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冬のにんげん、なぜ?なに?リクエスト~スズメ「日本人とスズメとお米」 [鳥のおはなし]

先日、北海道で大きな地震がありました。
幸い実家の家族や友達には被害がなくてほっとしました。
今回、実家付近では停電や断水がなかったそうですが、
震源地の厚真町では断水が続いているそうです。

被害に遭われた皆様、断水で大変な思いをなさっている皆様に
心からお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧と余震が治まってくれることを願っています。

ブログの更新が滞ってしまってすみません!
野鳥達にも随分お待たせしてしまいました。
冬のにんげん、なぜ?なに?リクエスト第4段はスズメからの
質問です。
前回のアオジの質問とほぼ同じなのですが(^^;)おはなしの
内容をご紹介させていただきます。


スズメ / jodowakayama

スズメです。おかりした写真です。

我が家の周りでいつもかわいい姿を見せてくれているスズメに
聞いてみました。

ス「人間はごはん(お米)を食べるのが好きだよね。
  僕らもお米や好きなんだけど、一番好きな
  食べ物って何?」

私「そうだなあ。いろんなものが好きだけど、やっぱり
  ごはん(お米)かな?」

ス「僕らもごはんだよ!お米大好き!
  今はちょっと食べられないけど、実りの季節は
  最高だよね。
  ごはんってすごく力があるんだよ。」

私「どんな力?」

ス「大地の力と空の力が一緒になって、稲魂のエネルギー
  もあって、化学物質を栄養に取り込んでいる。
  生かして養う力がある。」

稲が化学物質を取り込んでいるということに参考になる
ページを見つけました。

☆ウェザーニュース 【七十二候】見方が変わる?雷の意外な役割より
https://weathernews.jp/s/topics/201703/030045/

雷放電により空気中の窒素は酸素と結びつき、窒素酸化物となります。
これが雨に溶けて降り注ぐと、稲の肥料となり成長を促進させるとのこと。
そこまで多い供給量ではないものの、稲が成長する上で雷は非常に
重要な存在のようです。
(上記のページより引用させていただきました。)

だから雷は稲妻と言われるんですね(^^)

私「お米は神様にお供えされるよ。」

古来から稲には特別の力が込められているという考え方を
聞いたことがあります。
特にお米は神様自らが育てている作物とされているそうです。
お米から作られるお酒は神様のお供えとしても最上級なんだ
そうです。

ス「やっぱりそうなんだね。僕らも食べていて、ただの穀物
  じゃないと思ってた。
  体の力を担うエネルギーがある。
  お米は他と違うんだ。

  田んぼにお米がなくなってほしくないな。
  青い稲は春の恵み。
  田んぼは生き物をはぐくむし、僕らは米だけじゃなく
  そこで生きる虫もいただく。
  ツバメはそこで虫や巣材の泥を取ったり、水を飲んだりする。
  稲刈りの後の畑には、ミミズや虫や残った稲の粒があって
  拾って食べると楽しい。
  実りの季節以外も豊かなんだ。

  日本から田んぼがなくなってほしくないな。
  僕らは人の生活にも支えられているんだ。」

私「そうだね。スズメは稲も食べるけど、虫が増えないように
  食べてくれている。
  お互いに見えないところで協力しあって生きているん
  だよね。」

ス「お米でつながって、いろんなところでつながって
  いるんだよね。
  今年もいい稲が実るといいね!」

私「そうだね!」

ス「自然も人も動物も豊かだといいね。」

日本人とお米には深いご縁があります。
お米が実る大地そのものが日本で、そのお米に命を
支えられて私たちは在るような気がします。
日本の神様が大地にお米をもたらして、神様が
大地を通して作ってくださっている。
そのお米に生かされている。
昔は稲が実らなかったら年貢を納めることが出来ず、
食べるに困ってしまうまさに命の穀物だったと
思います。
お米そのものに魂やエネルギーが備わっているという
考え方が神道にあるような気がします。

スズメはそんな深い成り立ちのお米の真髄をどこかで
わかっているんだと感心しました。
アオジも言っていましたが、生き物は食べ物のエネルギーを
芯の部分で感じることができるんですね。

いつまでも豊かなお米が実って、美しい田園風景が
広がる日本であってほしいなと思いました。
人と自然、スズメやツバメ、虫たち、いろんな生き物とつながる
お米が在り続けてほしいです。

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