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神樹蚕(シンジュサン)のおはなし~森からのメッセージ [むしのおはなし]

久しぶりのムシムシブログを書こうと思います!
リフォーム工事で忙しくて、なかなか虫さんたちと
親しむ時間がありませんでした。
そんな中、撮っていたムシムシ写真です。
18513カタツムリ2.JPG
5月13日 お茶畑のでっかいカタツムリ
18526アシダカグモ2.JPG
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5月26日 洗面所にてアシダカグモ 
足を広げた長さで10センチくらいありました!
アシダカグモの平均寿命はオスが3-5年、メスが5-7年程度だそうです。
長生きでうれしくなります(^^)

そして今朝、立派な蛾に会えました!!
朝の散歩に行く前のトイレにと、クッキーと裏庭に回ったとき・・
18605シンジュサン2.JPG
ばばーん!!
羽根を広げた大きさは15センチはあったと思います。
あまりの大きさと美しさに見とれてしまいました。
形からしてヤママユガの仲間かと思われます。
クッキーに待ってもらって、写真を激写しまくりです。
18605シンジュサン6.JPG
この羽根の光沢、色具合!!
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立派な触角!つぶらな瞳!
そして、もふもふです~(^^)
興奮さめやらなかったのですが、クッキーがかわいそうなので、
蛾さんにさよならして、お散歩に行ってきました。

帰ってくると・・・まだいてくれます!
主人と義母をたたき起こし、
「なんとも美しい蛾が!!」と
見てもらいました。

主人も義母も感心し、でもこのままだとお庭番猫の
キーちゃんのおもちゃになってしまうかも・・と
心配になりました。

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ヤママユガ?さんにはヤツデの葉っぱに乗ってもらい・・
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あんまりかわいいので、また写真を・・・
18605シンジュサン16.JPG
羽根の裏側も美しいです。

そのまま裏庭に連れて行き、私の背より高い位置の木の葉の
上に移動してもらいました。
しばらくして見に行くと、無事に飛んでいっていました。
一安心です。

朝の家事の合間にフルスピードでネット検索をして、
シンジュサンというヤママユガ科の蛾であることがわかりました。
神樹(シンジュ)というのは、ニワウルシという樹の別名で、
幼虫のときにその木の葉を食べる、野蚕(ヤママユガもその仲間です)
の種類なんだそうです。
神樹の蚕なので神樹蚕(シンジュサン)というなんとも
おめでたい名前の野生のお蚕さんのメスでした。

久しぶりにムシに夢中になって調べて、童心に還って
元気いっぱいになりました(^^)
やっぱり、私にはムシムシがなくっちゃ!です。

神樹蚕とおはなしをしてみました。

シ「山から飛んできたんだよ。」

私「どうして家の壁にいたの?」

シ「そこの壁がいいところだったから。
  木から木へ飛んで、ひらひら舞っている
  うちに、気持ちのいい壁をみつけた。
  そこで休んでいた。
  羽化してまだ一日目で、いろんなことを
  学ぼうと思って飛んでいる。
  また山に戻るよ。
  神様の使いだよ。」

私のところには、山の神様のお使いとして、
時々ムシが訪れてくれます(^^;)
神樹蚕から、いつもクッキーとお散歩に行く
山の神様からの大切なメッセージを受け取りました。
そのメッセージは私の中で大切にさせていただきますね。

神樹蚕はほっとしたのか続けます。

「そう、山の神様が言ってるよ。
 また虫や自然や鳥に目を向けてね。
 神樹蚕は神様の使い。
 生まれて一日目にお役目を果たしに来た。
 だからもう山に帰る。
 私は卵を産んで、種を育てるね。
 野蚕のいる森 豊かな森
 森の神様のいるところ
 私の美しさを忘れないでね。」

どうもありがとう!と言って、おはなしを終えました。

羽化したての一番美しい姿でお使いに来てくれて、
感謝の気持ちでいっぱいです。
神樹蚕の美しさは、こういう虫が生きていける
環境の豊かさと美しさの象徴だと思います。
神樹蚕の姿そのものが森からのメッセージでした。
言葉はいらない。
そういう思いです。

神樹蚕が生きられる場所が残っていること。
大切にしていきたいと心から思います。

18605シンジュサン17.JPG

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