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モリアオガエルのおはなし~水は命の源 [は虫類のおはなし]

セッションをお休み中でご迷惑をおかけしています。

家族を支えてくれる近隣のみなさんや親しいみなさん、
病院の先生、看護師さんたち、ケアマネージャーさんをはじめ、
在宅介護をサポートしてくださるみなさんにとても支えられています。

普段は人に頼るのは遠慮してしまう私や家族でしたが、困ったときには
こうしてどんどん相談したり、支えていただくことのありがたさを身をもって
知りました。
みなさんのあたたかさに励まされています!

家族の病気を通して、人の心のあたたかさと、相互に支えあうこと、
大切な経験をさせていただいています。

これからも無理しないように進んでいきますね~。


10月下旬、ボランティアさんから猫のみーちゃんを無事に保護できたという
お知らせをいただきました。
本当によかったです!
みーちゃんには幸せになってほしいです。

☆10月2日 みーちゃんのおはなし

さて、色々ある我が家なのですが、自然のともだち(野生動物たち)は待ってはくれません。(笑)
私にメッセージがあると向こうから話しにやってきてくれるんですね。
そういう、毎日の生活の中での出会い、大切なメッセージはお休み中も
お届けしていきます。
それが、自然のともだちと私の約束、そして友情です。


10月26日の夕方の散歩道、道端にカエルがいました!!

131026カエル1.jpg
photo by chihiro

ちょこんと座ったまま動かず・・・
愛犬を安全な場所につないで、しゃがみこんで写真を撮りました。

131026カエル2.jpg
目はぱっちり開けたままで穏やかな表情です。

カエルはそのままの姿で亡くなっていました。
そうっと持ち上げてお腹を見てみるとほんの少し脱腸してしまっていました。
これが死の原因と思われますが、どうして住宅街の車通りの多い道端にいたのか、
散歩の行きにはいなかったので、数十分の間にここに来たと思われます。

家にカエルを連れて返りました。
そして庭の草むらにおいてあげて、もうしばらくしたら埋めてあげることにしました。

カエルの種類を調べてみたら「モリアオガエル」のようでした。
木の上などに泡状の卵を産みます。
このあたりでは卵や鳴き声はよく見かけるのですが、姿を見たのは初めてです。

モリアオガエルと話してみました。

カ「お腹の中から内臓が出てしまって、ショックのあまり死んでしまったんだ。」

いきなりショッキングなスタートです・・・

私「何で死んでしまったの?」

私はカエルが死因を聞いてほしいと思って質問してみました。

カ「それについてはちょっと言いたくないんだ。
  ただ、人に伝えたいメッセージがある。」

彼のメッセージは自分の死ではなく、人全体に伝えたいことがあるようでした。
動物が伝えたいことは思いもよらないことがたくさんあります。
それを驚いても落ち着いて伝えてあげることが伝言屋の私の役目だと思っています。

カ「僕たちカエルの住む場所が減っているんだ。
  もっと田畑や水がきれいなら、僕らはもっと生きられると思う。
  河川に汚染が始まってきてしまって、僕らが住む場所がどんどん
  減っているんだ。

  人間たちに伝えてほしい。
  雨からも大気からも汚染が始まっているよ。
  遠くの国からやってくるものや、自分の国から出してしまっているもの。
  洗剤や農薬もそう。

  水は命なんだ。
  水が枯れても 多すぎても 生き物は生きてはゆけない。
  豊かに適度な水があることが、僕たちにとって住みいい世界なんだ。

  その水が汚れてしまっては、人も動物も生きてはゆけないよ。
  人間が作り出したものが、世界をむしばんでいる。

  僕は命の最後に、水は命の源だって伝えたい。
  すべての命が水から始まって、循環ののちに海に還るんだ。

  どこかの水が汚れていては、その末端にも影響が及ぶんだ。
  だから、命の水を大切にして。

  地球は水の星だから だから青い。
  流れ出ずる(いずる)水の循環を止めることなく、
  湧き出る水がいつもきれいであるように。

  それは、千年も二千年と 命を生かし続けるよ。
  きれいな水を取り戻していってね。」

私「どうもありがとう。」

モリアオガエルのお話の中で「遠くの国からやってくるものや、
自分の国から出してしまっているもの。洗剤や農薬もそう。」
という言葉がありました。

遠くの国からやってくるものとは、大陸から海を渡って日本にやってくる
大気汚染のことだと思います。
年々深刻化してきて、日本でもPM2.5などの汚染物質を計測するようになりました。
汚染されている土地の国民のみなさんの健康もとても心配です。
そのあたりでは、大気汚染だけではなく、河川の汚染も深刻化していると聞いています。

「自分の国から出してしまっているもの」というのは、明らかに原発の放射能汚染の
ことだと思います。
福島第一原発の汚染水の問題はまだまだ解決には至っていません。
今年は、例年にないほどの大雨や台風に見舞われて、原発の堰をあふれた水が
外洋(海)にどんどん流れ出し、また、地下水にも到達してしまっていると懸念されています。

今年、こんなに大雨や台風が多いのは地球温暖化の影響とも言われています。
今年の日本周辺の海面水温は過去最高であったという報道を目にしました。

前に大楠が話してくれたように、地下水に汚染がどんどん広がっていくことは
見えない部分での汚染の広がりとなってしまいます。
海も地下水も、みんな汚れていってしまいます。

洗剤や農薬などの河川の汚染は、私たちが日常で使用しているものからも
汚染が進んでいるのだとカエルは言っていました。

カエルは、日本だけではなく、世界全体で水の汚染が広がっていることを
人間に伝えてくれました。

水は命の源。

かつて、地球の生命は海から誕生しました。
そして、陸地を求めて進化して、大地から湧き出るきれいな水が
進化した私たちのご先祖の生命を支えてきました。

地下は何年も、何十年も、何百年もかけて水をろ過し、大地のミネラルを
豊富に含んだ豊かな水を生み出しました。
そういった水は今も世界各地で名水として大切にされています。

地球上の水のほとんどは海水で、人や陸地に住む生き物たちが生きるために
必要な淡水の大部分は地下水なのだそうです。
その量は地球全体の水の0.66%にかすぎないそうです。

また、一度たまった地下水は、再び同じ量が涵養されるまでに
長い年月を必要とするのだそうです。
その年月は何十年、何百年単位のものもあるそうです。

(「見えない巨大水脈 地下水の科学 
日本地下水学会 井田徹治・著」を参考にさせていただきました。)

私たちはそのたった0.66%を大切に守っていかなくてはなりません。
年々、地球温暖化で海水面が上昇したり、あちこちでかんばつや
砂漠化が起こっています。
温暖化による淡水の減少、地下水を使いすぎによる枯渇、地盤沈下、
そして、地下水の汚染・・・
さまざまな問題が山積していると思います。

日本は普段は蛇口をひねればきれいな水が出てきて、自由に使うことができます。
ですから、水がなくなってしまう、水が汚染されていくかもしれないという危機感を
なかなか持つことができません。
私もそうでした。

でも、大楠やカエルなど、自然のともだちにはっと気づかされます。
他人事ではなく、彼らが危機を感じていることは、私たちにも影響してくることなんだと。
そして、人間だからできることがたくさんあるはずなんだと。

これからも自然からのメッセージを届け続けていきます。


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セッション受付をお休みさせていただき、皆様にご迷惑をおかけしています。

実は、家族と我が家のおばあちゃん猫が病気になってしまい、
自宅での介護をしています。

今は家族のための時間を優先していますので、11月以降に仕事を再開
できるかどうかを検討中です。
大変申し訳ありませんが、もうしばらくセッションをお休みさせていただきます。
セッションのお問い合わせ、ご予約なども今はお控えいただけると助かります。

ご迷惑をおかけいたしますが、あたたかく見守っていただけるとうれしいです。
私もがんばります!
みなさんもお体を大切になさってお過ごしくださいね。

伝言屋ひまわり 千尋

<千尋のアニマルコミュニケーションサイト>

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