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このみちをゆこうよ [日々おもうこと]

2011年もあと1日になりました。

この一年、日本では東日本大震災や原発事故があり、
今までにないくらい生と死や自分の在り方を見つめなおした
年になりました。

自分自身も病気になったり、休業したり、またまた
大変な一年でした。

それでもアニマルコミュニケーションを再開できました。
たくさんの出会いを学びをいただき、本当にどうも
ありがとうございました!

大掃除が終わって、餅つきが終わって、今日は家族で
おいしいものを食べて忘年会をしてきました。

いろんなことがあった一年でしたが、こうして
年末を迎えられたことに感謝しています。

そんな一年を通して支えてくれたのが金子みすずさんの詩でした。

震災のあとに、普通のTVCMが放映できなくなったとき、
「こだまでしょうか」と静かな言葉の金子みすずさんの詩が
CMのひとつとして紹介されました。
その心のしみいる言葉が多くの人の心に響いたと思います。

この12月、ボランティア仲間さんのWさんが
金子みすずさんの詩集を贈ってくださいました。

「このみちをゆこうよ」というタイトルです。


先月、学校の先生だったWさんが定年なさってから
ずっと描き続けてきた絵の個展に伺いました。

Wさんのお人柄が表れた絵はどれも素晴らしく、
心あたたまるものでした。
子供達の満面の笑顔の絵は、いつもこうして
生徒さんたちを見守ってこられたのだなと感じました。
この絵は小学校に寄贈されるそうです。

昔の教え子さんたちや、私達と同じくボランティアのお友達、
ご友人やご親戚に囲まれて笑顔のWさんはとっても幸せそうでした。

学校の先生として、そして今のWさんのお姿に
Wさんはご自身の「このみち」を
ずっと歩いていらしゃったのだと感じました。


「このみち」という表題作の詩は、何年か前、アニマルコミュニケーション
の勉強会の帰り道、書店で目にしたのが最初でした。

この詩を読んで、「このみち」を
アニマルコミュニケーションへの道を歩いていこうと
強く思ったのを覚えています。

Wさんは私がアニマルコミュニケーターになったのを知っています。

Wさんが歩まれてきた「このみち」

私が目指してあるいてきた「このみち」

「あなた自身が信じて選んだこのみちをゆきなさい。」
という思いを込めて、Wさんがこの詩集を贈って
くださったのだと感じています。


たくさんの人が自分の人生と思ってあるいている「このみち」

人生にはたくさんの「このみち」があります。

日本が大変な岐路にたち、いろんな人生が問われた2011年。

あなたにとっての「このみち」を大切に歩んでいってください。


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このみち    金子みすず



このみちのさきには、

大きな森があろうよ。

ひとりぼっちの榎(えのき)よ、

このみちをゆこうよ。



このみちのさきには、

大きな海があろうよ。

はす池のかえろ(かえる)よ、

このみちをゆこうよ。



このみちのさきには、

大きな都があろうよ。

さびしそうなかかしよ、

このみちを行こうよ。



このみちのさきには、

なにかなにかあろうよ。

みんなでみんなで行こうよ。

このみちをゆこうよ。



Kleines grünes Zelt / int2k





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