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カナヘビのおはなし~僕らは小さな恐竜 [は虫類のおはなし]

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今朝、植え木の水やりをしていたとき、日向ぼっこをしている
カナヘビがいました。
しっぽまでしゅっと長くてハンサムなカナヘビです。

カメ水槽の水替えに外に出たら、まだのんびりしていました。
写真を撮らせてもらって、おはなししてみました。

私「写真を撮らせてくれてありがとう!」

カ「ゆっくりしてるよ。日にあたってる。
 今日は久々に晴れるみたいだから。
 カメは甲羅干しだけど、僕らは体干ししなくちゃ。」

私「そうだよね(笑) 最近はどう?」

カ「虫が少し減ったけど、僕が生きていけるくらいはいるよ。
 このまま草むらを少し残しておいてね。
 僕らの隠れ家。虫の居場所。
 すべてがなくなったら生きていけないから。
 シダの茂みに下には結構虫がいるんだ。」

ご近所の駐車場の草むらに宅地が建って、確かにカナヘビや
ヘビ、虫が減ったな~と思っていました。
小さな野原でしたが、夜には月見草が咲いて、コオロギや秋の虫が鳴いて、
ココアっちと夜空を見上げた思い出があります。
今は、家のとお隣さんの庭に小さな草むらがあるだけなので、カナヘビはそこで
暮らしているのでしょう。
義母にも草をとりすぎないで残しておいてもらわなくっちゃ。

ふと、シダの下に虫が多いという言葉で、映画ジュラシックパークのシーンや
恐竜が頭に浮かびました。

私「特にシダは残しておくね。
 君たちのご先祖の恐竜がいた時代は、
 大きなシダが生い茂っていたそうだよ。」

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カ「それは遠い遠い記憶の中にある。
 つながって、つながって、僕らがいるんだね。
 僕らは小さな恐竜かもしれないな。
 僕らの体にとって、今のシダは大きなままだし。
 獲物は虫に変わっただけさ。

 地球の成り立ちによって、生物の大きさも
 生態系も変わるんだよね。
 今いる場所で精一杯生きるだけさ。」

私「そうだね。ご先祖の歴史がそう言ってる?」

カ「遺伝子とか魂とか、そういうものかな。
 僕らは小さな恐竜。
 今を生きているよ!」

私「どうもありがとう。」

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人間が受精卵から細胞分裂をして、胎児に育っていく過程は、
最初はしっぽがあって、だんだんとなくなって、まるで生物の
進化の歴史を踏んでいるようだというはなしがありました。
確か、手塚治虫先生の「ふしぎなメルモ」という作品に
出てきたと思います。

☆ふしぎなメルモの公式ホームページ
~プレビューで少しアニメの動画が観れます。
http://tezukaosamu.net/jp/anime/39.html



☆30億年の進化を辿る赤ちゃん【妊婦さん必見】
妊娠と妊婦さんのためのチャンネルの動画から


カナヘビの魂、遺伝子の中に遠い祖先・恐竜の思い出があるように、
私たちの潜在意識の中にもそういった思い出が眠っているのかもしれません。

私たち一人一人をとってみても、両親、祖父母、曽祖父母・・・とご先祖様の
連綿としたつながりがあって存在しています。
さらにさらにその昔は・・・カナヘビも私たちも海の中の小さな単細胞生物でした。

命の歴史は本当に不思議です。
それを解明する科学は、ある意味ロマンですね(^^)


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