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新女王蜂の誕生 [アシナガバチ観察日記]

ベランダのアシナガバチたちの様子です。

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7/26 午後13時ごろの巣はわずかな時間帯、直射日光が当たってしまいます。
ハチたちは水を運んできて巣の上に水滴をたくさん乗せ、羽根をぶ~んと羽ばたかせて
気化熱で巣を冷やしています。
アシナガバチ・クーラーです。

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photo by chihiro
7/31 9匹の働き蜂が元気よく巣を運営しています。
1匹はでかけているようです。

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同日 幼虫が繭の壁を作り始めました。

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3時間ほどかかって繭の入り口をふさぐ作業に入っています。
うっすらと中にいる幼虫が見えます。

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8/1 繭の前に卵が産んであります。
これは働き蜂が産んだもので後に雄蜂になります。
一番最初にこの巣を作った女王蜂は途中で亡くなってしまいましたが、
こうして彼女の娘たちが雄蜂を産んでくれることで、他の巣の女王蜂と
交配して命をつないでいけることでしょう。

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8/3の夕方、しばらくぶりに働き蜂が羽化しました。
この巣を救ってくれた女王蜂と同じくお腹は細かい虎柄模様の働き蜂です。
ついに二代目かーさんの子が誕生しました。

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これが生前の二代目かーさんです。お腹は細かい虎柄です。

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これは初代かーさんの子供達。体格は小柄で模様は太い縞柄です。
今は、この柄の違いや生まれた日にちで見分けています。

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同日、働き蜂は新しい部屋を作って卵を産みつけました。

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8/5 右端にいるのが二代目かーさんの働き蜂です。
初代かーさんの子より体が大柄なのがわかります。
そして新しい卵が二つ見えます。

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8/7 新しい繭が14個に増えました。

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同日の夕方、さらに大柄な虎柄のハチが羽化しました。
顔も大きくて性格は穏やかでおっとり。
新女王蜂の誕生です。
この女王蜂が冬を越して来年巣を作り出すことになります。

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8/8 この日もとても暑くなりました。
巣の上にできるだけ水滴を集め、ハチ達も日陰に退避です。
我慢我慢の時間帯です。

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8/11 とうとう繭は21個になりました。

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8/12 今日は2匹のハチが羽化していました!
この2匹も体が大きくておっとりしているので女王蜂のようです。

こうして巣に次世代の女王蜂が3匹生まれました。
女王蜂はほとんど巣にいて働き蜂のお世話を受けて暮らします。

8/3に生まれた働き蜂は外に出かけて肉団子を運び、せっせと
働いていました。

二代目かーさんの子が生まれたらどんな感じになるかと
思いました。
まるで最初からきょうだいのように違和感なく仲良く一緒に
暮らしている一代目、二代目かーさんの子たち。
ハチの世界って不思議でとても面白いです。

21個の繭が孵ったら、もう数の把握や個体識別も難しく
なってくるでしょう。
アシナガバチの最盛期がもうじきやってきます。

千尋のアニマルコミュニケーションサイト
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