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戻ってきたティナちゃん~生まれ変わりのおはなし③(最終回) [猫のおはなし]

ティナちゃんが我が家に来て17日目、3月11日に私は保護主のSさんに
ティナちゃんを正式に家族の一員にお迎えしたいとお願いしました。

その日はSさんから用事があってお電話をくださったのですが、おはなしを
しているうちに、もう我が家では家族に迎える準備について相談をしていること、
この3月11日という日に家族になってもらおうと決心しました。

この東日本大震災があった日、たくさんの方が家族を亡くされた日、たくさんの
人が家族を強く思った日。
だからこそ、この日を大切に思っていたいから、ティナちゃんを家族の一員に
お迎えしたいと思いました。
一度は亡くして、帰ってきてくれたこの大切な命を家族へと。

保護主のSさんも里親さんだったYさんとMさんも心から喜んでお祝いの
言葉をくださいました。
ティナちゃんが我が家の家族になれたのも、長い長い旅を支え続けてくれた
みなさんのおかげです。
本当にどうもありがとうございます!

Mさんがティナちゃんへの思いを寄せてくださいました。

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ティナと会って感じたことを、書かせてもらいますね。
物心ついた頃からネコがいるのが当たり前の生活のなか、ティナのような子は
初めてでした。
問題行動が始まるとどうしていいのかわからないのが、現実でした。
でも千尋さんのセッションのCDを聞いたとき、自分たちに気持ちを
つたえたかったんだ、自分たちならわかってくれるって思っていて
くれたことが分かって言葉にできない気持ちでいっぱいになりました。
自分たちができることより、たくさんのものをもらっている気がします。
言葉は通じませんが、何かをつたえてくれてる感じがしてます。

これからは、ティナのことを参考に我が家の猫やほかの動物、いろいろな
人たちと付き合っていこうと思います。ティナのように諦めない気持ちを
もって頑張れば、これからいいことや、楽しいことありそうな気がしてます。
嫁さんも、いい経験させてもらったねって言ってました。
これからも、ティナの成長楽しみにしてます。うまくいえないんですが、
気持ちを書いてみました。これからも、千尋さんの活動応援してますね。

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先日、Mさんは奥さんとご一緒にティナちゃんに会いに来てくださいました。
ティナちゃんは今までと全然変わらず、Mさんと奥さんに甘えて、一緒に
遊んで楽しいひとときを過ごしました。
Mさんのお宅の猫ちゃんとティナちゃんの動画を見せていただいて、ティナちゃん
たちがどんなに大切にしていただいてきたかがわかりました。
Mさんの猫ちゃんは幸せだと思います。

そして、SさんとYさんもありったけの愛情をティナちゃんにかけてくださいました。
今でもティナちゃんのことを大切に思って、会いたいと思ってくださっています。
ティナちゃんは、たくさんの方に心をかけていただいて、かわいがってもらえて
とても幸せだと思います。

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家族になった翌日のティナちゃん

私たち家族の一員になった翌日にティナちゃんがくれたの言葉です。

テ「私、家の子になれたんだよね?」

私「そうだよ、家の子になれたんだよ。
  みんな、応援してくれたんだよ。」

テ「私はいい子じゃなかったけど、信念を曲げなかったの。
  自分の生きる道はここと決めたら、体がぼろぼろになっても
  突き進んだ。
  いずれたどり着く先が虹と信じて。」

私「どうして虹なの?」

テ「あなたが『にじのえほん』を書いているから。
  あなたの心の世界が『にじのえほん』だから。
  私もそこの一員として戻ってきたかった。
  おじいちゃん猫だった頃から、そして、今も。

  私の目的は、心の世界を彩ることが、あなたの周りにも
  起きてくるし、周りの人にも影響を与えるということ。

  あなたの虹の世界が彩られていたら、それは周りの人をも
  彩るでしょう。

  あなたが怒りで汚れていたら、それは周囲の人にも影響する。

  だから、私はいつもあなたを虹と風で彩ってあげたい。
  心を自由に羽ばたかせて いつも自由に飛べるように。

  ココアと私とあなたで、私たちはチーム。
  心をいつも明るく保って。
  私の明るさとたたずまいを見ててね。
  私の放つ力が、あなたとココアを勇気づけられるように。

  これからの道は私たちのもの。
  自然と動物と小さな生き物たち、みんなの心が奏でる虹を
  ここに描いていこうよ、みんなで。

  私はアニマルコミュニケーションとは人生だと思うの。
  言葉を奏でること、心を奏でること、すべてひとつの
  エネルギーとなって、私たちがひとつのめぐる輪のように。

  命のめぐりを繰り返して、出会って、別れて、友情と愛情を
  くるくる、くるくる、まわしてゆくの。
  生まれ変わるってそういうこと。
  ひとつのめぐる輪なの。

  あなたと私とココアで手をつないで、生まれ変わりの輪を
  めぐってきたわ。
  何度も出会って、別れて。

  そして、そのつないだ輪は、魂の手と手とつないでいて、
  決して離れることのない絆なの。

  だから、私は戻ってきた。
  
  おじいちゃん猫からティナへと、今、ここへ。
  今から新しい人生が始まるわ。
  今、ここから すべてが始まる。

  新しい、人生よ。」

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ココアとティナちゃんの足

そして、今日のティナちゃんが話してくれた言葉でこの物語は
いったんおしまいにしたいと思います。

テ「この物語の最後に私が伝えたいことは、動物は真実を話すということ。
  それは、一言、一句、たがわずに、相手の心に届くように選んだ
  言葉のおくりものなの。

  だから、それを受け取る人も、届ける人も、私たちの言葉を変えずに
  その中に自分の気持ちを入れたりせずに届けてほしい。

  動物から受け取る言葉に驚いたりすることもあるかもしれないけど、
  それは真実の言葉なの。

  私がこの家に戻りたいと言ったように。

  真実を貫く言葉だから、人がつく嘘のように偽りはないし、
  まっすぐに心に届くのだと思う。
  そこに脚色は何も必要はないの。
  私たちの心がそこにあるだけだから。

  私たちの真実を聞いて、人はみな、驚くでしょう。
  そして、自分の人生を考えると思うの。
  変えなくてはならないこと、見直さなくてはならない人生、
  自分自身というものを。

  それは、勇気がいることだと思う。

  でも、私たちは真実を話すし、常にみんなに自分を見つめてほしいと
  思っているの。

  私たちのする行動、言葉、表現、すべては、そばにいる人を愛していて、
  真に幸せを願っているから。
  問題と思われる行動も、その人に必要をと思うことを、私たちが表現して
  愛で気づいてほしいから。

  私たちは嘘はつかない。
  真実だけを話す。

  だからこそ、私たちは真正面から向き合ってほしいし、
  あなた自身も嘘偽りのない心で、一緒に人生を生きていきたいの。

  その愛がひとつになったとき、私たちは、あなたがあなた自身を
  生きられるようになったことを誇りに思う。

  そして、一緒に歩いていこうね。

  動物の言葉を伝える人に伝えたい。

  どんな言葉が聞こえても、それを真実を受け止めて。
  きれいに飾ったりしないでほしい。

  短く、鋭く、愛のある言葉こそが、私たちの心の音(ね)
  真実の音色なの。

  一言 一句、たがわずに 私たちの言葉を届けてね。」

ティナちゃんからのメッセージは以上でした。

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小さな体の中に虎のように勇ましく、気高い魂をもつもの。
私の小さなガイドはそういう魂の持ち主です。

私は彼女と話すうちに、彼女の中の魂の真実と出会うことができました。
彼女は小さな白い虎。
自由を愛し、気高く、何にもとらわれず、こちらがうかうかしていると、
あっいう間に天高く飛んでいってしまいそうです。

私はこれから、彼女についていけるでしょうか。

頑張ってついていってみようと思います!

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現在、 病気の猫のふじちゃんも安定して過ごしてくれています。
なるべくふじちゃんのそばにいられるように、しばらくの間、
対面セッションは公民館の平日(月、火、水)で受付させていただきます。
宝台院の対面セッションと青空セッションはお休みさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

また、みなさんと動物さんのお役に立てられるようにがんばります!
よろしくお願いいたします。

                              伝言屋ひまわり 千尋

<千尋のアニマルコミュニケーションサイト>

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