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稲佐の浜~神迎の道へ [旅行記]

11月11日、出雲大社の参拝を終えて、お昼は出雲そば田中屋さんで
割り子そばをいただきました。

☆そば処 田中屋さんのサイトです。
http://soba-tanakaya.jp/

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人気のお店で待ちましたが、待った甲斐がありました。
三つの薬味がそれぞれ違ったおそばは、のどごしがよくて
つるっと入っていきます。とても美味しかったです!

稲佐の浜に向かいました。

☆神迎祭について~|平成28年度版 神在祭のチラシより引用させていただきます。

旧暦の10月10日(今年は11月9日)の夜、掃き清められた稲佐の浜には、
八百万の神々を迎えるための御神火がたかれ、龍蛇(海蛇)様を神々の
先導役として神迎いが行われます。
神事が終わると、神籬(ひもろぎ~大榊に細長い弊をつけたもの)に
宿られた八百万の神々を出雲大社へとご案内します。
約三キロあまりのこの道程(神迎の道)を、神職や全国から集まった
たくさんの人々がお供して出雲大社へと向かいます。

この神迎祭にもぜひお供してみたかったのですが、都合で日程が合わせられなかったんです。
残念・・・家族にクッキーとティナ、猫たちのお世話をお願いしての旅行です。
友達も動物たちの日程に合わせてくれました。感謝!

私たちは、神迎の道を通って稲佐の浜へ行くつもりでした。
地図を確認して歩き出したはずでしたが・・・最初から間違えていたんですね・・・
どんどん歩いて、出雲阿国のお墓があるあたりでようやく気がつきました。
でも、これが大正解だったんです(^^)
その理由はあとからおはなししますね。

出雲阿国~かぶき踊りの創始の女芸者です。これは歌舞伎へとつながって
いったそうです。

この間違えた道のおかげで、行って見たいけどどうしようかと思っていた
上宮(かみのみや)に参拝することができました!

上宮に向かう道には、道を挟むように高い場所に注連縄が飾られていて、
それが一定間隔にあって神様への道を示してくれていました。
途中、大歳社があって参拝しました。
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御祭神は大歳神。素戔男尊(スサノオノミコト)の御子神で、
田畑と五穀豊穣の神様です。
毎年お正月に訪れる神様でもあります。
「よいお正月が迎えられますように」とお参りしてきました。

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いよいよ上宮に参拝です。
上宮は全国の神々が集まり、生きとし生けるもののご縁を結ぶ
神議(かむはかり~会議のこと)をされると言われているお宮です。

上宮は落ち着いたたたずまいお社でした。
こちらには神職の方がお二人いらっしゃって、お神酒やお守りの授与を
していらっしゃいました。
写真撮影について伺ってみると、人の顔が映らないように配慮してくだされば
大丈夫と許可をいただけました。
伊勢神宮のときは、御神体の真正面に当たる場所、拝殿の正面からの
撮影は失礼に当たるので禁止だと伺ったので、それ以外を配慮して
撮影するようにしていました。
出雲大社もそのように角度を考えて撮影していました。
ほっとしました~。

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こちらは下宮。御祭神は天照大神です。

そして、海が見えてきました!

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稲佐の浜と弁天島です。
弁天様にお参りします。

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ここが大国主大神が建御雷神(たけみかづちのかみ)天鳥船神(あまのとりふね)の二神と
国譲りをした場所。
そして、神在月に八百万の神々が上陸するところです。

☆国譲りの神話はこちら~出雲観光ガイド 神話めぐりです。
https://www.izumo-kankou.gr.jp/1033

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稲佐の海はキラキラ輝いていて、波が力強く打ち寄せていました。
潮風が心地よく、空が大きくひろがって、すっごく気持ちいい!
みんなで「気持ちいい!!来て良かった~!!」と叫びました。

私は一番ここに来てみたかったんです。
神様たちが一番最初に訪れる場所。
海には浄化の力があるそうなのですが、ここは格別でした。
浄化とともにエネルギーが湧いてくる感じ!
本当に来てよかった!

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神仏習合の頃には「弁財天」が祀られていましたが、明治のころから豊玉豊玉毘古命
(とよたまひこのみこと)が祀られています。

存分に稲佐の海に元気をいただき、感謝の気持ちで出発です。
神迎の道を探して歩き出しました。
すでに地図で迷っていたので、地図なしで感覚で歩いてみることにしました。
ガイドさんが観光客の方を連れて戻った道は違うような気がして、
さらに海沿いの道を下ることにしました。

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すると・・灯篭が!
詳しく何も書いていないのですが、ここは神迎の道の出発点に
違いない!とここから出雲に向かう道を見てみると・・・

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上宮に先導してくれたのと同じ注連縄がかかっています。
住宅街の狭い道です。
「ここが神迎の道?」
「きっとそうだよ!」
と言いながらみんなと歩き出しました。

ここから一定間隔で注連縄がかかっていて、その導きで進んでいきました。
両側は閑静な住宅が立ち並び、私たち以外は観光客もまったく歩いていなくて静かです。
車がすれ違うには譲り合わないと・・という感じの狭くてのどかな道です。

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家々の玄関先に竹筒に素朴できれいなお花が飾ってあって、
ここはやっぱり神迎の道だと思いました。

しばらく歩くと・・・
AさんとCさんが時間があったら探したいと言っていたお菓子屋さんがありました!

☆御菓子のとみやさん!
http://www.goennet.ne.jp/~tomiya/index.html

こちらは三年前にAさんとCさんがおそばを食べたあとに寄ったそうです。
「ひやどら」が美味しかったと言っていました。
早速「ひやどら」をいただきます。冷たいどらやき。美味しい~!
ご年配のおかみさんが出てきてくださって、三年前のことは覚えていないけど・・と(笑)
お茶を出してくださいました。
Cさんはお土産を買いました。
念願のお店に出会えて、みんなほくほくでした。
三年前のお蕎麦屋さん、かねやさんも見つけました。

神迎の道であると確認でき、出雲大社への道をゆっくり歩きます。
ここからは料亭や旅館、凧の工芸など、昔からの店が並んでいて、見ていて飽きません。

出雲大社に戻って、今日の参拝を振り返りました。
境内の参拝はもちろん、神迎の道を間違えたのは偶然ではなく、この歩き方が
大正解だったという結論になりました。
探しながらワクワクしながら歩けて、参拝したかったところ、場所もすべて
クリアできました。
神様が一番いい道に導いてくださったのかもしれません(^^)
みんなでさわやかな気持ちで過ごすことができました。
たくさん神様にお世話になりました。
本当にどうもありがとうございました!

玉造温泉へに続く。


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