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アニマルコミュニケーターになるために大切なこと~おじいちゃん猫の言葉 [ACエッセイ]

セッションを受けてくださった方から「アニマルコミュニケーションを
勉強したいです。」「動物と話せる様になってお役に立ちたいです。」という
言葉を聞かせていただけることがあります。

私のセッションがアニマルコミュニケーションをご理解していただける
きっかけになれたのなら、こんなにうれしいことはありません。
こんなにアニマルコミュニケーションが受け入れられ、信じていただける日
がくるとは夢のようです。

私自身はアニマルコミュニケーターの駆け出しで、まだまだ経験を
積んでいかなくてはならない身です。
アニマルコミュニケーションについて質問があったらどうお答えしていこう・・
と日々悩んでいるくらいなのです・・

一番多いのが「アニマルコミュニケーションを学びたい。」というおはなしだったので、
私にとってアニマルコミュニケーションの一番の先生は動物!という思いで
我が家の16歳のおじいちゃん猫に「アニマルコミュニケーターになるために
大切なこと」を聞いてみました。
少しでもみなさんのお役にたつ言葉がありますようにと願っています。

私「一人前のアニマルコミュニケーターになるには、
  何が必要だと思う?」

お「まず自分を磨くこと。自分の心の声に耳を傾けて
  心の感じ、体の感じに鋭くなること。
  感受性を豊かにすると、人や動物の心の声に
  耳を傾ける素地ができるんだ。

  想像力や先入観じゃなく、心を静かなところに
  持って行ってただ受け取る。」

私「それにはどんなトレーニングがいいの?」

お「日常の雑事から離れる時間を持つこと。
  心配事とか雑念とか。
  瞑想や自分をヒーリングすることとか、内観すること。
  自分をよりよく知ることは、相手をよりよく知ることに
  つながるよ。
  相手の心を深く理解するには、相手を単に猫だ、犬だ、
  虫だと表側から決めつけないで、心をうーんと開いて
  自分がその動物と同じ心の場所に立つこと。
  相手を生きている同じ魂として尊重すること。

  まずそれができるようになるには、自分の身のまわり
  にある色々な植物や自然、動物たちに感謝をして、
  心から大切にすることから始めてほしいんだ。

  動物と話そうというのは、人間が上で動物が下、
  動物が庇護されるものではなくて、同じ命として
  支えあおうということなんだ。

  僕らは感情があって、理想や信念もあって、そして
  人と違った感情や希望、生きていく上での習性がある。
  それらはすべて動物行動学上のものや、人が心として
  理解できる部分、動物に聞いてみてはじめてわかる部分
  に分かれるんだ。
  見えない部分、動物の心を扱う部分がアニマルコミュニケーション。

  動物がこんなことを話さないだろうとか、表側からの理解ではなく、
  心と心のコミュニケーションなんだ。

  それにはまず、自分と動物の立ち位置を変えてみること。
  かわいがる、庇護する対象としてだけではなく、同じ目線に立つこと、
  それがスタートラインだと思う。

  そして自分の理想を動物に押し付けないこと。
  僕らは人と一緒に暮らすことで、その人の人生をサポートする
  ためにいる。一緒に学ぶ仲間なんだ。
  同じく命を尊重しあう仲間なんだ。

  アニマルコミュニケーションを学ぶ前に、まず自分と動物の
  関係を見つめなおしてね。
  そして、自分の心を成長させて、そして本をいっぱい読んでほしい。
  アニマルコミュニケーションや自然や動物の本を。
  そして心を育てて!いっぱい!!

  自分の生活の中で動物と心を通じ合わせることが第一歩だと思う。
  そして心が成長した度合いの分だけ僕らはその人に伝わる範囲で
  話をするから。

  心が大きく広くなったら、その分僕らはその人を信頼して
  僕らの心の世界を見せてあげる。
  そして僕らと一緒に暮らす素晴らしさを分かち合いたい。

  自分を愛して、大切にしてね。
  そしてそれが僕らの心を受け入れてくれる土台になるから。
  心を取り扱うということは、どんなことよりも難しい。
  相手にわかるように話すことや受け取ることは、自分自身の
  人間力が試されるんだ。

  技術はいくらでも磨けるけど、それだけでは足りないよ。
  一番大切なのは心と心なんだ。

  僕らは人の心がひと目でわかる。そして、どこまで話そうかを
  決める。信頼できるかを一瞬で決める。
  だからこそ、その人が自分をどう生きているのか、どんな心を
  持っているのか、その人の生き方の姿勢を大切にするんだ。
  それがアニマルコミュニケーションの深さにつながるんだ。

  自分を完璧にする必要はないんだよ。
  今の自分はどんな自分かをよく知ること。
  すべてのことに正直でいられるか、心がクリアで純粋でいられるか
  まるで生まれたてのような心のように素直で、受け入れたものを
  柔軟に反映できるか。
  自分の心を透明にすること、そのトレーニングが大切だと思う。
  そして僕らと向き合ってくれれば、僕らはきっと心から僕たちの
  思いを君たちに話したいと思うよ。」

おじいちゃん猫は、残り少ない余生を使って、私を一人前に育てようと
してくれています。
私に足りないのは忍耐、心の静けさ、我の強さをなくすことだそうです・・
人間的にまだまだな私です。

ここからは、おじいちゃん猫が話してくれたことを私なりに膨らませて
お伝えしてみます。

1.自分を磨くこと。

 瞑想、セルフヒーリング、内観。
 自分の心を静かに透明にするトレーニングと心の成長。
 動物と同じ目線に立ち、同じ命として尊重すること。
 これはおじいちゃん猫のおはなしを大切にしてください。

 本をたくさん読んでみてください。
 私が読んでよかった本をご紹介します。
 アニマルコミュニケーターの本以外にも、自然と動物の本は
 様々な理解に役立つと思います。
 中には絶版もありますが、図書館にある場合があります。

・あなたもペットと話ができる ペネローペ・スミス・著 (株)学習研究社

・動物はすべてを知っている J・アレン・ブーン・著  SB文庫

・アニマルコミュニケーター リディア・ヒビー&ボニー・S・ワイントラーブ・著
                                         VOICE

・動物と話そう ローレン・マッコール・著 ハート出版

・永遠の贈り物 旅立ってしまった動物に訊きたい5つのこと
        ローレン・マッコール・著 中央アート出版社

・ペットのことばが聞こえますか モニカ・ディードリッヒ・著 たま出版

・アニマル・ヒーリング エリザベス・ワイター VOICE

・悲しみの声が聞こえる ニッチ・マッケイ・著 原書房

・地球(ガイア)のささやき 龍村 仁・著 角川書店

・介助犬ダコタの奇跡 マイク・リンゲルフェルター・デービッド・フレイ・著
                                        PHP

・大地に抱かれて リンダ・ホーガン・著 青山出版社


2.自分が心から信頼、尊敬できる先生と出会ってください。

 アニマルコミュニケーションを独学で勉強するのはなかなか大変だと思います。
 アニマルコミュニケーションの技術だけではなく、アニマルコミュニケーションへの
 姿勢、人柄、人生観などが尊敬できて、ついていきたい、導いてもらいたいと心から
 思える先生と出会ってください。
 私はよい先生の導きのおかげでアニマルコミュニケーターになれたと思います。
 私が迷ったとき、挫折しそうだったとき、大切なときに励まし、支え、導いて
 くださったことに心から感謝しています。
 この出会いはとても大切です。


3.アニマルコミュニケーションの勉強仲間を大切にしてください。

 アニマルコミュニケーションの勉強は時に壁にぶつかったり、あきらめてしまいたく
 なるときがあります。
 そんなとき、相談にのっていただいたり、悩みを分かち合える先生や仲間の存在に
 支えられると思います。
 勉強仲間との練習や分かち合いで基礎を培って、技術を磨いていくことができると
 思います。

4.勉強仲間以外の方から練習相手になってもらってください。

 勉強仲間との練習である程度アニマルコミュニケーションができるように
 なってきたら、今度はお友達やご紹介をしていただいた方の動物に協力をしていただいて
 何度もセッションの練習を重ねてください。
 一に練習、二に練習ですが、量をこなすのではなく、ひとつひとつのセッションを
 丁寧に心を込めてゆっくり向き合うようにしていくことが大切だと思います。

この後は、何度か上のクラスを受講したり、さらに練習を重ねたりしながら
さらに技術と人間性と心を成長させていくことが大切だと思います。

私はアニマルコミュニケーターになりましたが、人間としてはまだまだ未熟で、
我が家の動物たちからダメだしばかりもらっています・・
家族からも短気で怒りっぽくて、大人げないところを注意されるし・・
本当に恥ずかしいくらい子供だなあ・・と思います。

今はそんな自分の心を安定させて、セッションに臨むのが精一杯ですが、
頑張って続けています。
まだまだな自分を受け入れながら、今の自分のありのままの実力でベストを
尽くして一歩一歩進んでいる状態です。

まだ到底おじいちゃん猫の言う心が透明で純粋なまま、動物と向き合えて
いないかもしれません。
それでも、その大切さをいつも動物たちが教えてくれるから、今できる自分の
透明性を目指し、心がけて、まっさらな自分でセッションをしています。

きっと、セッションに完璧、完成、ゴールというものはないのだと思います。
けれど、心を大切にしていこうということを一番に思って続けていけば、
少しずつ人や動物のお役に立てていけると信じています。

これからも常に自分を磨きながら頑張っていきます。
みなさんも、頑張ってください!


Cats Eye II / JANITH B




千尋のアニマルコミュニケーションサイト
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