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2019年を迎えて~映画「JANE」を観て思ったこと [日々おもうこと]

あけまして おめでとうございます。
お正月はゆっくり過ごせましたか?

昨日、大きな地震に見舞われた熊本・・・
本当にびっくりしました。
幸い被害が少なくてよかったです。
引き続き、余震には十分お気をつけてください。

今年のお正月はお天気もよく穏やかでした。
年末年始にお世話になっている神社やお不動さんに参拝して、
気持ちのいいスタートを切ることができました。
おみくじは大吉でした(^^)

主人の姉家族達がわんちゃんと遊びに来て、賑やかに過ごしました。
人見知り、犬見知りクッキーと猫のちびこは二階で過ごし、
誰でもwelcomeのティナはみんなに遊んでもらって
大喜びでした♪

お正月でよかったのは、著名なチンパンジー研究者の
ジェーン・グドール博士のドキュメンタリー映画
「JANE」をゆっくり観られたことです。
U-Nextの見放題の新着でたまたま見つけて、おお!と
思いました。
ジェーン・グドール博士のことは知っていましたが、
写真や記事でした読んだことがなかったので
こうして映像で観ると胸に迫るものがありました。


Chimpanzee / niekjuurlink

(これはおかりした別のチンパンジーの写真です)
グドール博士を最初に群れに導いてくれたのは、
こんな白ひげのオスのチンパンジー、フリントでした。


グドール博士がチンパンジーの群れに受け入れられ、
次第に心の距離を縮めていく様子や、まるで家族の
ように戯れたり、毛づくろいをしている映像に
感動しました。

チンパンジーの研究も順風満帆ではなく、様々な試練が
ありました。
チンパンジー達がテントの中の食べ物を持っていくようになって
人との距離がぐんと縮まったけれど、それがエスレートして、
危なく感じられたり、チンパンジー同士の争いに発展したり・・・
そういった失敗から学んで、チンパンジーとの距離感や
付き合い方を学んでいくグドール博士に感心しました。

グドール博士と長い間の絆をがあった母親チンパンジーの
フローが死に、その息子のプロントが母の死を受け入れられず
衰弱死してしまったことがありました。
当時の科学者の間では、個性や倫理的思考、感情を持っている
のは人間だけだと考えられてきたとグドール博士は語ります。
博士は、チンパンジーや動物達は明らかに喜びや悲しみ、痛み、
精神的苦痛をも感じていることを証明してくれました。

また、チンパンジー達の間にポリオが流行して、重度の
麻痺が起こったり、死んでしまう者もあったそうです。
グドール博士のチームは感染源ではなかったそうです。
近隣の人の村でポリオが発生し、最初に感染したのは
グドール博士が観察していた群れから遠く離れた場所
のチンパンジーだったそうです。
人の病気はチンパンジーに感染してしまうことがあるんですね・・
その後、研究者が野生のチンパンジーに触れることは禁じられる
こととなります。

グドール博士自身の結婚、出産、子育てや離婚などの人生も
同時に描かれていて、人としての姿をより深く感じられました。
特に夫だった野生動物写真家のヒューゴさんと離婚した
ことはかなり辛い出来事だったそうです。
息子さんに深い心の傷を負わせてしまったと感じたそうです。
そのときのことを思い出して語られていた言葉です。

「しかし森の中で過ごした時間が、私に大切なことを
 教えてくれました。

 森の中では死は身近なものです。
 死は命のサイクルの一部であり、
 命は循環します。

 チンパンジーもこの世に生を受け、
 年を重ね、病気になって死んでいきます。
 そして若い世代が種の存続を担ってゆくのです。」

チンバンジーが見せてくれた生と死、命のサイクルが
未来への希望と、息子さんはきっと大丈夫だと信じ
られる思いにつながったのだと思いました。

グドール博士は映画の中で語っていました。
(言葉の一部を要約、抜粋させていただきました。)

「チンパンジーも人間も感情をもち、
精神的苦痛を感じるのは同じです。

しかし、人間だけが言葉を発達させ、目の前で
起きていない事柄を伝えることが可能になりました。
過去の成功と失敗から学び、その智慧を継承できる
ようになりました。

そして、多くのいきもの中で、人間だけが自分達は
何者で、何のためにここにいるのかということを
問うことができます。

高度な知性を手に入れた人間には、この地球上の
いきものたちが存続できるよう力を尽くす
責任があると考えます。」

もうひとつ心に残ったのは博士のお母さんの言葉です。

「幸運というのは人生のほんの一部
 成功とは自分の意思と努力によって
 もたらされるものだと。
 
 そして、失敗は運命のせいではなく、
 運命に従う自分のせいだと。」

この言葉をかけつづけてくれたお母さんがいたからこそ、
今の博士が在るのだと思いました。

今もなお、世界中を飛び回り、自然といきもの、環境の
大切さを伝え続けているグドール博士。
今年最初の映画で観ることが出来て本当によかったです。

決してグドール博士にようにはいきませんが、少しずつ、
小さくても自然といきものたちのメッセージを伝えて
いけたらと思っています。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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新年は1月11日からセッションの受付をさせて
いただきたいと思っています。
人と自然、家族と動物さんたちの絆を
紡いでいけるよう、頑張りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。


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