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コサギのなぜなに?~人間の足指はなぜひろがっていないの? [鳥のおはなし]

昨日の夕方、愛犬クッキーと外に出たら、またしても
視線を感じました。
見上げてみると、コサギ(小型の白鷺)とカラスが
電信柱の上で場所を取り合っていました!
ここはイソヒヨドリなどのさえずりスポットで、
やってきたくれた野鳥とよく声をかけあう場所です。

コサギは長い足で不安定にゆらゆらしながら止まっています。
こんなところにコサギがやってきたのは初めてでびっくり!
カラスはそこ、どいてほしいんだけど~という感じで
カアカア文句を言って、羽をバタバタさせています。

こ・・これは、「人間へのなぜなに?リクエスト」の
順番待ちでは・・反応早すぎです!(冷や汗)

コサギとカラスに「明日、絶対におはなしを聞くから!」と
約束をしたら、二羽は飛んで行きました(^^;)

順番ではコサギが先なので、早速おはなししてみました。


Little Egret / Yakinik

コサギはこんな鳥です。(おかりした写真です)
話題に出てきますので足先を
よくみておいてあげてください。

コ「私は質問しにきたんだよ。」

やっぱり・・・(^^;)

私「どんな質問?」

コ「コサギの足先がひろがっているのは、水の中でしっかりと
  足を開いて、獲物を待つためなんだけど、人間の足指が
  ひろがっていないのはなぜなの?」


コサギ / houroumono

彼女にはこんな感じなんでしょうね(^^)
おかりした写真です。

私「靴を履いているってこと?」

コ「そう、固いもの。何でそんなの履いてるの?」

る「昔は人間もお猿さんみたいに裸足だったり、
  足をよく使う生活をしていたんだけど、
  文明が発達して、足指が動きにくくなったり、
  足の裏がうすくなったりして、靴で保護するように
  なったんだよ。」

コ「足指の感覚が鈍くなったの?」

私「そうとも言えるよね。」

コ「そうか~。水の中に入るときは裸足なんでしょ?」

私「そうだね。でも、水の中専用の靴を履いている
  ときもあるよ。」

コ「それって私たちの真似だよね。
  (水の中ですべらないような靴の意味です)
  私たちはすべらないように足が発達してる。」

私「そうだね。とかく自然の中では、君たちのほうが
  体の機能が優れていると思うよ。」

コ「水の中の足とか、飛ぶ能力とか、魚を捕らえる目とか
  狩りは私たちのほうがうまいよね!」

私「そうだね。人間は頭はいいけど、自然の中で生きるには
  皮膚が弱かったり、服や器具に頼らなくてはいけないから。」

コ「本当は足を鍛えたほうがいいよね。
  足の感覚はすごく役に立つ。
  わずかな水の流れを感じて魚がくる方向と
  目と足の感覚を調整して、さっと魚を
  捕まえるんだ。
  そういうのは自然の能力だよね。
  私たちは誇りに思うよ。」


Fish hunter / Takashi(aes256)

おかりした写真です。

私「そうだね、感心するよ!」

コ「足のことはわかった。
  人間はもう少し自分の感覚を研ぎ澄ませた
  ほうがいいよね。昔は出来たんだから。
  足で大地を感じることが出来たら、
  私たちの気持ちもちょっとはわかってくれるかな。
  
  足が大地につながっていること。そういうこと。
  風、水、大地
  足や皮膚から感じてほしいな。」

私「大切なことを教えてくれて、ありがとう!」

コ「足の裏をケアしてほしいな。
  大地を踏んでほしい。
  空は飛べなくても、そこから何かを感じられる。
  靴を通してでも、そこを意識して歩いてほしい。
  そうすると何かが変わるよ。
  なにか気持ちが大きくなる ひろがっていくよ。
  そこから自然を感じてみてね。」

私「どうもありがとう!」

コサギは、人間の足指から話から話がひろげて
自然の感じ方まで、のびのびと話してくれました。
飛べない私たちに視点を合わせて、大地を感じることは、
空を感じている自分と通じることができるんだと
はなしてくれました。

今日からクッキーとの散歩で、一歩一歩大地を感じながら
歩いてみようと思います(^^)



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