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オリンピックと伊勢神宮からの気づき [ACエッセイ]

2014年、冬季オリンピックが開催されています。
フィギュアスケート・ファンの私は、団体戦の予選から応援しています。
フィギュアの日本選手たちのインタビューを聞いていていつも思うのは、
みな、他の選手との戦いや良い成績を残すということだけではなく、何よりも
自分自身と戦っているということでした。

団体戦の予選で、ペアの高橋選手と木原選手は結成一年目にして
オリンピックの舞台に上ってきました。
ちょうど予選の2月6日は、一年前にコンビを組んだ記念日だったそうです。
二人の選手がオリンピックに立つことを目標に、こつこつと努力を積み上げて
きたもの、そして、今出来る自分たちの演技のベストを尽くそうとしている
姿に感動しました。

男子の羽生選手は、常にマスコミから注目され、世界最高得点のマークを
期待されながらも、プレッシャーに負けることなく、自分らしい演技が
出来て素晴らしいと思いました。

カナダのパトリック・チャン選手がリンクに立ち、曲が始まる前に見せた
静かな表情は、すっと自分の世界に入る透明感が感じられました。

選手たちは、周囲の期待や声に翻弄されることなく、常に自分自身を見つめ、
理解し、自分自身に打ち勝とうとしているのだと思います。
大切なのは、自分自身を深く知ること、誰よりも自分を理解し、自分の
弱さも強さも大きな心で包み込んで、乗り越えてゆくことなのだと気づかされます。
オリンピックを応援していて、私自身も勇気をもらっています。

私は、アニマルコミュニケーションを勉強し始めて今年で8年目になります。
お仕事としてさせていただいて3年目です。

それまでにも、動物のこと、スピリチュアルなこと、ヒーリングなど、
さまざまなことを学んできました。
素晴らしい先生たちに巡り会い、育てていただきました。
動物たち、そのご家族のみなさんも私にとっての先生でした。
自分で経験する、そのひとつひとつが私にとっての先生だったんです。

その学びの中から感じたことは、みんな簡単に私に答えをくれるということは
なかったということです。
すべてが私自身に考えさせ、自分自身で気づき、経験することから学ばせて
くれました。
そのことに気づかせてくださったすべての方、すべてのことに心から
ありがとうございます。

時にはこれ以上は無理かもしれないと感じることもありました。
けれど、最後の力を振り絞ったあと、仰いだ空の青さ、すがすがしさは
忘れられません。
自分は力を尽くしたのだから、どう転んでも決して後悔はしないと思って
見た空は、何にもかえがたいものでした。
そういうとき、私はいつも全力でした。
こういう気持ちは、やるだけのことをして、あとは降参!という気持ちに
似ています。
すると、不思議と事態が好転し、救われる思いをしたということが何度も
あります。
人事を尽くして、天命を待つ、という言葉の意味を経験したような気持ち
でした。

私はこういうときには素直になるしかなく、自分のベストを尽くすしかなく、
裸の自分になってみて初めて、自分という本来のものに向き合えたような
気がします。
私というものの弱さ、小ささを、お天道様の前に差し出して祈る気持ちに似ています。

昨年の春、いろいろ悩むことがありました。
その頃にふと、ボランティア仲間さんたちと伊勢神宮に参拝する機会がありました。

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五十鈴川2.JPG
photo by chihiro

五十鈴川のほとりで身を清め、神宮の木々の間、参道を歩きながら、ざわざわと
した気持ちは、しんと静かになっていきました。

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庭園.JPG

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photo by chihiro

そして、天照大御神の内宮の白いとばりの前に立ったとき、心は真っ白になっていました。
ニ礼ニ拍手でお参りをしようとしたとき、さあ~っと風が吹いて、内宮の
奥に通じる玉砂利の道と、お宮がさっと見えました。
まるで、心の中にまで風が吹いたような気がしました。
このときの経験と、感じた気持ちは言葉では表せず、今でも忘れられません。

これは、私独特の感覚なのかもしれませんが、アニマルコミュニケーションで
動物と向かい会う時、私は昨年の春、内宮の前に立ったときのような気持ちで
向き合います。

神様の倉.JPG
小さな神様の倉の写真です。

動物の前で、私はこういう人間です。私の心の弱さもすべて動物はお見通し
だから、自分を飾ることなく、偽ることなく、恥じることなく、恐れることなく、
私という人間を動物の前に置いてみるんです。

私はこういう人間です。こんな私だけど、一緒におはなししてくれますか?
あなたの心を聞かせてほしいんです。

そうやって対話が始まります。

ただ、同じ命として向き合います。
それは、犬でも猫でも、クジラでも小さなハチでもみんな同じです。
私にとって動物は尊敬すべき相手なんです。
私よりずっと純粋で、正直で、勇気のある存在です。
動物たちに教えていただく、学ばせていただくという気持ちで向き合っています。

動物たちは、人間の心を映す鏡です。
その心、体を使って、私たち人間のさまざまな問題点に気づかせてくれます。
動物たちは、心から、魂から私たち人間のために、私たち自身の幸せのために
メッセージを送ってくれている。
それは、人と暮らす動物たちだけではなく、自然や植物、野のいきものたちも
等しくそうであるということを知るようになりました。

アニマルコミュニケーション8年目にして、私はようやく実感として
そのことを学ぶことができました。
本当に長い年月です。

私はアニマルコミュニケーションが大好きです。
この人生を豊かにしてくれる命たちとの対話を、ずっとずっと続けて
いきたいです。

私のアニマルコミュニケーションはこれから、そして、まだまだです。

五十鈴川1.JPG


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長い間、お休みをさせていただき、どうもありがとうございました。
おかげさまで、私たち家族も動物たちも落ち着きを取り戻して
元気にしています。
病気の猫のふじちゃんも安定して過ごしてくれています。
なるべくふじちゃんのそばにいられるように、しばらくの間、
対面セッションは公民館の平日(月、火、水)で受付させていただきます。
宝台院の対面セッションと青空セッションはお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

また、みなさんと動物さんのお役に立てられるようにがんばります!
よろしくお願いいたします。

                              伝言屋ひまわり 千尋

<千尋のアニマルコミュニケーションサイト>

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