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11月20日に天国のどうぶつのおはなし会を開催します。 [にじのえほんのおはなし会]

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定員になりましたので、募集を終了させていただきます。
ご参加いただき、どうもありがとうございます。



天国にいったあの子はどうしているかな?
同じく大切な動物を亡くした飼い主様同士で、
思い出を話したり、気持ちを分かち合ってみませんか?



日時:2017年11月20日(月) 13:30~16:30
場所:JR静岡駅からバスで15分ほどの公民館
   (場所はお申し込み時にお知らせいたします。)
参加費:2500円
(アニマルコミュニケーション、お部屋代・お菓子代が含まれています。)
定員:3~4名様


お一人ずつ、20分くらい天国の動物さんのおはなしをしていただきます。
そして、1頭の動物さんへのご質問をひとつお伺いして、
アニマルコミュニケーションでお答えいたします。
動物さんからのご答えをみなさんと一緒に分かち合います。
(ご質問はみなさんに聞いていただいてもいい内容でお願いいたします。)
みなさんと天国への動物さんからのメッセージを分かち合って、
心が慰められたり、少しでも明るいお気持ちになっていただけたら嬉しいです。

前回の天国のどうぶつのおはなし会の記事です。
ご覧になっていただけると嬉しいです。

☆天国のおはなし会を開催しました。
http://nijino-ehon.blog.so-net.ne.jp/2017-08-15



みなさんのご参加を心からお待ちしています(^^)

天国のどうぶつのおはなし会を開催しました。 [にじのえほんのおはなし会]

ご家族やご親戚のみなさんとお盆をゆっくり過ごされましたか?

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我が家には帰省してくる親戚はいなかったのですが、
迎え火を焚いた夕方、一昨年に亡くなった愛犬ココアが
帰ってきました(^^)
台所で後片付けをしていたら、ココアがにこにこしながら
通ったのが見えて、よく見たら黒猫のクーでした。
ココアに「帰ってきたの?」と聞いてみたら
「迎え火にあわせて帰ってきたよ~♪」とのことです。
クーにちょっと体をかりて、私にはっきり見せてくれたそうです(^^)
クッキーのことを「いい犬だね」と褒めてくれました。

お盆は彼岸と此岸の距離が近くなるとき。
みなさんの天国の動物さんたちも里帰りをしてくれているかもしれません。

先月のご報告になりますが、7月22日(土)に天国のどうぶつの
おはなし会を開催しました。
初めての試みだったので、セッションをうけてくださったお近くの方に
お声をおかけしました。
あっという間に定員になって、本当にありがたかったです。

天国に動物さんがいるご家族のみなさんとご一緒に、思い出を語り合ったり、
それぞれおひとつずつアニマルコミュニケーションの質問にお答えして、
その内容をみなさんで分かち合ってみようという会です。

いつもセッションをうけてくださっている公民館を午後からかりて
開催しました。
参加してくださったみなさんは、ダックスさんの飼い主のK様ご夫妻と
シェパードさんの飼い主のロンママ様、犬さんと猫さんの飼い主のN様、
ダックスさんとインコさんの飼い主のM様です。

みなさんにそれぞれの動物さんの思い出のアルバムをご持参いただいて、
15分くらい動物さんのご紹介や思い出をおはなししていただきました。
アルバムを覗き込んで、楽しくおしゃべりしたり、天国に旅立つときの
おはなしには、お互いの気持ちを思って涙したりしました。

N様は動物さんが旅立つとき、「思い出のアルバム」という歌を
歌ってあげるのだそうです。
幸せだった思い出が走馬灯にように駆け抜けていって、天国への
道がお花畑に見えて、とても嬉しかったと猫さんがおはなししてくれました(^^)

お一人の方のおはなしが終わった後、その子に聞いてみたいひとつの
メッセージを動物さんにお伺いしてお伝えしました。
どのメッセージも、今は天国で元気にしていること、そしていつも
ご家族のみなさんの幸せを願ってくれていました。
今の生活のことをちゃんと見てくれていて、ご家族のご健康やお仕事、ボランティア
活動のアドバイスをしてくれた子もいました。
今も一緒に生きてくれているんだな~と感じられるひとときでした。

みなさん、大切な家族をお見送りした経験があるからこそ、それぞれの
体験に共感できて、あたたかい時間をご一緒することができました。

ご参加いただいたみなさんからのご感想です。

==========================

皆様の動物に寄せる熱い思いのお話を聞いていて感動しました。
動物に対する命の尊さを思っていることを感じました。
共通の思いを持っている皆様とお会いでき、嬉しかったです。
          (ダックスさんとインコさんの飼い主 M様)

飼い主をやはり細かく見てくれているんだなと思いました。
亡くなった後もこうして見守られていることを知ると、
繋がりを強く意識します。
夫の工場をきれいにする様子をほめてくれたときは嬉しかったです。
私も二人三脚で支えていこうと思いを強くしました。
「最期」の迎え方でとても参考になりました。Nさんの歌で見送る
という方法、とても画期的です。次は私もやってみたいと思いました。
Kさんのご主人が参加してくださり、この会がぐっと拡がりを持ったと
感じました。
私も子供にロンの最期を会わせない選択でしたが、見せて「もうあんな
可哀想な事は見たくない!」と感じる子がいたかもしれないので、
今後の宿題の一つにしました。
私は先日、今の子(柴犬さんです)とアイコンタクトがばっちりとれたとき、
心から犬を飼う愉しみを見つけました。
その体験は、死別のときとは次元の違うもの。
先入観にとらわれず、育てていきたいと願っています。
            (シェパードのロン君の飼い主 ロンママ様)

いつも気持ちの中にはありましたが、口に出したことは少なかったので、
貴重な機会をいただきました。
実際に動物がそばにいるような心温まる会でした。
            (ダックスさんの飼い主 K様)

今でもそばで見守ってくれていることが嬉しかった。
毎回教わることが多く、心に響く言葉で、他の誰かに言われるよりも
素直に受け入れることができる。
私が成長するために欠かせない存在だと思う。
どの動物のお話もとても興味深く、ずっと飼い主を支え続けている
事に感動した。亡くなった事はとても悲しい事だけど、みんなで
話すことによって、癒され救われると感じた。
           (ダックスさんの飼い主 ユユ様)

楽しかったこと、悲しかったこと、最期のお別れの時の事、
色々と思い出されました。
お別れの時、歌った歌を覚えていたことにすごくびっくりです。
こんなに嬉しいことはないですね。おはなししていただいて、
ほんとうによかったです。
他の方のおはなしを聞かせていただいて、さようならしなくては
ならない事の悲しさ、みなさん一緒で、乗り越えるのは大変なんだと
思いました。
そして、皆様で語りあうことで、乗り越えられるように思いました。
             (犬さんと猫さんの飼い主 N様)

今までは一つ一つのセッションを一対一でさせていただき、
みなさんでお気持ちや小さなメッセージを分かち合うことは
ありませんでした。
初めての試みで緊張しましたが、思った以上に喜んでいただけて、
終わった後のみなさんの笑顔が素敵でした!
心がほかほかあったかく、幸せいっぱいの気持ちになりました。
天国の動物さんたちも喜んでいてくれたと思います(^^)
ご参加していただいたみなさん、本当にどうもありがとうございました!

これからも時々、天国いる動物さん、今一緒にお暮らしの動物さん、
そして自然の動物さんなど、いろんなおはなし会を開催していけたらと思います。
そのときは、こちらでお知らせさせていただきます。
ぜひ、ご参加なさってみてください(^^)
お待ちしています。










自然のいきもの~なぜ?なに?リクエストを募集中! [にじのえほんのおはなし会]

追記:現在、募集は締め切らせていただきました。
応募いただいたみなさん、どうもありがとうございました!

======================

お待たせしてしまって申し訳ありません!

にじのえほんでは、ブログを読んでくださっているみなさん、
自然や野のいきものが大好きだというみなさんに、
おはなしリクエストを募集します。

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姿を見せてくれた小さなカナヘビさん

<自然のいきもの~なぜ?なに?リクエスト>


みなさんが普段接している、TVの中で知っている
野のいきものに聞いてみたいことはありませんか?

にじのえほんでは、リクエストをいただいたご質問を
いきものに聞いてみて、ブログでご紹介いたします。
応募は夏休みの子供さんでもOKです!
その場合はご両親様が代わって応募してくださいね。

☆対象のいきもの

・自然界で生きているいきもの
 哺乳類、鳥類、魚類、爬虫類、昆虫、節足動物・植物も大丈夫です。
 日本のもの、外国のいきものでも大丈夫です。
 ◎◎動物園のなにちゃん~というリクエストはご遠慮ください。
 
 普段、見慣れているもの、TVや図鑑で知ることができるもの
 あまり突飛で珍しい生き物はご遠慮ください(^^;)

☆ご質問内容

 ・応募は一回にお一人様、いきものは一種類、
  ご質問はひとつでお願いいたします。
  (複数の応募はご遠慮ください。)

 ・いきものへの素朴な疑問、生態のこと、食べ物、
  暮らしのこと、なんでも結構です。

 ・そのいきものを困らせるような質問はご遠慮ください。
  (そのいきものが嫌い、駆除したい、出てこないでほしい・・など)
  いきものへの愛情と尊敬の気持ちをもってご質問をお考え
  いただけると嬉しいです。

 ・おはなしの前に図鑑やインターネットでいきものの写真や生態を
  軽く確認させていただきます。
  そのほうが「自分のことをわかってくれている!」といきものが
  おはなししやすいみたいです(^^)
  これは、セッションでご相談の動物さんの情報を飼い主さんに
  色々お伺いすることと同じです。

☆募集人数

 初めての企画なので3~5名様ほどと考えています。
 募集内容、人数によってこちらで選ばせていただきます。

申し訳ありませんが、あまり難しい内容や個人的なご質問、
珍しいいきものの場合は、ご質問ができない場合があります
のでご了承ください。
その場合は、別途ご連絡をいたします。
また、実際にいきものとおはなしさせていただいた内容も
サイトに掲載するのが難しい場合は、質問者様に別途ご連絡いたします。

☆募集期間

 定員に達したら締め切らせていただきます。
 その場合は、こちらのブログにてお知らせいたします。

☆募集方法


こちらのお申し込みフォームからお願いいたします。

<現在、募集は締め切らせていただいています。>

☆にじのえほんへの掲載時期について


私に会いに来てくれるいきものさんたち、ご相談のある飼い主さんと
動物さんのことがありますので、掲載時期、順番につきましては、
こちらで順次、ゆっくりとさせていただきます。
決まった順番と時期の掲載はお約束できませんので、のんびり楽しく
お待ちいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

初めての募集なのでドキドキしています。
みなさんからの楽しいリクエストをお待ちしています!

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待ってるよ!

東吉野村への旅~宿舎・ふるさと村② [にじのえほんのおはなし会]

温泉につかった後は、ふるさと村の食堂いちえで夕食です。

☆食堂いちえの紹介(東吉野村観光協会HP)
http://higashiyoshino.com/pg76.html

☆いちえの食べログがありました。
http://tabelog.com/nara/A2905/A290501/29005623/

写真は翌日に撮ったものです。
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薪ストーブが燃えています。

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天井は昔から小学校を支えてきた立派な梁が見えます。

食堂には、おなじみさんなのか男性のお客さんが3人
楽しそうに食事をしていました。

この日の夕食は、事前に申し込みをしておいた寄せ鍋コースです。
たくさんの魚とえび、豚肉、鴨肉、野菜もいっぱいです。
Kさんとビールで乾杯して、お疲れ様~♪
おなべのお出汁がおいしくてびっくりです!
Kさんとおいしいね~と顔を見合わせました。
お通しも種類が豊富です。

おなべのシメは、太麺(たあめん)という地元産の麺と
残しておいた鴨肉を煮ました。
太麺(たあめん)はよもぎが入ったおそばくらいの太さの麺で
やわからめでおいしいです。鴨肉が合う~(^^)
たくさん食べたのに、最後のじゃこごはんもしっかりいただきました。

おなべを食べ終わったら、おなじみのお客さんたちが話しかけてくれて、
ひときしり村のおはなしを聞くことができました。
みなさん、この八幡小学校の卒業生なんだそうです(^^)
こうして思い出の学校が残されて、今でも楽しく会えるなんて
いいですね。
「薪はいいよ~。」と、食堂の薪ストーブに薪をくべてくれました。
さすがなれた手つきです。

東吉野村はとにかくのどかで、山道を歩いていると鹿や野ウサギに
普通に会えるんだそうです。イノシシも出るそうですが、ちょっと
遠慮したいです(笑)
春は宝蔵寺の樹齢430年のしだれ桜がそれはそれは見事なんだそうです。
そのポスターが貼ってありました。

宝蔵寺のしだれ桜
http://higashiyoshino.com/pg86.html

お客さんのひとりは、今でもニホンオオカミやカワウソが
生き残っているかもしれないと言っていました。
そう書いてあるポスターも貼ってありました!

みなさんがお帰りになって、私たちもお開きにして部屋にもどることにしました。
デザートにソフトクリームをお願いして、もって帰りました。
↑どれだけ食べるんだ!(笑)このバニラソフト、すっごくおいしかったです!

翌朝の朝食は和食です。
焼き魚、卵焼き、たくさんの小鉢の煮物や野菜、冷奴につみれ汁。
盛りだくさんの和食でおいしかったです。

バスの時間が合えば、丹生川上神社や七滝八壺まで行ってみたかったのですが、
難しそうだったので、ふるさと村の周囲をゆっくり散策することにしました。

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ふるさと村のすぐ横に立派な木がありました。
きれいに黄色づいています。

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ムクロジと言って、かなりの古木らしく、奈良県の保護樹木
となっています。
ふるさと村の館長さんのおはなしでは、この木の実は
羽子板の丸い部分になるそうです。

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ムクロジのところには、小さな八幡神社(はちまんじんじゃ)がありました。
京都の八幡宮から御霊分けしていただいたそうで、小学校が建つ前から
ある歴史ある神社だそうです。
ずっと子供たちを見守ってきたんでしょうね。

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狛犬にも歴史を感じます。

川のほうに行ってみました。
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見てください!この水の透明度!!
この風景を撮るために何人かの人が来ていました。

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紅葉もきれいです。

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空、高く。

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山、笑ふ。

宿のスタッフさんが「山道が険しいですよ・・」と心配した
ふるさとの森の散策コースの入り口まで行ってみました。

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ここまでくると、急に人気がなくなります。


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確かに・・急な山道はほとんどけもの道(^^;)
普通の装備では難しそうです。
Kさんに待っていてもらって、私だけ入り口を少しだけ上ってみました。

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一人になって、森の中。

「今でもニホンオオカミの魂がここにいますか?」
呼びかけてみました。

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「いるよ、私たちは今でもここで生きている。」

静かな声が聞こえました。

もう、それだけで十分でした。

私はお礼を言って、森を後にしました。

ニホンオオカミの像でも、村のあちこちでも、強くオオカミの存在を
感じることがありませんでした。

このとき感じられたのは、本当に静かでささやくような声。
ひっそりと、静かに、強く。
感じられない、わからないほどにひっそりと。
それくらい、静かに深く、森の中にオオカミの魂はちゃんといました。

Kさんのところに戻って、「やっぱり急で無理でした~(笑)」
ふるさと村にもどって昼食です!

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昼食は「ふるさと定食」
あまごの塩焼きがついています。
さっぱりとして、とてもおいしいです!

帰りのバスを待っていたとき、館長さんからオオカミのおはなしを
聞くことができました。
ふるさと村では、3回ほどオオカミフォーラムが行われたそうです。
そのとき、昔猟師をしていたおじいさんが、オオカミを見たと話したそうです。
おじいさんの年齢からして、オオカミが絶滅していたと思われている時期です。
あるとき、山の中で急な斜面を頭を下にして、風のように駆け下りる獣の姿。
犬はあんなふうに駆け下りることはできない。
オオカミだ!と思ったそうです。
その頃は山犬も多くいたそうですが・・・
本当にオオカミたっだかもしれないと信じたいロマンのあるおはなしでした。
最後にオオカミのおはなしを聞かせていただけてよかったです!

これで、私とKさんの東吉野村の旅は終わりです。

ニホンオオカミは、今は絶滅してしまったかもしれません。
けれど、その魂は今でも東吉野村や、日本の深い山々を駆け回っていると思います。
ニホンオオカミという存在が、この日本に生きていたこと。
そのことを決して忘れることなく、日本の自然を守っていくことが
私たちに課せられたことだと思います。

オオカミは見ている、今も私たちを。
そう思うのです。





東吉野村への旅~宿舎・ふるさと村 [にじのえほんのおはなし会]

東吉野村の絵本展次会を満喫し、Kさんと私は今回の宿、
ふるさと村に向かいました。

☆ふるさと村のサイトです。
http://www5.kcn.ne.jp/~furusato/

ふるさと村には、村のコミュニティバスで30分の
大豆生(まめお)にあります。
役場まで来る奈良交通のバス、コミュニティバス共に
2時間に一本なので、時刻表を確認して乗り遅れないように
気をつけました。

ちなみに、奈良交通のバスはキャッシュバックキャンペーンを
行っていて、宿泊の宿によっては運賃がお得になります。
ふるさと村もその対象だったので、下車のときに運転手さんから
乗車証明書をいただきました。(これが必要でーす。)

村の中をぐるっと山道を走っていると、丹生川上神社が見えてきました。
立派な神社で、周囲はきれいな川に囲まれています。
こちらは歴史ある神社で、村のHPにはこう紹介されています。

「天武天皇の創建で、祭神は水の神様。神武天皇聖蹟の伝説と
吉野離宮跡という説もあり、歴史の重みを感じる。
境内の優美な姿の石燈籠は国の重要文化財。」

絵本コンクール事務局のOさんがお話してくださったのですが、
この神社ではよく戦の戦勝祈願がなされていたようです。
酒器にお酒を入れて、それを割って川に流し、酔った魚が
川をさかのぼってきたら戦に勝つという占いがあったそうです。
鮎が魚偏に占うという字なのは、そういういわれがあるんだそうです。
知りませんでした!

☆丹生川上神社のサイトです。
http://www.niukawakami-jinja.jp/

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ふるさと村に到着しました。
築100年の小学校をビジターセンター、宿舎、キャンプ場
の施設として改築してあります。
80人収容できる宿舎には、今回は私たち一組の宿泊です(^^;)
シーズンオフなんですねえ・・
夏は家族連れや団体客でにぎわっているそうですよ。

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ここは宿舎の談話室です。
受付のロビー、談話室、食堂には薪ストーブが赤々と燃えていて、
木をふんだんに使ったテーブルと椅子はあたたかみがあります。
談話室の窓から見える景色もきれいです。

部屋は一階の和室でした。ちょっと古めかしいけれどこざっぱりとした
お部屋です。
少年自然の家を思わせる宿舎なので、お風呂とトイレが別になります。
基本的にお布団敷きなどはセルフサービスです。
部屋に荷物を置き、Kさんが持ってきてくださったお菓子とお茶で一服。

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今回、私たちは宿舎の向かい側にある、やはた温泉を利用しました。
川を渡った先にあります。
村の人がよく利用している村営の温泉だそうです。
おおきくはないですが、今回女湯は総ヒノキ風呂でした。
椅子も風呂桶もみんなヒノキ。いい香りがしました。
もう一つは岩風呂だそうです。
なじみのお客さんが来ていてました。
のんびり、まったり湯につかってきました。

つづく

東吉野村への旅~絵本の展示会 [にじのえほんのおはなし会]

東吉野村に行くにあたって、数日前に絵本コンクール事務局のOさんが
観光案内のサイトをご紹介してくださいました。
絵本展示会の期間中に行くことはお伝えしたのですが、入選発表の
翌日だったのはびっくりされていました(笑)

また、東吉野村観光協会のKさんが観光パンフレットを送ってくれて、
大変助かりました。
Oさん、Kさん、ご親切にどうもありがとうございました。

これから東吉野村の旅や風景について綴っていきたいと思います。
緑豊かで、水と空気きれいさには目を見張りました。
素敵な東吉野村について、こちらのサイトをご参考になさってくださいね。
先にご紹介しま~す!

☆東吉野村観光協会HP
 http://higashiyoshino.com/

☆東吉野村のフリーペーパー『Letters』vol.3
http://higashiyoshino.com/_src/sc2158/letters2015_vol3.pdf]

☆東吉野村地域おこし協力隊のFacebookページ
 絵本コンクールについてご紹介しています。
https://www.facebook.com/kyouryokutai.hy/


一緒に絵本を作った鈴木オリエさんが「一緒に連れていってあげてください」と
手作りのおおかみのブローチを贈ってくださいました!

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凛としていて、絵本の中のおおかみが出てきたみたいです。
感激しました!そのブローチと一緒に出発です。
今回は、絵本の文章のアドバイスをしてくださった大阪のおはなし会の先輩の
Kさんが同行してくださることになりました。

静岡から東吉野村の行程は、名古屋まで新幹線。
近鉄名古屋駅→榛原駅(伊勢中川で乗り換え)。
榛原駅からバスで40分で東吉野村役場到着。約3時間40分です!

12時半少し前に到着しました。
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これが絵本の展示会が開かれている村民ホール。
立派な建物です。

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展示会のポスター

絵本コンクール事務局のOさんが入り口にいらっしゃいました。
すぐにわかってくださってご挨拶。ご親切でとても感じのいい方です。
絵本の到着や入選のお知らせ、観光についても教えてくださいました。

ホールのロビーで昼食をとらせてもらい、先にニホンオオカミの像まで
行ってみることにしました。

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役場の横はもう緑と川が広がっています。

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川の水のきれいさにびっくり!

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見渡す限りのどかな風景です。

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役場から歩いて10分ほどのところに
ニホンオオカミの像がありました。
近くには天皇陛下が訪れたという碑が立っています。

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この場所で、110年前に最後の雄のニホンオオカミが捕らえられたのだそうです。
実物大のこの銅像の印象では20キロほどの大きめの中型犬サイズでした。

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遠吠えをしているような顔は野生の精悍さを感じます。
ニホンオオカミは世界で一番小型の中に入るそうです。
それでも、この大きさの動物が群れなして走っていたら、
迫力があるだろうなあと思いました。

銅像から役場に引き返し、いよいよ絵本の展示会場です。
写真撮影は、事務局の方から許可をいただいています。
絵本そのものは作者の方の著作権があるので撮影は控えました。
会場の雰囲気をお伝えできたらと思います。

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応募された112作品は、応募順に展示されていました。
受付ではタイトルと作者名、作者のコメントの冊子をいただけます。

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オオカミが登場する市販の絵本(68冊展示)のコーナーもあります。
座って閲覧できるテーブルと椅子があります。

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そして、これが鈴木オリエさんと私の絵本「おおかみの虹」です。
オリエさんのかわいらしい絵が表紙です(^^)
私はこの絵が大好きです。
展示会でたくさんの方に読んでいただけたらうれしいです。

Kさんと私は、展示された絵本の一冊一冊をじっくり閲覧させていただきました。
2時間半いて、展示の半分は見ることが出来たと思います。

村長賞をとられた「ぼく、ニホンオオカミになる!!」という
作品は、さすがの出来でした!
東吉野村に暮らすわんちゃんとおじいさん、おばあさんが出てきます。
ニホンオオカミの像や、村の景色が出てきて、さっき私たちが
歩いてみてきた風景そのままが絵本の場面になっていて驚きました。
Kさんと「先に像や景色を見てきてよかったね。」と話し合いました。
風景の色使いの美しさ、登場するキャラクターの魅力、おはなしの展開、
すべてが心があたたまる、素敵な絵本でした。
受賞、おめでとうございます!

審査員特別賞の二作品も素晴らしい作品で楽しめました。
絵本の枠を超えた意外性、想像力をかきたてられる展開など勉強になりました。

他にも心をうばわれる作品がたくさんあって、ここでは書ききれないのですが、
木版画を使った絵本(おはなしも感動的でした)、直筆の絵で手作りのあたたかみ
のある絵本、ペン画の細密画による美しい絵本などなど・・・

おはなしの題材は、ニホンオオカミの像が登場するものがいくつかあったり、
村人や少年少女とオオカミの友情物語、オオカミと地元の神様のおはなし、
ニホンオオカミから自然や輪廻を感じられる壮大なもの、笑い話やとんちもの、
盛りだくさんの内容でした。

ニホンオオカミというテーマで、これだけ沢山の内容の絵本が考えられ、
作品として作られた熱意に感動しました。
みなさん、一作一作に思いを込めて、愛情をもって作られたんだろうなあ。
それが事務局の方に伝わっていて、Oさんからも作品について色々な
おはなしをお伺いすることができました。

ひとおおり、応募作品を見させていただいた後は、市販の絵本コーナーで
三冊ばかり読みました。
私はずっと読みたいと思っていた「赤いオオカミ」
Kさんは葉祥明さんの「白いオオカミ」
「オオカミのおいしゃさん」という絵本も楽しかったです。

ゆっくり絵本を堪能することができました。
また、東吉野村の民話を集めた本を買うことができました。
事務局のお二人には大変ご親切にしていただきました。

そして、バスの時間がきて、その日の宿「ふるさと村」に向かいました。

☆11月21日と22日に東吉野村運動公園で開催される
「まるごとフェスティバル」でも応募作品展示される予定だそうです。

東吉野村ニホンオオカミ絵本コンクール~2 [にじのえほんのおはなし会]

絵本コンクールの審査結果発表は10月末となっています。
その頃は、今か今かと発表を待ち、毎日村のHPを
チェックしていました(笑)

そんな時、オリエさんから「朝日のニュースに載っていますよ!」とメールが!
村長賞(一位)の一作品と審査員特別賞の二作品が写真入で掲載されていました。
どの作品も表紙にインパクトがあり、手にとって見たくなる魅力を感じました。
さすが入賞作品です。

結果は残念でしたが、オリエさんと一緒に作品を作れたことが最高でした~!と
お互いに感謝の気持ちを伝え合いました。

そして・・・

11月4日の夕方、電話が鳴りました。
「東吉野村の絵本コンクールです。すでに入賞が発表されましたが、
 『おおかみの虹』が最終選考まで残った作品として、入選されました。」

えええ~!?
耳を疑いました。

絵本コンクール事務局のほうで、応募された112作品はどれも素晴らしい作品
ばかりで、入賞のほかにあたらに入選10作品、佳作8作品を選んでくださった
そうなんです。
私たちの絵本は、その10作品の中に選ばれたのでした。

思いがけない入選にびっくり!そして大喜び!!
審査員のみなさんのお心遣いに心から感謝しました。

そして、私は翌日、東吉野村に行くことになっていたんです。
絵本が入賞してもしなくても、展示会を見に行く予定でした。
行く前日にわかったこともびっくりですが、思わぬうれしい旅となりました。

詳しい審査結果はこちらになります。

☆絵本コンクール審査結果http://www.vill.higashiyoshino.nara.jp/soumukikaku/konkuruhomepage/shinsa_kekka/shinsa_kekka.html


東吉野村ニホンオオカミ絵本コンクール~1 [にじのえほんのおはなし会]

7月中旬、羊毛造形作家の鈴木オリエさんから『こんな応募がありますよ!』と
お知らせをいただきました。

☆鈴木オリエさんのサイトです。素敵な作品がいっぱいです(^^)
http://orie-suzuki.jimdo.com/

そして、こちら
☆東吉野村ニホンオオカミ絵本コンクール
http://www.vill.higashiyoshino.nara.jp/soumukikaku/konkuruhomepage/ehonboshuu/nihonookami_ehon.kobo.html

締め切りは9月30日(消印有効)。
あと二ヶ月しかないけれど、これは挑戦するしかないでしょう!と
意気投合して絵本製作をすることになりました。

昨年秋にオリエさんのおおかみの作品に出会ってから、春におおかみのおはなし会と
続き、これはおおかみになんだか導かれている!とその波に乗ってみることにしました。

☆おおかみのおはなし会
http://nijino-ehon.blog.so-net.ne.jp/2015-06-03

絵はオリエさんが描いてくださって、私が文を書くことになりました。
最初の打ち合わせで、オリエさんが主人公の女の子、よしのちゃんと、
愛犬のルンや思い浮かんだシーンなどをスケッチして持ってきてくれました。
ルンとは、私がオリエさんのおおかみの作品に名づけた名前です。
そこからどんどん物語が膨らんで、おおまかなおはなしを一緒に
作り上げました。

私も第一稿の文章を早めに仕上げました。
暑い中、短期間で20枚以上の絵を仕上げるのは大変だったと思います。
オリエさんは、出来上がった順に添付ファイルで絵を見せてくれました。
何度も描き直してくださった絵もありました。
出来上がった絵と文章を組み合わせて読んで、何回も話し合って、
二人で文章の推敲をしました。

また、おおかみのおはなし会に参加してくださったSさんや、私の
大阪のおはなし会の先輩に文章のアドバイスをいただきました。
お二人とも、とてもご親切に細かいアドバイスをくださいました。
ご協力いただき、どうもありがとうございました。

オリエさんと最後まで色々話し合って、とうとう絵と文章が完成しました!
私たちの中で、よしのちゃんとルンやおおかみたちが生き生きと動き出し、
この場面ではこう思うんじゃないか、こういう言葉、表現がいいのではないかなと、
何度も意見を出し合って作り上げました。
その作業は楽しくもあり、大変でもありました。
絵本をつくるってこんなに奥が深いんだ~!
私たちにとってとても貴重な経験になりました。

応募作品は完全な絵本の形に製本して送ることになっています。
製本はとじ郎という製本キットを使いました。
二人で頑張った製本には3時間かかりました~(笑)
そして、やっと絵本「おおかみの虹」は、東吉野村に向けて
旅立ったのです。

絵本コンクール事務局の方は、絵本到着のお知らせとお礼をすぐに
メールしてくださいました。
ひとつひとつの作品を大切に扱ってくださっているのが感じられました。

オリエさんがいなかったら、決してこの絵本はできませんでした。
二人一緒だから作ることができたと思います。
また、絵本を作るにあたってアドバイスをくださったり、
応援してくださったみなさんのおかげだったと思います。
本当にどうもありがとうございました!

2へつづく。


5月の自然のおはなし会、無事に終了しました。 [にじのえほんのおはなし会]

5月31日に自然のおはなし会を開催させていただきました。

今回ご参加してくださったのは6名のみなさんです。
久しぶりに宝台院 旧アソカ幼稚園舎の貸し教室が会場でした。
こちらは規則が変わって、営利目的などお仕事では使えなくなりましたが、
こういうおはなし会などの楽しみの催しでは時々利用させて
いただこうと思います。

今回は、前回のおはなし会とはまったく主旨を変えて、おはなしや
本の紹介を楽しむための催しとして行いました。
ご参加いただいたみなさんには、会場費のみをご負担していただきました。
私は大阪で4年間、図書館などで読み聞かせや語りをするボランティアグループに
所属していました。
絵本の読み聞かせの著作権について調べて、自分の開催にあたっては、まったく
無償のボランティア、会場費などの運営のための費用での開催であったら、
読み聞かせを行っても大丈夫ということを知りました。
今回は、ぜひ絵本を聞いていただきたいと思ったからです。

今回ご参加くださったみなさんとは、不思議なご縁でお集まりいただきました。
きっかけは、昨年秋に私が羊毛造形作家の鈴木オリエさんの個展がきっかけで
オオカミの作品をお迎えしたことでした。

☆鈴木オリエさんのサイトです。
http://orie-suzuki.jimdo.com/



RIMG0013.JPG
これがそのオオカミさんです。

このオオカミさんに私は「風(ルン)」チベットの言葉で生命のエネルギーという
名前をつけました。

このルンがきっかけで、オリエさんのお知り合いのオオカミがお好きのMさんたち
から、オオカミ神社とオオカミのお札のおはなしをお伺いすることができました。
Mさん、Yさん、Iさんは、NHKで放映された「見狼記」という番組が
きっかけで、オオカミをお祀りしている神社を訪ねるようになったそうです。
そして、Mさんは、私がルンをお迎えする前からオリエさんの作品としての
ルンをご存知だったそうで、いろんなことが重なって、こうしておはなし会に
ご参加いただけることになりました。

ほかにご参加いただいたお二人は私のお友達です。
お二人とも動物が大好きな方です。

会場のお部屋のテーブルの真ん中のルンを置き、ぐるりと囲むように
座っていただいて、おはなし会はスタートしました。

事前に、みなさんそれぞれに「オオカミ」というテーマで印象に残ったり
感動した本や出来事、経験などを考えてきていただきました。
テーマにそって本や体験談を紹介していただきました。

最初にMさんとYさんとIさんがオオカミ神社のお札を見せてくださりながら、
山深い集落で守られている神社やそこで暮らす人々のおはなしをしてくださいました。
私が行ったことがないような山奥の暮らしや風習、自然を大切にしている
人々の思い、オオカミ信仰とのつながりなど、おはなしの世界はどんどん
広がっていきました。

このときにご紹介してくださった本です。
絵本はそれぞれ読んでいただきました。
本の紹介文はアマゾンの各ページに掲載されているものを引用させて
いただきました。

☆おおかみのこがはしってきて (北の大地の物語)  絵本
寮 美千子 (著), 十勝環境ラボラトリー (監修), 小林 敏也  パロル舎



おおかみのこが走ってきて、つるっと転んだ。それは氷がおおかみよりもずっと偉いから。
氷を溶かす太陽は氷よりも偉い。ではいちばん偉いものって何だろう。
アイヌの民話を元にした絵本。

☆SINRA 2015年7月号 ニホンオオカミ幻視行~芦原 伸

最新号がニホンオオカミ特集だったそうです!

☆神坐す山の物語  浅田 次郎 (著) 双葉社


奥多摩の御嶽山にある神官屋敷で物語られる、怪談めいた夜語り。
著者が少年の頃、伯母から聞かされたのは、怖いけれど惹きこまれる話ばかりだった。
切なさにほろりと涙が出る極上の短編集。

Sさんはインディアンの教えの絵本をご紹介してくださいました。

☆こころに すむ おおかみ (インディアンのティーチングストーリー)
oba (著), 中村光宏HiroEagle (著), 北山耕平 (著)



あるひ、おじいさんが まごたちをあつめて おなはしをしました。
「よいかな、ひとの こころのなかには にとうの おおかみが すんでいるのだ」
「その にとうの おおかみは、 わしの こころのなかでも つねに たたかいを
くりひろげている」(本文より)
二頭のおおかみとは? そして、そのおおかみの戦いの結末は?
大人から子どもまで、深い感動と気づきをもたらしてくれる、インディアンが
大切に伝えてきた、心を育てるための物語。

Sさんがこの絵本のあとがきをご紹介してくださいました。

インディアンの人々は、人間だけが特別な存在ではなくて、
森羅万象、すべてにこころがあるとして敬ってきたそうです。
オオカミはインディアンにとって、勇気の象徴、戦いの神であり、
集団の中の個性を尊重し、高い社会性を持つ彼等から生き方を
学んだんだそうです。
よいこころ、悪いこころをまず一度受け止めてから、勇気を持って
よいこころを選んでいく、これが、あらゆるものに「真の友」を
見出す力になると書いてありました。

Mさんがご紹介してくださった、「おおかみのこがはしってきて」は
アイヌの教えの絵本です。「こころにすむおおかみ」と同じく
自然を敬い、大切にするこころが同じだと思いました。

Oさんは、宮沢賢治の「狼森と笊森、盗森」

というおはなしをご紹介してくださいました。


このおはなしは、ある森のそばにお百姓さんたちがやってきます。
「こゝへ畑起してもいゝかあ。」と訪ねます。
「いゝぞお。」森が一斉にこたへました。
 みんなは又叫びました。
「こゝに家建てゝもいゝかあ。」
「ようし。」森は一ぺんにこたへました。

このような感じで、森からの恵みをいただくときには必ずお伺いをたて、
感謝しながら暮らす様子が描かれています。
森に住む動物や精霊たちが人々にちょっといたずらする場面も、
ほほえましく、Oさんはそこがいいなあ~と思ったそうです。
人と自然がお互いを敬い、大切にしながら暮らしていた時代が
ちょっと昔まではあったのだろうなあと思いました。

このおはなしは、青空文庫さんで読むことができます。

青空文庫さんのリンク
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1926_17904.html



Iさんは、子供の頃に一番感動したおはなしをご紹介してくださいました。

☆狼王ロボ (シートン動物記) (集英社文庫)
アーネスト・T・シートン



人間の仕掛ける罠を嘲笑うかのように逃れて、コランポー一帯の牧場を
荒らしまわる狼王ロボ。
しかしロボにも弱点があった…。自然の尊厳と脅威を体現したかのような狼の物語。

ロボたちオオカミの賢さ、妻オオカミのブランカへの深い愛など、オオカミの
気高さを感じて、胸が迫ってくるおはなしでした。

最後に、私が「北海道の自然とオオカミ」というテーマでおはなしさせていただきました。

100年ほど前に絶滅してしまったエゾオオカミの物語絵本とアイヌの民話を
聞いていただきました。

☆エゾオオカミ物語 (講談社の創作絵本)
あべ 弘士 (著)



それはたった100年ほど前のこと。絶滅してしまったエゾオオカミと人間の歴史を
シマフクロウがしずかに語るおはなしです。

☆木ぼりのオオカミ (アイヌの民話絵本)
萱野 茂 (著), 斎藤 博之 (イラスト)



美しい女の人に恋をしたクマが、家族に魔法をかけて女の人と子供を
山奥の家におきざりにさせます。そこに毎夜クマが訪れるのですが、
お守りの木彫りのオオカミが巨大な生きたオオカミになって、クマと
闘い、女の人を守るというおはなしです。
最後は助けに来た若者にクマは討たれるのですが、クマの神の思いを知った
若者と村人たちは、クマの神の魂を神の国に送るおまつりをしてあげます。
私は女の人を守ったオオカミの勇敢さ、クマの神を送ってあげる優しさに
感動しました。

作者の萱野さんのあとがきから~

「アイヌの人びとは、自分の手で作った四つ足がついて頭のあるものは、
すべて魂がはいっているのだと信じてたそうです。
特にお守りは、ふだんは決して人には見せず、肌身離さず持っている
ものだったのですが、精神の良い人に心をこめて作ってもらったものは、
ほんとうに魂がはいっていて、お守りの役目をはたしてくれると信じていました。」

私は、私のところにきてくれたオオカミのルンは、この木彫りのオオカミと
同じようにオリエさんが大切に作ってくださり、魂が入っているように感じられ、
大切にしたいと思いました。

それから、「オオカミの声が聞こえる 加藤 多一 ・著」

の本を紹介して、私が北海道の森で出会った、不思議な森の精霊のおはなしを
させていただきました。
その森の精霊は、オオカミとキツネ、タヌキなど、野生に生きたイヌ科の動物
すべてをあわせたエネルギーのような不思議な存在でした。
その精霊からのメッセージを聞いていただきました。

私は精霊の役割は何かを聞いてみました。

「大地に生きるものたちのバランスをとる役割。
 太古の昔より、滅びた動物も生き残った動物もいます。
 オオカミは死んでしまった。クマも少しずつ減ってきています。
 でも、リスやキツネなどはまだこの森で生きていけるでしょう。
 このエネルギーのバランスを保つことで、私たちは、人間だけではなく、
 動物もここに生きる命として大切にしています。

 大地に根ざして生きることとは、ゆっくりと大地を歩くこと。
 そこに落ちた実を食べて、そこで出来たものを身にまとい、
 そこにまた還元していくこと。
 動物たちにはそれができている。
 深い森はそれをずっとルールとしてきました。
 太古の人たちもそうでした。
 必要以上に命を狩ったりしませんでした。

 私たちはすべてが繁栄してはいけないとは言ってはいません。
 だから見守ってきた、今も、今までも。

 これからもきっとそうでしょう。
 ここに生きるものを守り、大地のエネルギーを私が歩くことで、
 ゆるやかに流れるように。

 私の願いは、この森を絶やさぬこと。
 人々が繁栄しても、この森のエネルギーは昔とともにあなたたちを
 守ることを知っていてほしいのです。

 森を訪れなさい。
 そこに吹く風を感じてください。
 私たちはそこにいる。
 目には見えなくとも。
 あなたたちと共に生きています。

 あなたと大地が根ざしていることを、私はいつかあなたに伝えたかった。
 人々は自分のルーツを知り、やがて旅立った先でも、その大地に 
 根ざして生きるでしょう。

 あなたの根は先祖から続いている。
 だから、自分の生まれた土地、自然を今も思い起こしてほしいのです。
 そこでの体験を、ふれあった自然を忘れないで生きてください。

 そして、私たちが今もそこにいることを。守っていることを。
 共に生きましょう。

 あなたと話せてよかった。
 みなが自分の自然とつながることが私たち精霊の願いです。」

精霊がはなしてくれたのは、たとえ大人になって故郷を遠く離れても、
自分が子供のころに触れ合った自然は、ずっとあなたの中で生きつづけ、
あなたを支え続けてくれるというものでした。
ずっとこれからも自分と自然とのつながりを感じて生きていってほしい、
そして、それを大切にしてほしい。
森を訪れ、風を感じ、私たちが今もこの中で生きていることを
忘れないでほしいと精霊は言いました。

不思議なのですが、ここに集まってくださったみなさんの
ご紹介してくださった本や体験談は、みんな、自然と人とのつながりの
大切さを忘れないこと・・でした。
いろいろなおはなしの広がりの中で、このテーマを深めることができて、
本当によかったです。
そして、とても楽しかったです!
このおはなし会でたくさんの物語を持ち帰ることができました。

ご参加いただいたみなさん、本当にどうもありがとうございました。

春の自然のおはなし会について [にじのえほんのおはなし会]

みなさん、こんにちは。ご無沙汰してしまいました(^^;)

静岡は一雨ごとにあたたかくなって、山のほうの遅咲きの梅が咲き、
ふきのとうが芽吹き、木の芽がむくむくと育ち始めました。
早咲きの桜はもう咲いていますね。

イソヒヨドリとウグイスがさえずりを始め、ずっとかわいい姿を見せてくれた
ジョウビタキたち、ちょっと恥ずかしがりやのツグミたちもそろそろ渡りでは
ないかなと思います。
そして、ツバメがやってきます。
そうそう、お正月に会ったカワセミ、あれ以来お池の公園に行くと会えるんですよ~(^^)

虫たちはまだそんなに活発ではないですが、1月末のあたたかい日、
越冬テントウムシに会えました。

150126テントウムシ.jpg

虫たちに出会えるのが楽しみです。

ブログをすっかりお休みしてしまっていましたが、私も家族も動物たちもいたって元気です。
義母も、目のみえないびーちゃんもとっても元気です。
一時期は心配な二人でしたが、春が近づくとともに元気倍増!もりもり活動しています。
安心したせいか、動物たちと自然、野の生き物たちとともにぼんやり、ぽややんと過ごしていました~。
本来はこんな感じなので、たまに更新がなくても、またぽややんだな・・と思っててください。

そんな中、春のおはなし会の構想を練ったり、色んな方にご意見をお伺いしたりしていました。
みなさんの声から、いろんなアイディアが浮かんできました。

今回は、『自然とオオカミ』というテーマでおはなしを考えています。
そして、自然たちからいただいたメッセージ性と、初めて試したいアイディアを考えて、
相談にのっていただいたみなさんと一緒に体験的なおはなし会を開催してみることにしました。
ご協力をしてくださるみなさんと一緒に、この方法でどんなおはなし会になるのかどうか、
そして、今後にいい形でつなげていけたらと思っています。

私もやってみないとわかりませんが、今から楽しみでワクワクしています。
オオカミについての本を色々読んでいる最中です。
5月末に体験おはなし会をさせていただいて、またその様子などは追ってお知らせ
させていただきたいと思います。

今回はサイトで参加していただける方を募集という形にならなくて申し訳ありません。
もし楽しみにしてくださっていた方がいらっしゃいましたらごめんなさい!
これを広げて、いつかまた、いい形で開催できたらと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。








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