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森で会った虫たち♪ [むしのおはなし]

GWシリーズ第二段です。
5月2日は主人とクッキーと遠出して森林公園を
散歩してきました。

RIMG0084.JPG
ニホンカワトンボです。
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主人の指に止まってくれました(^^)

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大好きな森散歩で、クッキーにこにこです♪

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トノサマバッタ

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トノサマバッタその2

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いろんなかわいい花が咲いていました。

RIMG0122.JPG
タマムシの仲間に会えました。
図鑑で見たらウバタマムシではないかと思いました。
渋い色合いで綺麗でした(^^)

RIMG0146.JPG
カナヘビです。止まって写真を撮らせてくれました。

他にもオタマジャクシや山を上っていくヘビにも会えました。
自然が豊かな森林公園でとても楽しかったです。

草むらをガサガサしてしまったせいか、クッキーにマダニが
ついてしまい・・(冷や汗)
幸いつけてあったお薬のおかげで小さいうちにぽとぽと
落ちていましたが・・・ひいい~!!
山歩きのときのわんちゃんはマダニには気をつけてください。


春のむし便り [むしのおはなし]

暖かいと思ったら次の日は花冷え・・春は寒暖の差が
厳しいですね。
桜も少しずつ咲いていますが、ゆっくりに感じています。

それでも春は着実にやってきていて、ツバメ達が到来しました!
虫たちも活動を始めています。
暖かい日にはミツバチやチョウを見かけるようになりました♪

先日、主人とクッキーと公園散歩に行ったら・・・
クマバチ2019.3.JPG
石段のところに弱ったクマバチがいました。
主人が手のひらに乗せても大人しいです。
そのまま公園に上がって、たんぽぽの上に乗せてあげました。
しばらくして行ってみたら・・・
近くにもいなかったので無事に飛び立てたみたいです!
たんぽぽの蜜が救世主になってくれました。
よかった~!

2019.3.22アシナガバチ1.JPG
3月22日には、越冬アシナガ女王蜂に出会えました。
元気よく飛び回って、巣作りに適した場所を探しているようです。
地面で休憩しているところをパチリ。

2019.3.22アシナガバチ2.JPG
こちらを見ています。
通常、女王蜂は攻撃性が低いです。
4月末くらいから孵化する働き蜂は巣を刺激すると
危ないことがあるので注意してください。

春は虫たちとの出会いが待っています!
楽しみです♪



夏のいきもの、なぜ?なに?リクエスト~ヒメマルカツオブシムシのおはなし [むしのおはなし]

夏のいきもの、なぜ?なに?リクエストの最後のおはなしを
ご紹介させていただきます。

みーさんの御宅のベランダにヒメマルカツオブシムシの
幼虫が現れたそうです。
このままだと死んでしまうと思って、みーさんは
家の中に入れてあげて、かつおぶしをあげながら
見守ってあげることにしたそうです。

ヒメマルカツオブシムシというのは、幼虫のときは
衣類を食べてしまう困った虫として知られていますが・・・

みーさんからヒメマルさんの幼虫へのご質問です。

「他の幼虫は主に葉っぱを食べて成虫になるのに
ヒメマルさんはなんで絹やウールを食べるのでしょうか。
外敵が少ないから?身にまとう物に殺生は必要ないとか、
大事に着なさいよという戒め?

ダンゴムシさんは自然界のお掃除屋さんでしたら
ヒメマルさんは必殺仕事人的立場なのでしょうか?
カイコさんの恨みはらしますみたいな。
よろしくお願いいたします。」

みーさんにヒメマルさんのことでメールをお送りしたら、
こんな返信をいただきました。

「我が家のヒメマルさんは最初は鰹節をたらふく食べていましたが
今は何日もお眠りしている感じです。たまに少し動いているくらいです。
良く見ると小さくて可愛いのに害虫扱いされて可哀そうだなあと
思ったりもします。(そういう私も昔はとても嫌っていたのですが…)
彼らがどんなことを考えているのかとても気になります。

ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。」

普段は害虫扱いされれしまうヒメマルさんを
ひとつの命として向き合ってくださった、みーさん。
心があたたかくなりました(^^)

でも、あまり動かなくなったヒメマルさんのことが気になります。
早速おはなししてみることにしました。


ヒ「もう少ししたらまた脱皮するよ。そうして大きくなる。
  来年の春に成虫になるよ。そうしたら外に出してね。
  私は外で出会いをして結婚して卵を産む。
  また毛や絹を食べて、ずっと命は続いていくんだよ。」

今あまり動かないのは脱皮のためみたいです。

私「じゃあ、今あまり動かないのは心配ないんだね。」

ヒ「ある程度の大きさになったら蛹になるよ。
  そうしたらもうそっとしておいてくれて大丈夫。
  蛹で春までまって成虫になる。
  (幼虫で越冬、春の手前で蛹になるそうです。)
  
  大人になったら外に出て、花粉を食べて、
  いっぱい空を飛んで、自然を味わって、
  出会いを求めて旅をするよ。」

マーガレットやキク科の植物のところに多く集まるみたいです。

私「幼虫の頃は、なぜ毛や絹、衣類を食べるの?」

ヒ「本当は動物の毛とか皮膚、虫とかを食べるの。
  自然界にいるときはそう。

  今は家の中は安全で、衣類というものが食べ物の
  代わりになるんだけど、本当は生き物死骸が
  私たちのごはんなの。

  時代が変わって、家の中にそういうものが少なくなって
  衣類を食べ物としてみつけた。それだけなの。

  私たちが生き残る過程で、虫が捨てた繭とか、
  家の隅で死んだ虫とか、ネズミの死骸とか昔は
  いっぱいあった。

  今はそれが減って、家の中に衣類というものがあって、
  代わりにそれを食べるようになったの。」

私「昔から古い家の中でそういうものを食べていたのは
  変わらないんだね。」

ヒメマルカツオブシムシは家の中で産卵したり、屋外では
鳥の巣などに産卵することがあるそうです。
鳥の巣なら巣材に動物の毛が使われていたり、ヒナの羽毛や
鳥の落とした角質(フケ)など、食べ物がいっぱいありそうですね(^^)

ヒ「そう。家の中が多かった。安全に食べ物を見つけられるから。
  あたたかい家の隅で大きくなって、動物の落とした毛や角質、
  虫の卵の繭、死骸を食べていた。

  今は家の中がきれいになったのかもしれない。
  そういうものが減って、代わりに衣類がごはんになった。
  外の暖かい時期はそういうものをたべたり、
  寒くなると家の中に入ろうと思ってやってきたよ。」

私「みーさんは、君をあたたかく見守ってくれそうだから、
  ごはんになにがほしい?」

ヒ「鰹節より毛とかウール、毛糸とか布がいいな。
  穴をあけてもいい純粋なウールがほしいな。
  それがあれば春まで生きられる。」

私「みーさんにお伝えするね。」

ヒ「私を春まで見守ってくれてもいいけど、
  成虫になったら外にだしてほしいな。
  次の出会い、命を求めて出発するよ。

  昔はあまり人の害にならずにごはんを
  見つけられたけど、今はきれいに
  なりすぎちゃって大変。

  でも、私たちは部屋の隅のお掃除屋さんで、
  これからも生きていくよ。
  自然界ではお掃除屋さんのひとつなの。
  それをわかってくれてありがとう。

  私たちみたいに毛や皮膚を分解して、
  次に肉や骨を分解して、やがて土に還す
  虫やバクテリアがいることを忘れないでね。

  そして土がいつか他の生き物や植物の栄養になること。
  分解できないものは、私たちお腹や自然に優しくない。
  人はそういうものをいっぱい作ってる。
  私たちは化学繊維は食べられないの。
  そういうものは減らしていかなくちゃって思うよ。」

私「本当にその通りだよね。」

実は、ヒメマルカツオブシムシは、化学繊維の一部も食べるようです。
動物繊維が一番好きで、次に綿や麻などの植物繊維を好んで食べるようです。

干からびた動物のタンパク質を食べ、骨は食べないという性質を利用して、
人の手で作るのが難しい小型の魚類などの骨格標本制作に利用されることもあるそうです。

カツオブシムシの仲間が動物の死骸を食べている画像を
見つけて、自然界では本当にお掃除屋さんなんだな~と
思いました。

今は自然に還らないプラスチックごみを減らすために、
プラスチックストローを使わない運動が起き上がっています。
自然に還る素材を原料のストローを使うことも
その一つだと思いました。

ヒ「自然に循環していくものを作ってくれること。
  それが人にも自然にもやさしいと思う。
  そうしたら人も自然も動物ももっと幸せに
  循環していけると思うよ。
  もっともっと自然は人に協力してくれると思う。
  私たちも自然界の中で分解を頑張るね。」

私「どうもありがとう。」

ヒメマルカツオブシムシさんが、自然環境や循環のおはなし
までしてくれたことにびっくりしました。
小さな虫ほど、土のこと環境のこと底辺で感じて生きている
のかもしれません。
  
ヒメマルカツオブシムシさんとのおはなししたあと、以下のサイトを
参考にさせていただき、メッセージに注釈をつけさせていただきました。

☆ヒメマルカツオブシムシの生態(Weblio 辞書より)
幼虫と成虫の写真も載っています。
https://www.weblio.jp/wkpja/content/%E3%83%92%E3%83%A1%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%84%E3%82%AA%E3%83%96%E3%82%B7%E3%83%A0%E3%82%B7_%E3%83%92%E3%83%A1%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%84%E3%82%AA%E3%83%96%E3%82%B7%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81#.E5.88.86.E5.B8.83

屋内で産卵、成長、成虫になった場合は、その場所で交尾、産卵して、
外に出ていくことが多いようです。
育った環境では、成虫になったオスがいたり、再び卵が育つ環境が整っている
場合が多いからみたいです。
その後は外に出て、花の蜜や花粉を食べて栄養を得て、
再び交尾したり、産卵するそうです。

みーさんのヒメマルカツオブシムシさんは、他の仲間がいて出会って
結婚できないので、成虫になったら外に出してあげるといいかも
しれないと思いました。

みーさんにヒメマルさんのメッセージをお届けしました。

みーさんからのご感想です。

=====================
千尋さん、このたびは私の質問をヒメマルさんに聞いてくださり
ありがとうございました。

ヒメマルさんも団子虫さんと同じく自然界のお掃除屋さんだったのですね。
昔はよく大事なコートを食べられたりして悔しい思いをしていたので
きっと人間にたいする嫌がらせだと、斜めに見ていました。

もともとは部屋の片隅で虫の死骸とか動物の毛とかを食べていたのに
家も綺麗になり、居場所がなくなり衣服の方へと移っていったのですね。

純粋なウールですね。あるかな?探してみます。なかったら
手芸屋さんで何かよさそうなの買ってきますね。

もちろん、成虫になったら巣立ちしてもらおうと思っていました。
マーガレットの花とかキク科の花が咲いてるところを探しておきます。

自然を大切にする心は、小さい生き物から学ぶべきことがたくさん
あるんだなあって思いました。
みんなそれぞれに使命感があり、小さいからだでも精一杯に今を
生きているんですね。

千尋さん、ヒメマルさん、どうもありがとうございました。 
                       みー

========================

メッセージをお届けしてから少しして、ヒメマルさんは
脱皮したそうです(^^)

私は、衣類を食べる虫がいることは知っていましたが、
注目したり、直接見かけたことはありませんでした。
みーさんからのリクエストがなかったら、おはなしする
ことがなかった虫だと思います。

人の家の変化に伴って、食べるものがタンスの中の衣類に
なってしまったヒメマルさん・・・
本来自然界ではお掃除屋さんだったんですね。

どんないきものでも、もともとの食性をたどると、
生きるための理由があるのだと思いました。
そして、ヒメマルさんの食性は、不要になったものを
分解して自然界に還していくこと。

ヒメマルさんには大切なことを教えてもらえたと思います。

みーさん、ヒメマルさん、貴重なおはなしの機会をいただき、
本当にどうもありがとうございました!


2018年夏のむしむし写真① [むしのおはなし]

この夏出会った虫達の写真、第一段です。
撮りためられたら第二段も続けていきたいです!

2018610コカマキリ2.JPG
2018610コカマキリ3.JPG
6月10日~コカマキリ 5cm位の小さなカマキリです。
小さくても勇猛で、しつこくシャッターを切っていたら
怒られました(^^;)

2018610モリアオガエル卵2.JPG
2018610モリアオガエル卵1.JPG
2018610モリアオガエル卵3.JPG
6月10日、散歩道でモリアオガエルの卵を3つ発見しました!
2018613モリアオガエル卵1.JPG
3日後、何者かが卵を襲ったようです・・・
その後、他の卵は無事におたまじゃくしになれました。
(その瞬間は撮影できませんでした。)

2018612アオスジアゲハ蛹.JPG
6月12日 我が家のクスノキ(鉢植え)のアオスジアゲハの蛹
残念ながら寄生虫で死んでしまったようで茶色になっています。

2018626タケトラカミキリ2.JPG
2018626タケトラカミキリ4.JPG
6月26日 タケトラカミキリ~小さいけどすっごくカッコいいです!!

2018630オオカマキリ3.JPG
6月30日 我が家の木いちごに住み着いたオオカマキリ(成長中)

RIMG0050.JPG
7月22日 オオカマキリ、こんなに大きくなりました!
前脚を伸ばして・・多分植物に擬態しています(^^)
RIMG0053.JPG
見つかった!ギロリ(笑)

2018721ヤマトシジミ2.JPG
2018721ヤマトシジミ3.JPG
7月21日 青じぞで休んでいるヤマトシジミ

今日はこんな感じです(^^)
猛暑の中、虫達は負けずに頑張って生きています!
少しずつ、夏のむしむしとの出会いを記録
して応援していきたいと思います。


カタシロゴマフカミキリのおはなし [むしのおはなし]

昨日の早朝、クッキーとの散歩の帰り道・・・
首筋にちくっと何かが止まった感触がありました。
虫かな?と思って、手をのばしてとってみると・・・
2センチに満たない、黒白のゴマ模様のかわいい
カミキリムシです(^^)

そっと手に包んで、木のあるところまでつれて
行こうと思いました。
すると、ちくっとかわいく嚙んできたので
手のひらを広げると、指先まで歩いていって
ぱっと飛び立っていきました。

とってもかわいいカミキリ虫だったので、
ネット検索をしてみたら、この子のようです(^^)

☆カタシロゴマフカミキリ(Webio辞書より)

https://www.weblio.jp/content/%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%82%B4%E3%83%9E%E3%83%95%E3%82%AB%E3%83%9F%E3%82%AD%E3%83%AA

カタシロゴマフカミキリに『何で首筋に止まったか』を聞いてみました。

カ「木から木へ飛んでいたときに、高さがちょうど
  よかったから。」

私「だとしても、歩いている人に止まるなんで
  大胆だね!」

カ「すぐにつかまったけど、逃がしてくれてよかった。」

私「怖くなかったの?」

カ「ちくっと嚙んだら逃がしてくれると思った。
  だから優しく嚙んだんだよ。」

本当に甘嚙みのようなかわいい嚙みかたでした(^^)
あんまりかわいかったので、手のひらを開いたら、
自分でぶ~んと飛んでいって、かわいいったら
なかったです!

カ「自分の飛んでいくところは、自分で決めて
  いるから大丈夫。案内は必要なかった。
  ただ、ちょっと疲れたから止まってみた。」

お茶目なカミキリムシです。

私「目的地にはつけたの?」

カ「ちゃんとつけたよ。木のあるところ。」

近くに大きな木がいっぱい繁っているお庭がありました。
そこに行けたみたいです。
小さな虫は、食べ物を求めて飛んでいく最中に
ちょっと小休止ということがあるようで、それが
たまたま私の首だったということでした(^^)
かわいい出会いにほっこりした出来事でした。

神樹蚕(シンジュサン)のおはなし~森からのメッセージ [むしのおはなし]

久しぶりのムシムシブログを書こうと思います!
リフォーム工事で忙しくて、なかなか虫さんたちと
親しむ時間がありませんでした。
そんな中、撮っていたムシムシ写真です。
18513カタツムリ2.JPG
5月13日 お茶畑のでっかいカタツムリ
18526アシダカグモ2.JPG
18526アシダカグモ3.JPG
5月26日 洗面所にてアシダカグモ 
足を広げた長さで10センチくらいありました!
アシダカグモの平均寿命はオスが3-5年、メスが5-7年程度だそうです。
長生きでうれしくなります(^^)

そして今朝、立派な蛾に会えました!!
朝の散歩に行く前のトイレにと、クッキーと裏庭に回ったとき・・
18605シンジュサン2.JPG
ばばーん!!
羽根を広げた大きさは15センチはあったと思います。
あまりの大きさと美しさに見とれてしまいました。
形からしてヤママユガの仲間かと思われます。
クッキーに待ってもらって、写真を激写しまくりです。
18605シンジュサン6.JPG
この羽根の光沢、色具合!!
18605シンジュサン8.JPG
立派な触角!つぶらな瞳!
そして、もふもふです~(^^)
興奮さめやらなかったのですが、クッキーがかわいそうなので、
蛾さんにさよならして、お散歩に行ってきました。

帰ってくると・・・まだいてくれます!
主人と義母をたたき起こし、
「なんとも美しい蛾が!!」と
見てもらいました。

主人も義母も感心し、でもこのままだとお庭番猫の
キーちゃんのおもちゃになってしまうかも・・と
心配になりました。

18605シンジュサン12.JPG
ヤママユガ?さんにはヤツデの葉っぱに乗ってもらい・・
18605シンジュサン14.JPG
あんまりかわいいので、また写真を・・・
18605シンジュサン16.JPG
羽根の裏側も美しいです。

そのまま裏庭に連れて行き、私の背より高い位置の木の葉の
上に移動してもらいました。
しばらくして見に行くと、無事に飛んでいっていました。
一安心です。

朝の家事の合間にフルスピードでネット検索をして、
シンジュサンというヤママユガ科の蛾であることがわかりました。
神樹(シンジュ)というのは、ニワウルシという樹の別名で、
幼虫のときにその木の葉を食べる、野蚕(ヤママユガもその仲間です)
の種類なんだそうです。
神樹の蚕なので神樹蚕(シンジュサン)というなんとも
おめでたい名前の野生のお蚕さんのメスでした。

久しぶりにムシに夢中になって調べて、童心に還って
元気いっぱいになりました(^^)
やっぱり、私にはムシムシがなくっちゃ!です。

神樹蚕とおはなしをしてみました。

シ「山から飛んできたんだよ。」

私「どうして家の壁にいたの?」

シ「そこの壁がいいところだったから。
  木から木へ飛んで、ひらひら舞っている
  うちに、気持ちのいい壁をみつけた。
  そこで休んでいた。
  羽化してまだ一日目で、いろんなことを
  学ぼうと思って飛んでいる。
  また山に戻るよ。
  神様の使いだよ。」

私のところには、山の神様のお使いとして、
時々ムシが訪れてくれます(^^;)
神樹蚕から、いつもクッキーとお散歩に行く
山の神様からの大切なメッセージを受け取りました。
そのメッセージは私の中で大切にさせていただきますね。

神樹蚕はほっとしたのか続けます。

「そう、山の神様が言ってるよ。
 また虫や自然や鳥に目を向けてね。
 神樹蚕は神様の使い。
 生まれて一日目にお役目を果たしに来た。
 だからもう山に帰る。
 私は卵を産んで、種を育てるね。
 野蚕のいる森 豊かな森
 森の神様のいるところ
 私の美しさを忘れないでね。」

どうもありがとう!と言って、おはなしを終えました。

羽化したての一番美しい姿でお使いに来てくれて、
感謝の気持ちでいっぱいです。
神樹蚕の美しさは、こういう虫が生きていける
環境の豊かさと美しさの象徴だと思います。
神樹蚕の姿そのものが森からのメッセージでした。
言葉はいらない。
そういう思いです。

神樹蚕が生きられる場所が残っていること。
大切にしていきたいと心から思います。

18605シンジュサン17.JPG

クワガタのおはなし~いつも見てるよ(^^) [むしのおはなし]

先日、お友達のKさんからメールをいただきました。
その内容がとっても楽しいものだったので、Kさんにご了解を
いただけたのでご紹介させていただきます(^^)

Kさんご夫妻は、Mちゃんという17歳のわんちゃんを
とてもかわいがってくださっています。
このたび、お引越しをすることになったそうです。

以下はKさんからのメールの内容です。

======================

おととしの9月・・ベランダにスッポンの赤ちゃんが現れました。
家のすぐ横に川が流れているので鳥がくわえて運ぼうとして
落としたのだろう・・それしか考えられない。
主人と悩みつつ、亀などを扱っているペットショップに
連れて行ったところ日本スッポンとの事でした。
そして、翌日・・またしてもスッポンがベランダに現れたのです!

今年の夏・・今度は部屋の中で‘沢ガニ’発見!
なぜ部屋の中に??
鳥がくわえて・・ベランダに落とし・・知らぬ間に部屋の中に??
そして・・ナントまた翌日も・・部屋の中に沢ガニが!
主人が沢に?逃がしました。
なぜ、毎回2匹なのだろう?不思議です。

そして・・数日前、ベランダにクワガタ発見!
クワガタは自分で飛んでこれるので何の不思議もないのですが、
ちょっと弱っているように見えたので、バナナをあげました。
翌日、ベランダの別の場所にまだいたのでバナナを又あげたところ・・
家の中にいた私めがけて(そう見えました)ぐんぐんと、近付いてくるのです。
網戸を閉めて「家の中には入れてあげられないから、木のあるところに
行きなさい」と話し戸を閉めました。
しばらくするといなくなっていました。
クワガタは私がバナナをあげた事を分かったんだな~とおもいました(#^.^#)

クワガタさんと意思の疎通が通ったような気がして
千尋さんに聞いて欲しくなっちゃいました。

=========================

ベランダに謎のスッポン!?2日続けて室内に沢がに!?
そしてクワガタ!!
いきもの大好きな私はワクワクしてしまいました~(笑)

そこで謎を解明するべく!
(水曜スペシャルみたいなノリで♪(年齢ばれますね)
クワガタさんとおはなしをしてみました。

私のガイドさんが(守護霊みたいに守ってくれている存在です)が
「天狗のいたずら」と笑っていました。
特にアニマルコミュニケーションのときにサポートしてくれている
ガイドさんです。

そこで、クワガタさんに聞いてみました(笑)

ク「バナナをくれてありがとう。
  天狗さんがカラスを使ってつれてきたんだよ。
  (スッポンさんと沢がにさんのことです)

  このあたりを守っている天狗さん。
  よくお散歩していたよね。
  わんちゃんかわいがってくれたごほうびだよ。
  また会いに来てねって言ってたよ。

  このあたりの自然は、あなたとわんちゃんにとって
  とってもエネルギーがいいよ。
  三人(ご主人様とKさんとMちゃん)で
  また遊びに来てね。

  天狗さんからのメッセージ。
  僕はそれを伝えるために二回いた。
  天狗さんのいたずらだよ。
  そして、カラスさんは天狗さんの使者だよ。
  川と森のあるここにまた遊びに来てね。」

私のガイドさんが「天狗は気まぐれな奴だが、いいやつらだ」
と言っていました。

そしてスッポンと沢がにが毎回二匹というのは、Kさんとご主人様
それぞれに・・という心遣いだったようです(笑)

以上でした(^^)

近くに川と沢があるみたいですが、どうやらそのあたりを
守っている天狗さんがカラスを使っていたずらなさったようです(笑)

Mちゃんをかわいがっていたご主人様とMさんを見ていて、
また遊びに来てね~と伝えたかったみたいですね。

天狗さんのいたずらは結構お茶目みたいです。
私の好きな桜井識子さんのブログの記事にもあったので
ご紹介しますね。

☆天狗のいたずら
https://ameblo.jp/holypurewhite/entry-12210234084.html

https://ameblo.jp/holypurewhite/entry-12180042715.html

今度、そちらにお散歩に行かれたら、見えないと思いますが
天狗さんに心の中でお礼をお伝えしていただけたら、喜んで
くださると思いますとKさんにお伝えしました。

Kさんに天狗さんのいたずらのことをお伝えすると、
「誰かが見ていてくれたとわかって嬉しいです。」と
お返事をいただけました。

Mちゃんのお世話は大変なこともあったそうですが、
Kさんご夫妻は一生懸命かわいがっていらっしゃいました。
天狗さんは、その姿をいつも見ていてくださったんでしょうね(^^)
今回、お引越しをすることになり、いつもの散歩道に
時々遊びにいらっしゃいとカラスの使者を送ったんだと思います。
お手紙の内容がスッポン、沢がに、最後はクワガタでしたが(笑)
私もそんな天狗さんが大好きになりました。

「お天道様が見ていてくださる」という言葉があります。
誰もみていない努力は、実はちゃんと誰かが見ていてくれる。
そんな気持ちにさせてくれたエピソードでした(^^)

Kさん、ご主人様とMちゃんとこれからもお幸せに!

どうもありがとうございました。

おはなしリクエスト第五段~カマキリのきっちゃんのおはなし [むしのおはなし]

おはなしリクエスト第五段「カマキリさんからのメッセージ」をお届けします。

Sさんのご自宅は、ご主人が植えた庭木や小さなお花がすくすくと
育っていて、まるで小さな森のようです。
(時々、お邪魔させていただいています。)
そこは野鳥や虫たちにとっても憩いの場で、様々ないきものたちが
訪れているそうです。

Sさんはお庭に訪れるカマキリやヤモリに親しみを感じているそうです。
窓辺に張り付いていてくれたり、木でのんびりしていたり・・
お庭にやってくるカマキリには、歴代「きっちゃん」という名前で
話しかけているそうです。

カマキリのきっちゃんへのおはなしをリクエストしていただきました。
Sさんがカマキリへの思いをお寄せくださったのでご紹介させて
いただきます。

==========================
進藤悦子様・カマキリの卵.jpg
平成15年6月1日Mちゃん家の庭で撮影しました。
孵化したばかりの、きっちゃんの仲間達の一人立ちです。
頑張っているけど可愛らしい、思わず「ガンバッテ~!」
って声かけたくなりました。…
(写真はすべてSさん撮影のきっちゃんです(^^)

進藤悦子様・カマキリ巣立ち1.jpg

カマキリが卵から孵化したばかりだった時だと思うけど、
Mちゃん家の庭で(娘さんの御宅)「クモの子散らす」ってみたいに、
ものすごくたくさんのちっちゃなカマキリの赤ちゃんが
一匹ずつになって、それぞれの別の何か目的地を目指して行くように、
木の幹や大きな石や高い塀や危険な川の側溝や建物の物陰を、
あれよあれよ、という間に早足で散らばって行って、みんな
居なくなってしまったのを、見ていた事がありました。

進藤悦子様・カマキリ巣立ち2.jpg

生まれたばかりみたいに想えたけど、見た目はカマキリみたいな
身体つきをしていて、家族もなく、たった一人でも、怖れもなく、
ただ何かに向かって、無我夢中で進んで行ってしまった
その勇ましい姿に、とても感動して仕舞いましたけど…

それと私は、いつもいろんなところで、たった一人だけでいる
きっちゃんにしか出逢った事がなくて、近くで一緒に居そうな
親や兄弟や友人や恋人らしき姿を見た事がないですね…

クモの子散らしたみたいな、たくさんのカマキリの赤ちゃんも
みんな一人だったし、まだカマキリの姿にちゃんとなっていない、
出来損ないみたいな、一人のきっちゃんにも何度か出逢っているし…

でも、我が家の庭ではまだ見つけた事がないけど、しっかりと
カマキリの誰かが産み着けた卵を、友人の家の庭で毎年、
友人と探すと木の枝に着いているのをいくつも見つける事が出来ます。

進藤悦子様・きっちゃん1.jpg

きっちゃんは何度も生まれ変わる事が出来て、私に逢いに
来てくれてると思うけど…
お父さん、お母さんがいなければ、きっちゃんは生まれて
来れるはずはないし…?
いつも一人でいるきっちゃんには、恋人は?奥さんは?
家族は? 友達は? 一人で寂しくないの?…
きっちゃんに聞いて欲しい事は本当はまだ有りますが、
また今度、聞ける機会があれば嬉しいです( ^∀^)
宜しくお願いします。      
                Sさんより

============================

進藤悦子様・きっちゃん2.jpg

今回は、Sさんのお宅に訪れる歴代のカマキリさん全体に
話しかけてみました。
そうしたら、オスのカマキリさんが返事をしてくれました。

(歴代のきっちゃんの中には、メスのカマキリさんもいたと
思います。)

カ「Sさんがいつも僕たちを見ていてくれて嬉しいよ。
  僕たちは、いつも一人で生きていくのが使命なんだ。
  それはね、狩人としての宿命。
  
  恋の季節のときだけ、オスとメスは出逢って、結婚して、
  オスはメスに食べられてしまう。

  それは、新しい命の栄養になって、心も魂もメスと
  一緒になって、命を生み出すエネルギーになるんだ。

  僕らは食べられることをいとわない。
  メスは本能で僕らを食べる。
  
  そして、卵は冬を越して春を迎え、
  小さな命が野に去っていくんだ。
  もう、卵からの出発なんだ。

  一人で生きていくことは寂しくはない。
  この野で生きていくことは、自分の力を試すこと。
  たった一人で獲物を捕まえ、脱皮を繰り返し、
  一人前の大人になること。
  それは僕らの誇りなんだ。
  だから出逢いがなければ子孫を残せないこともある。
  そのまま死ぬこともある。

  それでも僕は何度も何度も脱皮を繰り返して大人になる。
  (なんと8回脱皮をするそうです。)
  それだけでもすごいことだし、僕らの兄弟の大半は
  食べられて死んでしまう。

  生き残ること 生き抜くこと。
  自分の人生に誇りを持つこと。
  そして、子孫を残すこと。

  Sさんも自分の人生に誇りを持ってね。
  僕らがその勇気を与えられたらいい。
  
  小さな僕たちを見たら応援してね。
  大人になった僕たちを見たら頑張ったねって言ってね。
  Sさんのこれからを応援しているよ!」

きっちゃんたちの中には、お母さんになったり、お父さんになったカマキリが
いたと思います。
そういったきっちゃんの中で、お父さんの立場からおはなししてくれました。

カマキリのメスは本能で交尾のときに、動いているオスを捕らえて
食べてしまうこと。
そして、そのオスの栄養が本当に卵の栄養になるという記事を見つけました。
ご紹介させていただきます。

☆カマキリの交尾後の共食い、卵の栄養に 視覚的に確認
AFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3092179
こちらは、カマキリの生態を詳しくご紹介しているサイトさんです。
☆tenki.jpさんの「七十二候『蟷螂生(かまきりしょうず)』
のページです。
http://www.tenki.jp/suppl/usagida/2015/06/05/3951.html



Sさんにとっては衝撃のきっちゃんからのメッセージだったと思いますが・・・
ご感想をいただきました。

=========================
…ちひろさん、私の親(心)友で最愛の夫のちょうど一周忌の日に、
「きっちゃんからのメッセ-ジ」を伝えて下さってありがとうございました。
ですから、尚更に考え深く受け止めさせて頂きました。

メッセ-ジの内容は、小さなカマキリであっても、深くて
強い意味のあるものと感じ、大変に驚きました。
またきっちゃん達がいつも私との出逢いに、喜んでいて
くれたのが解って、嬉しく思いました。

きっちゃん達は生まれたばかりの時から、誰も頼らないで
ずっと一人きりで、余りにも酷な生き方をしてきて、
またそれを宿命として受け入れ、なおかつ勇気を出し
誇りに思って生き続けている事を知りました。
心に、真の強さがあるからだと思います。

きっちゃんが、周囲の自然界のあらゆる物に
溶け込んでいるかの様に、じ~ッとしている時は、
心の修行をしている時なんだと想います。
もしかしたら、「般若心経」を唱えながら心を
癒している時かも知れません?

或いは、きっちゃんの奥さんが、愛したきっちゃんの
生まれ変わりの新しい生命の誕生を、祈っている時
かも知れません。
そんな事をメッセ-ジから、想像しました。
きっちゃん達とは更に親密さが増したような
気がして嬉しいです。

私はきっちゃん達と、これからも幾多の出逢いがあって、
私の心優しい友人であったり、強くてたくましい、
人生の先輩、師として私を見守り応援して欲しい
なぁって思いました。

P.S.

千尋さんが主人が亡くなって直ぐに、小さな生き物たちが
私の心を癒し慰めてくれる様にと、工藤直子さんの詩・
保手浜 孝さんの画 絵本「版画のはらうた 1」を送ってくれました。

おれはかまきり かまきりりゅうじ

おう なつだぜ
おれは げんきだぜ
あまり ちかよるな
おれの こころもかまも
どきどきするほど
ひかってるぜ

おう あついぜ
おれはがんばるぜ
もえる ひをあびて
かまをふりかざすすがた
わくわくするほど
きまってるぜ

進藤悦子様・カマキリの詩.jpg

…かまきりりゅうじ君も誇りと勇気をもって、
頑張って生きてますね…素敵な絵本を本当に
ありがとうございました。主人の傍に
「いのち けやきだいさく」のページを開いて、
置いてあります。ずっと大切にします。

=====================

Sさんは、交尾中のカマキリのメスがオスを食べてしまうことに
びっくりなさったそうです。

カマキリは動いているものは本能的に狩りをしてしまうこと・・
そして、オスはそれをわかっていて、そうっと近づいて命がけで
交尾をしているんですね・・

オスのきっちゃんが、カマキリは狩人でたった一人で生きていく
と話してくれたことがよくわかりました。

Sさんもそういうきっちゃんたちのたくましさと勇気の
メッセージを受け止めてくださいました。

きっちゃんからメッセージをもらったとき、なんだかこれは
ご主人のご命日にお伝えしなくてはならない気持ちになりました。

メスのカマキリがオスの命を糧にして、次の世代を生み出していくこと・・
それはなんだか、天国にいらっしゃるご主人が、自分の分までSさんや
娘のMちゃん、Cちゃんご家族に元気に生きていってほしいとおっしゃって
いるように感じられました。
きっちゃんを通して、ご主人が大切なメッセージを届けてくださったような
気がしたからです。
Sさんにはそのメッセージが届いたのではないかと思いました。

進藤悦子様・きっちゃん3.jpg

きっちゃんは何度も生まれ変わって、Sさんに会いに来てくれると思います。

そして、ご主人も天国からSさんとご家族のみなさんのお幸せを応援して
くれていると思いました。

Sさん、きっちゃんとおはなしをさせていただき、どうもありがとうございました!

夏にわたってお届けしてきた「おはなしリクエスト」は今回で最終回です。
みなさんのおかげで、毎回楽しくおはなしさせていただきました。
嬉しい発見、驚きがたくさんありました!
そして、みなさんと生き物さんたちとの絆に感動しました。
ご協力いただきましたみなさん、本当にどうもありがとうございました!

また来年、おはなしリクエストを再開できたらと思っています。

2017年夏の昆虫観察日記① [むしのおはなし]

暑中お見舞い申し上げます。

ヒトもお家の動物達も暑い~暑い~を連発ですが・・・
夏の虫たちはとっても元気!!
この季節は出会いが目白押しです(^^)
虫の写真がたまってきたので、ここでご紹介させて
いただきます♪

20170707クモの巣.JPG
7月7日 早朝はクモの巣に水滴がたまってレースのように綺麗です。

20170707クモの巣2.JPG
アップにするとこんな感じです。

201707クモの巣4.JPG
お茶畑には点々とクモのレースが広がっています。

2017711ニイニイゼミ1.JPG
7月11日 玄関先にニイニイゼミ

2017712カナヘビ2.JPG
2017712カナヘビ6.JPG
7月12日 おはなしリクエストの写真になったもらったカナヘビさんです。

2017715ワラジムシ4.JPG
7月15日 早朝の海岸でワラジムシに会いました。
     北海道ではダンゴムシよりワラジムシをよく見かけます。
     久々に会えて嬉かったです(^^)

RIMG0015.JPG
この日は日の出とともに主人とクッキーと朝釣りに出かけました。
クッキーは海でおおはしゃぎ(^^)

2017718カタツムリ1.JPG
2017718カタツムリ2.JPG
7月18日 大きなカタツムリ!このくらいの大きさには
     なかなか会えなくなりました。

2017720クマゼミ羽化1.JPG
2017720クマゼミ羽化2.JPG
2017720クマゼミ羽化3.JPG
7月20日の夜 夜のトイレの後、クッキーが見つけました。
       クマゼミの羽化です。主人が懐中電灯で照らし、そう~っと
       撮影しました。
       朝になると、幼虫の抜け殻ごといなくなっていたので、
       残念ながら鳥に食べられてしまったようです・・

2017720クマゼミ羽化6.JPG
7月21日の早朝5時ごろ 違う場所でクマゼミの羽化発見!

2017720クマゼミ羽化8.JPG
2017720クマゼミ羽化9.JPG
7時ごろの様子です。体の色が濃くなって、羽がしっかりしてきました。
この30分後、元気に飛び立っていきました!

2017720ユタカヤマシログモ.JPG
7月21日 ユタカヤマシログモ

2017723アブラゼミ.JPG
7月23日 道路にひっくり返ってぶんぶんしていたニイニイゼミ(^^;)
     木にくっつけてあげたらほっとしています。

2017723かぶとむし1.JPG
同じ日、アブラゼミを助けたあと、
高速で道路を渡っているカブトムシと遭遇(^^;)
あまりの速さに写真がブレブレです。

2017723かぶとむし2.JPG
ブレブレですが、木に止まらせてあげました。
数日後、メスのカブトムシが轢かれて死んでいました(悲)

2017801くまんばち5.JPG
2017801くまんばち6.JPG
そして今朝・・・我が家のベランダの軒下にせっせと穴をあける
くまんばち(^^;)
数日前から偵察に来ていて、穴を開けて巣を作ろうとしています。
主人「さすがにココに穴をあけられたらなあ・・(困)」
そこで、天然忌避剤の虫除けをスプレーしてご退場願いました(すみませぬ)
くまんばちが戻ってきてくれたらなあ・・と思い、だめもとで
丸い穴があいた釣竿を切ったものを二本結わえて、軒先につるしてみました。
戻ってきてくれたらご報告しますね(^^;)

以上、今日までの夏の昆虫観察日記でした♪

ヒアリのこと~落ち着いた対処を [むしのおはなし]

日本にヒアリが上陸したことで、様々なニュースや
ツイッターが出回っているみたいなのですが・・・

色々記事を読んでいて、落ち着いた内容で信頼できる
記事だと感じたものをご紹介しますね。

☆Yahoo!ニュース
「ヒアリ」の疑問を専門家が答える…覚えておきたい合言葉は“ひありおくやみ”
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170713-00010001-houdouk-soci&p=1

一部記事から引用させていただきます。
<ココが一番大事だと思いました。>


・琉球大学農学部教授 辻和希さん:

在来アリがヒアリを撃退するかもしれない

蟻塚を見つけたら公的機関に通報して、自分で駆除しようと
しない方がいいと思います。
例えば殺虫スプレーで歩きまわっている働き蟻を殺しても巣の中には、
たくさんのアリと女王がいますから、全く駆除にならないんです。

インターネットでは在来種のアリが撃退するんじゃないかという意見が
出ているそうですが、その通り ある程度はヒアリの侵入を抑える可能性があります。
ヒアリは巣を作るとすごく強いんですが、最初に巣を作る「羽アリ」という羽が
生えて飛んできた女王アリは弱いんですよね。その状態では、在来のアリがいると
撃退される可能性があります。
注意していただきたいのは、ヒアリだか分かんないけど怖いからアリをとにかく
殺せって殺虫剤を撒いたりするのは、おそらく逆効果です。それをやってしまうと、
戦ってくれる在来のアリがいなくなって、ヒアリが定着しちゃう可能性があります。

===============================

在来アリがすべて、ヒアリを撃退してくれるということではないようですが、
ある程度侵入をおさえてくれるかもしれない。
だから、むやみやたらに日本の自然の中で生きているアリを駆除しないで~!
というほは本当だと思います。
今まで、にじのえほんでお伝えしてきましたが、アリも自然界の中で大切な
役割を担っています。(千尋)

================================
記事の引用の続きです。
(記事の内容と前後してしまっていますが、
先に駆除のことをお伝えしたくてご紹介しました。)

ヒアリは普通のアリと区別がつかないと思います。普通のアリの群れは、
ほとんど大きさが同じか、大きいやつと小さいやつがいるんですが、
ヒアリの場合はすごく大きいやつから小さいやつまでいろんなサイズがいるのが特徴です。

巣は、土でできた「蟻塚」という最も高いものでは5~60cmくらいになるもの作ります。

この「蟻塚」をつついたりすると中から怒ったアリが凄い勢いで出てくるので
面白がってやってはいけません。

→これは、普通のアリの巣でも、アリにとって大迷惑なのでやってはいけないと
思います(^^;)(千尋)


・アメリカの統計では、ヒアリが侵入した地域ではだいたい住民の9割くらいが
一生のうち1回は刺され、1年間に住民の半分から三分の一くらいが1回刺されています。
だから刺されて死ぬことはほとんど無いといわれていますが、刺される人はいっぱいいます。

・私も何回か、踏んだことが分からずヒアリに刺されたことがあります。刺されると、
お灸をすえられた熱さのような痛みがあります。ハチみたいに大きく腫れることはなく、
刺された部分に水ぶくれができて膿みが溜まり、その周りが少し赤く腫れます。
ただ、たいがい複数の個体が体に登っていて、一匹が何回も刺します。
すると他の個体も興奮して刺すんですよね。痛みはその日のうちに収まりますが、
水ぶくれの痒さは普通、1週間から場合によって長く続きます。
そして傷がなかなか治らない。

・ヒアリ対策の合言葉は「ひありおくやみ」


万が一刺された時のために「ひありおくやみ」という合言葉を覚えてください。

「ひ」…「“ひ”やす」まず刺された局所を冷やして炎症を少し抑える。
「あ」…「“あ”らう」局所についてる毒を洗い流す。
「り」…「“り”スクの認識」刺された危険をちゃんと理解する。
「おく」…「“おく”すり」抗ヒスタミン薬などを適切に使う。
「や」…「“や”すむ」動くと毒が回るので観察するために休んでください。
「み」…「“み”まもる」周囲の人はしっかり見守ってほしい。

アナフィラキシーショックによる呼吸困難などがなく、
局所反応だけであれば抗ヒスタミン薬、普通の虫刺されの
お薬を使ってください。ただ腫れが強い場合はステロイドの
軟膏であるとか、引っ掻いてばい菌が入ったら抗生剤も
必要なので、皮膚科とかに行ったほうがいいですね。
アナフィラキシーショックを起こしたとしても、
医者であればだれでも対応できるはずです。

ヒアリに刺されないためには、とにかく肌を露出
しないことですね。ドコドコでヒアリが出たという話
になったら駆除が済むまでは裸足で歩かないとか、
虫を手で触らないとか。お子様の対策もが必要です。

========================

他にも、こちらのページがとても参考になりました。

☆国際社会性昆虫学会日本地区会(JIUSSI)のホームページ ヒアリに関するFAQ https://sites.google.com/site/iussijapan/fireant


こちらにもこう書かれていました。

現時点ではアリ駆除は逆効果

いま「殺人アリ」パニックでアリ駆除剤が売れているそうです。
アリがいると不安になる気持ちはわかります。しかし今現在、
コンテナやその中身が置かれていた場所周辺以外ではヒアリは
まだ見つかっていません。そこで見つかるのはほとんどが巣から
はぐれた働きアリと思われます。いいかえるなら、港湾の
コンテナ置き場以外では野外巣はまだ確認されていないのです。 

よって一般市民の皆さんが今駆除しているのは100% ヒアリではないと断言していいでしょう。


これはヒアリ対策上由々しき問題です。理由はつぎのとおりです。

実はヒアリの侵略から私たちを守ってくれる「仲間」がいます。
それは日本のアリやクモなどの他の捕食者たちです。
ヒアリの働きアリは小さい割には屈強ですが、逆に翅アリ(新女王)
は大きい割に虚弱です - これは他のほぼ全てアリ種でいえます。
一般に、結婚飛行を終えたアリの新女王は、地面に降り立つと
すぐ巣作りを始めますが、十中八九失敗します。
なぜなら他の生物に邪魔されるからです。

最大の邪魔者はアリ自身です。翅アリが降り立った地面が、
もし他種のたとえば日本在来のアリの「領土」だったら、
たちまち地主の働きアリに見つかって殺されてしまいます。
実際、このシナリオがヒアリにおいてもあてはまることが
フロリダで行われた最近の野外研究で明らかになりました(文献16)。
地元在住のさまざまなアリたちの存在はヒアリの防御壁になりますが、
殺虫剤や耕耘機であらかじめ在住アリを除去しておくと、
ヒアリの新女王による新巣定着率が格段に上がったのです。

アリを過度に怖がる必要はありません。
在来のアリはヒアリと戦う友です。在来のアリを活かして、
ヒアリの新女王の定着を妨げましょう。

===========================================

むやみに殺虫剤を使用して、在来の日本のアリやクモなどを
駆除しないよう、落ちついて行動してください。

こちらの国際社会性昆虫学会日本地区会(JIUSSI)さんのサイトの
最初にこんな言葉がご紹介されていました。

「社会性昆虫とは、アリ、ミツバチやシロアリのように、
同種の中に繁殖をする個体と繁殖以外を担う個体という
役割分担が見られるものを狭くは意味します。
広くはアブラムシやある種のガの幼虫のように群れで
生活する昆虫すべてを指します。
昆虫ではありませんが、集団で生活する
クモやダニなどの節足動物の研究も本学会の対象です。

集団行動がもたらすこれら小さな昆虫の中に秘められた大きな力は、
大昔より人の好奇心をくすぐり続けています。」

すごく嬉しくなりました!

私は、アシナガバチが優れた社会生活を営み、仲間を大切にして
生き抜いてきたのを観察してきました。
アリもハチの仲間です。
彼等の見事な連携で、他の植物や虫たちが共生できていることを
忘れずに、彼等の存在を大切にしてあげてくださると嬉しいです(^^)

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