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人とセミと木の関係 [むしのおはなし]

7月31日、電車に乗ってある駅で降りました。
駅前の待ち合わせ場所へ行く途中、クマゼミがひっくり返って
足をバタバタさせていました。
まだ元気そうです。

そこで、人目を忍んで(一応)さっとクマゼミを拾いあげて、
駅前の大きな街路樹の樹にとまらせてあげました。
セミはほっとしたように街路樹をのぼっていきました。

その街路樹は、根の周りに少々土のスペースがありました。
その先はコンクリートで囲まれていますが、わずかな土の
部分にセミの幼虫が出てきた穴がいくつかありました。
木の上ではたくさんのクマゼミが鳴いていました。
こういうほんの少しの土の部分からセミが出てこれられて
よかったな~と思いました。

13804せみ抜けがら1.JPG
photo by chihiro

我が家の低木にもセミの抜け殻を発見!
この木は野鳥の糞に入っていただろう種から大きくなった木で自然に生えてきました。
今は高さ2メートルちょっとです。

13804せみ抜け殻2.JPG
お隣さんの低木にはセミの抜け殻が4つありました。
上にひとつ、下に三つあるのがわかりますか?

13804せみぬけがら3.JPG
壁を3メートルほども上って羽化したセミです。
ここで羽化したばかりのアブラゼミと会うことができました。

13804せみ抜け殻4.JPG
地面からすぐ上の壁で羽化したセミです。

我が家とお隣さんの境で7匹のセミが無事に羽化できたようです。

我が家とお隣さんの低木は1~2メートルほどの高さの細い低木ですが、
敷地内の土のスペースでセミたちは数年かけて育って、無事に成虫に
なってくれたんだなあ~と感慨深く思いました。
あんな小さな木と少しの場所でも、そして街の街路樹のちょっとした
土のスペースも、セミ達にとっては大切な生命線なのだと思いました。

そう思うと、私たちが自分の庭木を大切にするという身近なことから
自然の生き物達を大切にすることにつながっていくんですね。



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現在、通常通りセッションの受付をしています。
また、頑張りま~す!
よろしくお願いいたします。

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