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スズメとカワセミのおはなし~協力し合って生きること [鳥のおはなし]

今朝の主人とクッキーとのお散歩で、カワセミに会えました!
お休みの日は池のある公園を散歩します。
すると、背中が青く光る美しい鳥がぴゅ~っと横切って
いきました!


カワセミ / nubobo

こんな感じでした(^^)おかりした写真です。

「カワセミだよね!?」と主人と大声で確かめあいました。
一瞬のことですが、あの翡翠色の輝きはまぎれもなく
カワセミでした。
この近所でカワセミは1~2年に一度会えるか会えないかです。
これは縁起物を見たな~と幸せな気持ちになりました。

オナガの親子とは、この公園のあたりで毎週会っています。
若鳥はもうほとんど親鳥と同じくらいの尾で立派になって
いました(^^)

帰宅してからは、天気がいいのでのんびり洗濯や布団干しを
していました。
すると、目の前の電線にスズメが4羽飛んできて、私を
ガン見して興味津々です(笑)
「おはなししてほしいのかな?」と思って聞いてみると、
「うん!うん!」と嬉しそうです。
「後からゆっくり話そうね~!」と約束すると飛んでいきました。


DSC_7010 / skasamatsu

スズメです。おかりした写真です。

最初にスズメとおはなししてみました。

ス「僕達4羽は親子なんだよ。二羽が子供、二羽がつがい。
  巣立った子供達と過ごすのは楽しいよ。
  みんな、思ったより長く親子で過ごすようになった。

  夏が暑くなって、食べ物が少なくなって、
  みんなで協力して生きることが大切に
  なってるんだ。

  冬まで家族単位で過ごして、もっと大きな群れになる。
  冬は僕達は襲われるからね。」

冬のスズメたちは混群というシジュウカラやメジロなどが
混じったようなたくさんの群れになってすごすことがあります。
これも大型の鳥類から身を守るための知恵なんだそうです。

今年はイソヒヨドリ親子も思ったより長く親子で
過ごしているのを知りました。
自然の変化によって、野鳥達も群れで過ごす時間を
長くしながら対応しているようです。

私「みんなで協力し合って生きているんだね。」

ス「人ももっと協力し合ったらいいよ。
  これから自然はもっと厳しくなるし、
  僕達みたいに協力し合わなきゃ。

  知恵のたくわえ、そして命。
  僕らはどこにえさが多いか伝え合って、
  協力し合ってみんなで生き抜くよ!

  人ももっと昔に戻って、言葉と言葉で、
  心と心で結びついて、この時代を
  生き抜いていってね!」

私「どうもありがとう!」

スズメと話し終えたあと、そういえばカワセミは
単独で暮らしているけどどうなのかな?と思いました。
そこで、今朝会ったカワセミに話しかけてみました。


カワセミ / nubobo
カワセミです。おかりした写真です。

カ「僕らは一人で生きてるよ。
  つがいの時は協力するけど、
  基本的には一人なんだ。

  魚は確かに減ってきてるね。
  虫が少ないのが原因かな。
  夏の暑さも原因だと思う。」

私「そうだね。特にハチとか
  他の虫も少なく感じる。」

カ「僕らの子育ても大変になってきてる。
  相手(つがいの)を見つけるのもね。
  今年、僕は一人だったよ。
  この辺りで一人で生きてて、出会いは
  なかった。
  でも、来年は出会いを求めて移動しようと思う。
  ここは一人で生きるにはいいけど、
  子育てにはむかないからね。
  もっと森が濃くて、緑豊かなところに移るよ。
  たとえ一人で生きていても、家族を持つことが
  僕の夢だから!
  そしてまた子育てが出来たら、この池に戻ってくるよ。
  また会おうね!」

オナガやスズメのように群れで生きている鳥も、
カワセミやイソヒヨドリのように基本単独で
生きる鳥も、家族を持って次に命をつないで
いくために頑張っていると思いました。

最近、以前阪神淡路大震災で被災したのち、
北海道に移り住んだという女性が取材を受けていました。
ご自分の体験を生かして、ご自宅に食料庫を作って
食料を備蓄なさっていたそうです。
そして、地震直後からご近所のみなさんのために
食べ物を振舞ったり、今も被災なさっている方のために
自宅を開放して、みなさんが集える場にしているそうです。
悩みを書けるノートを置いたり、細やかな心配りをなさっていて
感動しました。

スズメが言ってくれたように、緊急時こそ人と人のつながり、
言葉と言葉、心の結びつきが大切なんだなあと実感します。

この方のように、ご自分の体験を活かして、今困っている
みなさんを支えていけることが、協力し合って生き抜く
ことなんだと思いました。

自然災害が多発している今だからこそ、普段の生活と
家族のこと、ご近所のみなさん、人と人のつながりを
大切に考えていきたいと思いました。


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