしか知らないので、初めての物事には怖がったり
するだろうから、ゆっくり慣らしていく必要があるそうです。

そして、何度かメールでご相談をさせていただき、2月上旬にクッキーちゃんに
会いに行くことになりました。その間、北浦さんはクッキーちゃんを猫部屋に
連れて行って、少しでも猫慣れするようにしてくれました。
猫のティナとなかよくなれるかどうかが鍵だったので、特別に一週間のトライアル
期間をもうけてくださることになりました。

伊豆はまだまだ寒く、雪が降ったり路面が凍結する可能性があったので、
大事をとって一泊でゆっくり行くことにしました。

YDRの伊東ハウスは湖のそばにあります。
到着してから、主人と湖を散策していると、台湾リスがいました!

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げっ歯類大好きな主人は大喜びしていました(笑)

それから、伊東ハウスにお邪魔しました。
たくさんの保護犬さんが出迎えてくれました。
人なれしているソーセージ君やシリウス君はそばに来てくれて、
肝心のクッキーちゃんは、怖がりのようで遠くから見守っています。
北浦さんとおはなしをしていたら、ちょっとにおいをかぎにきてくれました。

一緒に過ごしている仲間の犬さんたちと散歩に出てみることになりました。
私がクッキーちゃんのリードを持ち、北浦さんは数頭の犬と一緒に歩きました。
仲間と離れてちょっとへんだな・・という顔をしながらも、散歩が楽しくて
はしゃぐクッキーちゃん。
結構やんちゃで、ぐいぐいリードを引っ張ります。
この日は顔合わせとお散歩をさせていただいて、その日は宿に戻りました。

翌日は、里親になるにあたっての大切なお話を伺って、クッキーちゃんが
使っていたものや先輩犬からの貴重ないただきもの、北浦さんからの
いただきものなどを車に積みました。

これから一緒に暮らすということで、北浦さんが抱っこの練習を
させてくれて、最初に主人がチャレンジ。
主人もこわごわと不安で、動きも挙動不審だったので、余計に怖がらせて
しまいました。
リードいっぱいに逃げてようとしています。
抱っこした瞬間にカプっと噛まれてしまいました(^^;)
その拍子にリードを放してしまい、クッキーちゃん逃走・・・
大慌てで追いかけましたが、私たちではダメで、北浦さんが呼び戻してくれて
大丈夫でした(^^;)

傷のほうは大丈夫で、消毒してもらい、今度は私がチャレンジ。
やっぱり怖がらせてしまうので、北浦さんにしっかりアドバイスをいただき、
私は成功しました。
次に、主人がまた挑戦。頑張って成功しました。
記念撮影をしてくださったのですが、お互い笑顔がかたいです(^^;)

車に乗るときも、クッキーちゃんが嫌がったので、私ががっと抱っこして、
ばっと乗せてしまいました。

クッキーちゃんのように、社会化の勉強がまだまだで、相当の怖がりさんの場合、
逃がしてしまったら絶対につかまらない危険性や、こちらが不安にならずに
思い切って抱っこできるようでなければ、北浦さんも安心して任せられなかった
と思います。
なかなかハードルの高いお見合いでしたが、一番大変な部分を練習できて
よかったと北浦さんもおっしゃっていました。

本当に私たち、大丈夫だろうか・・・でも、ここで頑張らなくてどうする!という
思いで出発しました。
道中もクッキーちゃんは緊張しどうしでしたが、隣で声をかけてなでているうちに
少し落ち着く場面もありました。

家に到着し、家の周りを少し歩いてから、二階の部屋にクッキーちゃんの
居場所を作りました。

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目が届かないときは、YDRさんにいたときと同じように係留しておいたほうが
安心ということで、漬物石に係留しています。
緊張しながらも、やれやれ・・という感じのクッキーちゃん。

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来た当初は、私たちにはまだビクビクでしたが、なんと、猫のティナとは一晩ですぐに
打ち解けてしまいました。
ティナがどんどんクッキーちゃんに近寄っていって、ベッドに入り込んでしまいました。
クッキーちゃんは「???」という感じで、この堂々とした猫のペースに
すっかりはまってしまい・・・
さすがティナという感じです。

ティナは一番最初の里親さんの犬さんたちともその日に仲良くなり、
遠くに遊びに行って帰ってこなくなったときは、見知らぬ御宅の
シェパードさんと犬小屋で一緒に寝ているところが見つかった逸話があります(^^;)
そして、我が家に来たその日にココアと一緒に遊び、寝るようになりました。
クッキーちゃんもすっかり、ティナマジックにかけられています(笑)
心配していた第一歩もティナのおかげで幸先のいいスタートを切ることができました。

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つづく。







愛犬ココアが天国に旅立ちました。 [犬のおはなし]

みなさん、こんにちは。

愛犬ココアの体調が心配で、早めのお休みをいただきました。
ご心配をいただいたり、応援をしてくださったみなさん、
本当にどうもありがとうございました。

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実は12月22日の夕方、ココアが天国に旅立ちました。
7月からずっと足のガンで闘病中でしたが、経過は良好で、
最後まで自分の足で 歩くことが出来、毎日のお散歩や
いろんなところにも出かけました。

12月に入ってから、体がだるそうになり、数年前からの心臓病が
進行してしまって旅立ちました。
私もココアは年を越してもう少し元気でいてくれると思ったので、
12月中旬に入ってからの体調の急激な下降にびっくりしました。

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ティナちゃんは、ずっと付き添って励ましてくれました。
ティナちゃんのおかげで、一旦危ない時期を脱して、一週間元気で
過ごしてくれました。

心臓の症状があっても元気でいてくれて、ガンのほうも調子が
よさそうで、精一杯頑張ってくれたと思います。
14歳半の生涯でした。

子犬のときから診てくださっていた先生や、動物病院のスタッフのみなさんは、
最後まで手厚く看護をしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
私もココアも、先生やみなさんに看ていただけて幸せでした。
本当にどうもありがとうございました。

ココアは、先代犬ノエルが旅立った後、ノエルそっくりの姿で出会って、
運命を感じてお迎えした子でした。
その後、ノエルとのお別れの悲しさを支えてくれました。

散歩道で出会う虫や野鳥にもやさしくて、鼻でそっと虫を示してくれたり、
そばでもじっとして、決して脅かしたりすることはありませんでした。
野鳥も私たちのそばまでやってきて、かわいい姿を見せてくれました。
私が写真におさめた虫たちの写真は、ココアのリードを持ったまま撮影したものばかりです。

私がアニマルコミュニケーターになってからは、必ずセッションの傍らに寄り添い、
おはなししてくれる動物さんや、通訳する私を助手としてサポートしてくれました。
7月に病気がわかってからは、助手を引退してもらい、ゆっくり過ごしてもらいました。
HPのココアの写真を外したのはそのためです。

今は、ココアの散歩道を一人で散歩していますが、後ろを一緒に
歩いてくれたり、寝るときもそばにいてくれます。

先日、主人の夢にも元気な姿で会いに来てくれました。

気持ちのいい草原に鐘を鳴らす場所があって、女の子たちが鐘を鳴らしていたそうです。
主人と私はそれを見ていたそうですが、元気な姿のココアが走っていて、へっへっへと
笑いながら女の子のところに行って触ってもらっていたそうです。
生前から女の子が大好きで、スカートに鼻をいれるすけべわんこだったので、
まさにココアだと思いました!(笑)
今頃、女の子たちにもかわいがってもらっていると思います。
多分、ちょっと遅れたクリスマスプレゼントです。

寂しいですが、あたたかい気持ちのほうが大きく感じられます。
ゆっくりとココアのぬくもりや思い出を抱きしめて、過ごしていこうと思います。

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ティナちゃんとは本当に仲良しでした(^^)
ティナちゃんは前の猫(ココアが子犬だった頃に仲良しだったおじいちゃん猫)の
生まれ変わりです。
ココアが旅立つときにそばにいるために来てくれたような気がします。
そして、今は私たち家族を支えてくれています。

動物たちの愛は限りなく深くて、おおきいです。
この思いを胸いっぱいに抱いて、これからも過ごしていきたいと思います。

みなさんもよいお年をお迎えください。

追伸:新年からのセッションは、七草粥の日が過ぎた頃にあたらめて
    お知らせさせていただきます。

ココアを抱っこで階段上り下り [犬のおはなし]

前日の記事で、ココアを犬用抱っこ紐で階段を上り下りしていると書きました。

大型犬用抱っこ紐には大変お世話になっています。
こちらです。http://www.retriever.org/shop/kaigo/mb_dakkohimo.html

この抱っこ紐で立ったまま階段を上り下りするのは怖かったものですから、
自分なりに工夫してみました。
その方法がちょっと変わっているので書いてみます。

ただ、この方法は犬がおとなしく抱っこされることが前提なので、
怖がって暴れたり、動いてしまう場合は危険なので真似しないでください。

我が家の階段が急だったため、ココアが3歳まで抱っこ紐なしで私が
抱いて上り下りしていました。
そのためココアは抱っこに慣れています。

3歳~12歳までは自分で上り下りしてくれていましたが、だんだんと
後ろ足を踏み外すなど心配になってきて、2年ほどこの方法にしています。

スポーツタイプのヒッププロテクター(スノーボード用品などにあります)
と膝あて、腰痛予防のコルセット(私は腰痛もち^^;)を着用します。
ヒッププロテクターと膝あてを使うようになったのは、一度ズボンのおしりが
破けたからです(笑)

ココアに抱っこ紐を着用します。
膝抱っこ用に持ち手などの長さは短めに調整しておきます。
階段の一段目に腰掛け、抱っこ紐のもち手を右肩にかけ、「よいしょ!」の
掛け声でココアを膝に前抱っこします。膝に伏せの状態で抱っこされます。
このとき、ココアは抱っこする私の目線から見て頭が左向きです。
後ろ足はだら~んですが、階段に引っかからないようにちゃんと縮めてくれています。
膝の上なので、ココアも首やお腹などを圧迫されすぎなくて楽なようです。

右手でしっかりとココアを抱き、左手は階段を支え、立ち上がる力を
使って、左手と両足の力で一段ずつ後ろ向きにおしりから上っていきます。
下りるときは前向きに、この逆の方法で下りていきます。

この方法だと、膝の上で安定していますし、低い位置なのでココアも
私も怖いことなく、ゆっくりと上り下りができます。
2年ほど続けていますが、今のところ私の腰痛が悪化したことはありません。
ココアも急な階段を上り下りしなくなって安心になりました。

<安全のためのご注意>


 ここでご紹介している内容は、ココアと私にとっては合っていますが、
 他のみなさんやわんちゃんにとってはどうかわかりません。
 あくまで私たちはこういう方法ですということで、みなさんにこの方法を
 推奨しているわけではありません。
 犬を抱いての階段の上り下りは、万が一の転倒などがないとも限りません。
 飼い主さんご自身はその子その子に合うように安全性を考慮して、
 くれぐれも注意なさってください。



時にはちょっとおバカになること1 [犬のおはなし]

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愛犬ココアっちも14歳になりました。
最近、ココアが子犬だった頃や、しつけやごはんで困っていたとき、どうしていたかなと
振り返る機会があり、そ~だったなあ、こうだったなあと思い出しています。

そこで、飼い主としてはすご~くおバカなのですが、ココアがのってくれて
うまくいったことをいくつか書いてみたいと思います。
同じことで悩んでいる方のお役に立てるかどうかは・・・ちょっとわかりませんが(^^;)

☆食が細くてごはんを全部食べてくれない作戦


ココアが1歳の頃から夕ご飯のみ手作りごはんにしています。
朝はドッグフードにスープです。
当時から須崎動物病院の先生の手作りごはんの本を参考に、頑張り過ぎない
アバウト手作りごはんを作りおきしてあげていますが、今のところ元気に
過ごせています。栄養バランスは・・・深く考えていません。
きちんと考えていらっっしゃるみなさん、ごめんなさい!!
ですが、このアバウトさ加減が長続きの元でした。

そんな感じで始めた手作りごはんですが、最初の頃はなかなか全部
食べてくれなかったり、常にふりかけのようなトッピングを要求されたり・・と
悩む時期がありました。トッピングをかけかけあげたり、しまいには手で最後まで
食べさせたりとか・・・
結局、私のほうがごはん時間に憂鬱になっていたのですが、これではいけないと
思い立ち、とにかくごはん時間を楽しくしようと思いました。

まず、ごはんを持ってくるときに鼻歌を歌い、実に楽しそうに登場♪
なかなかごはんの器を見せずにもったいぶる。この世で一番のごちそうを持っているか
のようにうきうきとして(ここは本気で演技)、お行儀が悪いのですが、ごはんの
香りをたっぷりかぎ、「ふ~ん」とため息をつき、おおげさに舌なめずりを繰り返します。
ここまで器を持ちながら、あっち行ったり、こっち行ったりしながら相当じらします。
ココアは「なんかものすごい美味しそうなもの!?」と期待満々でついてきます。
そして、仰々しくごはんを置いて、「よし!」で食べさせるとすごーく喜んで
食べてくれるようになりました。

食が細かったので、少なめの量でも全部食べてほしかったのですが、後半になると
ちょっと残そうかなというそぶりがみられます。
そのときは、ごはんのお皿が空でなめてピカピカになったイメージを想像し、
私がすごーくうれしくなってほめているイメージをココアに送ります。
ココアはそのイメージをうけとって、ちょっと首をかしげて考えるのですが、
最後までちゃんと食べてくれるようになりました。
もちろん、イメージどおりに洗ったようにピカピカのお皿になり、たっぷり
ほめてあげました。
こうして、相当おバカな食事タイムが続きましたが、今では鼻歌や舌なめずり、
お皿のイメージ送りなしでも、お皿はピカピカです!

☆応用編


おもちゃを飽きさせない方法にも使えます。
ナイラボーンやコングなど、水洗いできるおもちゃは、遊び終わったら
洗ったほうがフレッシュな気持ちで犬が遊べるよ~とアドバイスをいただいた
ことがありました。確かにそう実感します。
そして、おもちゃをあげるときも、ごはんのときのように宝物を持っているかのように
ふるまって、私がにおいをかいだり、部屋の隅で隠れて見ていたり、ココアにあげたく
ないようにもったいぶって持ち歩いてから渡したら、喜んで遊んでくれます。
こういうやりとりも楽しいみたいです。

この行為で犬が興奮しすぎて、飼い主さんにがぶがぶしたり、飛びつきすぎたり、
強引におもちゃを奪おうとするのはよくないと思います。

ある程度興奮をコントロールできて、ちゃんと待てやお座りができるようでしたら、
ごはんやおもちゃや遊びの中で、飼い主さん自身が童心にかえって、
犬の目線でワクワクおバカになってみることは楽しいですよ!

ココアを別室で待てさせて、引っ張りっこのおもちゃを隠し、「探せ!」で探して
持ってきてもらいます。頑張って探すのはワクワクするみたいです。
ココアは諦めやすく、淡白なほうなので、割と簡単に探せる場所にしてあげるのが
ポイントです。
失敗したら、ある場所まで誘導していって、ここにあったねと教え、今度はもっと
簡単な場所で成功できるようにします。
ちゃんと持ってこれたら、うんとほめて、引っ張りっこで遊んであげます。
「また探せをやろう!」と言うと、引っ張るのをやめて「隠して!」と座って待ちます。
そうやって数回探せ&引張りっこをやって遊んでいます。
失敗させずに成功で、ココアが飽きないうちにおしまいにしています。

犬との遊び、飼い主さん自身が楽しんで、色々やってあげると
なかなか楽しいですよ(^^)

☆うれション編


ココアは子犬の頃からトイレのしつけは割りと上手にできました。
本当なら室内トイレを覚えてもらったほうが、老後の介護にも助かるのですが、
ココアが来た当初、同居の義父母の希望で家の中のトイレなど言語道断というわけで、
常にトイレは外に連れて行っていました。
子犬のときは、朝起きて~ごはん前、ごはん後~遊んだ後~と一日8~10回外へ(笑)
それがココアには楽しかったらしく、リードをつけて外にトイレに出るとき、うれしさの
あまり耳が後ろにぺた~んと寝て、はりきり耳になっていました。

今は一日4~5回に落ち着いて、階段は上り下りが大変なので、私が抱いて上り下りしています。
大型犬用抱っこ紐には大変お世話になっています。

こちらです。http://www.retriever.org/shop/kaigo/mb_dakkohimo.html
毎日、結構いい筋トレになっています。(ココア20キロ)
膝に抱っこした状態で、おしりをで一段ずつ上り下りしています。
この方法は翌日のブログにUPします。

すっかり余談になってしまいました。
トイレの失敗はほとんどなかったココアですが、
主人が帰ってきたり、大好きな人が会いにきてくれたときのうれションだけは
5歳頃まで治りませんでした(笑)

そこで、かわいそうだったんですがうれションをしてしまったときに、
「もう大人になったから、うれション卒業しようね!ちょっと恥ずかしいな~」と
言うようにしました。言葉でもちゃんと伝わりますよ。
しかるのではなく、出ちゃったときに笑顔で「仕方ないねえ、でも大人だから
ちょっと恥ずかしいね。」と繰り返したら、すぐに頑張って治すように努力したらしく
なくなりました。
『僕、もうおしっこ出ないよ!』と得意げです。
これは、親ばかですが、とてもかわいらしくてきゅ~っと抱きしめくなる思い出です。

犬と暮らしていると、この子とだからできる遊びや心のやりとりがたくさんあります。
この子のよいところ、ちょっと困ったところもいっぱい見つけて、この子だからと
受け入れながら、笑顔で楽しく、時にはおバカになりながら、一緒に乗り越えていって
くださいね!
それがシニアになったときに、深くてあったかい絆になっています。

犬と人と心と [犬のおはなし]

静岡県立こども病院のセラピードッグのベイリーのことは
お隣の奥さんから聞いて知りました。
お隣さんは市内の病院の看護師さんです。

先日、本屋さんでベイリーの本を見つけて読み始めました。

☆ベイリー、大好き  セラピードッグと小児病院のこどもたち

ベイリーはハワイのHCIという障害を持つ人が自立した生活ができるよう、
サポートするための犬を育成するトレーニングセンターからやってきた
犬だそうです。

シャイン・オン!セラピードッグ・プログラムで日本に迎えられたベイリーは、
ハンドラーの森田さんとともに日本初の病院に常勤するセラピードッグとして
スタートしたそうです。
森田さんとベイリーはたくさんの子供さんとご家族に愛と勇気を与えて
くれているそうです。

今朝、たまたまベイリーの番組が放映されていて、その活動を観ることが
できました。
ベイリーに触れて輝くような笑顔を見せてくれたお子さん達に感動しました。

恥ずかしながら、私はお隣さんに教えていただくまで全然ベイリーを知りません
でした。
ベイリーを知ることができて本当によかったです。

11年前に亡くなった私の愛犬ノエルは動物ふれあい活動で老人ホームのお年寄りを
月一回訪問させていただいていました。
人と動物がふれあうことで生まれるあたたかさをノエルを通じて教えてもらいました。
散歩中も大好きな小さな子がいると、重石のようにお座りして触ってくれるのを待つ子でした。
ベイリーのおかげで久しぶりにそのときのことを思い出しノエルと話してみました。

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photo by chihiro ノエルです。

ノ「お母さん、ここだよ。私だよ。」

私「ノエル、元気だった?」

ノ「いつもお母さんのそばにいるよ。」

私「本当にありがとうね。
  ノエルに聞きたいんだけど、犬が人を癒してくれること、
  人と一緒にいてくれることについて。」

ノ「犬は人を癒すことを仕事とは思っていないの。
  私はただ愛を伝えるためにそばにいた。
  笑顔があればいい。それだけだったの。

  私は小さな子もお年よりもみんな大好きで、
  私の大きな体が怖かった子も、私の心が
  あったかいってわかってくれた。
  そして みんなと友達になれたの。

  みんな、動物はそうやって自分の中に
  持っている愛を犬の魔法でおすそ分けしているだけ。

  どんなに動物が好きな人でも
  犬の心がわからない人には
  私たちは心からの魔法は使えない。

  私たちは心と心がふれあえたとき
  それが本当にクリアで光に満ちたときに
  本当の奇跡が起こるんだよ。
  ベイリーの仕事はそういうものだと思う。

  みんながベイリーを見て心と心が
  通わせられるといいよね!

  どんな動物でも愛を学ぶためにここにいるの。
  どんな人ともいろんな形で心の交流と愛を
  伝え合えるはず。

  私のように人が大好きな犬も
  少しずつなれようとしている犬も
  人を怖がって様子をみている猫も
  野に住む鳥も みんな。

  命はみんな愛を学ぶために
  ここにいるんだと思うよ。

  そしてまた次に生まれ変わっていくのよ。
  そのときに芽生えた愛は絶対に次に
  いかされていくの。

  私たちは愛の花束をいっぱい携えて
  人生の旅を続けていくんだわ。
  みんなにその花を届けながら。」


私の今の愛犬ココアはちょっと人見知りでふれあい活動向きでは
ありませんでした。
しばらく頑張ってトレーニングを積んでみたのですが、
ノエルのようにのびのびと楽しんで活動ができそうになく、
今はふれあい活動はしていません。

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photo by chihiro ココアです。
 
けれど、ココアはとても家族思いのやさしい子です。
その子なりの個性と愛情で私たちのそばにいてくれる
動物たち。

みんなみんな自分なりの方法で愛を学びに来てくれて
いるんですね。
そして、私たちのほうが彼らから愛を教えてもらっているの
かもしれません。

森田さんとベイリーと子供さんたちを見て
そう思いました。


千尋のアニマルコミュニケーションサイト
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