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犬と人と心と [犬のおはなし]

静岡県立こども病院のセラピードッグのベイリーのことは
お隣の奥さんから聞いて知りました。
お隣さんは市内の病院の看護師さんです。

先日、本屋さんでベイリーの本を見つけて読み始めました。

☆ベイリー、大好き  セラピードッグと小児病院のこどもたち

ベイリーはハワイのHCIという障害を持つ人が自立した生活ができるよう、
サポートするための犬を育成するトレーニングセンターからやってきた
犬だそうです。

シャイン・オン!セラピードッグ・プログラムで日本に迎えられたベイリーは、
ハンドラーの森田さんとともに日本初の病院に常勤するセラピードッグとして
スタートしたそうです。
森田さんとベイリーはたくさんの子供さんとご家族に愛と勇気を与えて
くれているそうです。

今朝、たまたまベイリーの番組が放映されていて、その活動を観ることが
できました。
ベイリーに触れて輝くような笑顔を見せてくれたお子さん達に感動しました。

恥ずかしながら、私はお隣さんに教えていただくまで全然ベイリーを知りません
でした。
ベイリーを知ることができて本当によかったです。

11年前に亡くなった私の愛犬ノエルは動物ふれあい活動で老人ホームのお年寄りを
月一回訪問させていただいていました。
人と動物がふれあうことで生まれるあたたかさをノエルを通じて教えてもらいました。
散歩中も大好きな小さな子がいると、重石のようにお座りして触ってくれるのを待つ子でした。
ベイリーのおかげで久しぶりにそのときのことを思い出しノエルと話してみました。

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photo by chihiro ノエルです。

ノ「お母さん、ここだよ。私だよ。」

私「ノエル、元気だった?」

ノ「いつもお母さんのそばにいるよ。」

私「本当にありがとうね。
  ノエルに聞きたいんだけど、犬が人を癒してくれること、
  人と一緒にいてくれることについて。」

ノ「犬は人を癒すことを仕事とは思っていないの。
  私はただ愛を伝えるためにそばにいた。
  笑顔があればいい。それだけだったの。

  私は小さな子もお年よりもみんな大好きで、
  私の大きな体が怖かった子も、私の心が
  あったかいってわかってくれた。
  そして みんなと友達になれたの。

  みんな、動物はそうやって自分の中に
  持っている愛を犬の魔法でおすそ分けしているだけ。

  どんなに動物が好きな人でも
  犬の心がわからない人には
  私たちは心からの魔法は使えない。

  私たちは心と心がふれあえたとき
  それが本当にクリアで光に満ちたときに
  本当の奇跡が起こるんだよ。
  ベイリーの仕事はそういうものだと思う。

  みんながベイリーを見て心と心が
  通わせられるといいよね!

  どんな動物でも愛を学ぶためにここにいるの。
  どんな人ともいろんな形で心の交流と愛を
  伝え合えるはず。

  私のように人が大好きな犬も
  少しずつなれようとしている犬も
  人を怖がって様子をみている猫も
  野に住む鳥も みんな。

  命はみんな愛を学ぶために
  ここにいるんだと思うよ。

  そしてまた次に生まれ変わっていくのよ。
  そのときに芽生えた愛は絶対に次に
  いかされていくの。

  私たちは愛の花束をいっぱい携えて
  人生の旅を続けていくんだわ。
  みんなにその花を届けながら。」


私の今の愛犬ココアはちょっと人見知りでふれあい活動向きでは
ありませんでした。
しばらく頑張ってトレーニングを積んでみたのですが、
ノエルのようにのびのびと楽しんで活動ができそうになく、
今はふれあい活動はしていません。

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photo by chihiro ココアです。
 
けれど、ココアはとても家族思いのやさしい子です。
その子なりの個性と愛情で私たちのそばにいてくれる
動物たち。

みんなみんな自分なりの方法で愛を学びに来てくれて
いるんですね。
そして、私たちのほうが彼らから愛を教えてもらっているの
かもしれません。

森田さんとベイリーと子供さんたちを見て
そう思いました。


千尋のアニマルコミュニケーションサイト
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