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ゆるすこと~マンデラさんとダライラマ法王の言葉から [日々おもうこと]

みなさん、こんにちは。

家族が旅立ってから三週間がたちました。
少しずつ、残された私たちも心の平穏を取り戻しつつあります。
動物たちも元気にしています!

ほっとすると少し疲れが出てくるたいですね。
今はそんな感じもあり、ゆっくりお休みをいただけて感謝しています。

今日は南アフリカ共和国の元大統領、ネルソン・マンデラさんの追悼式典が
あるということで、心からご冥福をお祈りをしたいと思っています。

昨日は、NHKのクローズアップ現代でマンデラさんの番組を観ました。

番組中で紹介されていたマンデラさんの言葉です。

「肌の色や育ち、信仰の違いを理由に
他人を憎むように 生まれつく人などいない。

人は憎むことを学ぶのだ。

もし 憎むことを学べるなら 愛することも学べる。

愛は憎しみより 自然に人の心に届くはずだ。」


11月22日に、静岡の日本平で行われたダライラマ法王とともに行われた
「世界平和の祈り」の式典に参加してきました。

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晴天に恵まれ、青空に雪をいただいた富士山が美しく映え、
素晴らしい式典になりました。

そのときに配られたパンフレットの中のダライラマ法王の言葉です。

~ダライラマ14世・著書 『平和のために今できること』より

「愛と思いやりこそが、世界平和を生み出すための道徳的な基本です。
思いやりの心は自ら培わなくてはならないものです。
それもある程度でよいわけではなく、無限に培う必要があります。

生きとし生きるものすべてのものに対する自発的で、尽きることのない
思いやりの心は、無知や欲望、執着の混じった、友人や家族に対するような
愛情とはあきらかに異なっています。

私たちが大切にすべき愛情とは、たとえば、
危害を加える敵に対してさえも抱くことができる豊かな感情なのです。」


マンデラさんやダライラマ法王は、なぜ自分や自国民を苦しめた人々を
非暴力のうちにゆるすことができたのでしょうか。

そのことについて考えていたとき、私のガイドが言いました。

「真の怒りを感じ得なければ、真のゆるしはありえない。」


マンデラさんは27年間の獄中生活で、ダライラマ法王は54年間の
亡命生活の中で自己をみつめ、ゆるすという心に到達できたのでしょうか。

ガイドは言いました。

「自分の怒りや悲しみを抑圧することでは、ゆるす心には到達できない。

自己を見つめ、自己を愛し、自己を尊重し、自らの悲しみと怒りを
豊かに、心の限り受け止め、味わうこと。

味わいつくしたその先に、そのゆるしがある。

愛はすべてに届く、ずっとずっと遠くはるかかなたへ。

その愛を信じなさい。」


怒りや悲しみを我慢すること、自分の心の中で抑圧してなかったことにしたり、
忘れようとしたり、何でもないふりをしてしまうことは、本当の意味で自分を
癒したり、相手をゆるしたことにはならないとガイドは言いました。

その思いに触れることは自分とっても怖いことだし、勇気がいることです。
再び嵐のような思いを追体験して苦しむかもしれない。
再び怒りや憎しみが襲ってくるかもしれない。
けれど、その思いを味わいつくし、その先に何が見えてくるのかを
自分で超えていかなければ、自分自身の心を救うことにはならないし、
相手を真からゆるし、真からの双方の救いにはつながらない、と。

マンデラさんとダライラマ法王は、そうやって自分の心を超えていって
あの言葉を話してくれたのだと思います。

最後に、ダライラマ法王の著書からの言葉です。

「ひとつだけ明らかなことがあります。
私たち人間は、おそらくこの地球を破壊する力を持っている
唯一の種であるということです。

鳥や虫に、そんな力はありません。
どんな哺乳類でもだめです。

しかし逆に考えれば、
人間に地球を破壊する力があるのなら、
地球を守る力もあるのです。

~抱くことば (株)イーストプレス 出版 より」

今日はマンデラさんとダライラマ法王のことを思って過ごしたいと思います。


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旅立った家族の四十九日が過ぎる年明け以降まで
セッションのお仕事はお休みをさせていただくことにしました。
来年1月中旬位までに仕事ができる準備が整いましたら、
サイトでお知らせをさせていただきます。
そのときにあたらめて、サイトのセッション受付の再開の
お知らせをご確認後、お問い合わせをいただけると助かります。
お役に立てられず申し訳ありません!

みなさまと動物のご家族のみなさんのお幸せをお祈りしています。
よいお年をお迎えください。

<千尋のアニマルコミュニケーションサイト>

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