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雄蜂の巣立ち [アシナガバチ観察日記]

大雨で巣が落ちかかっているアシナガバチ。
あれからも元気に暮らしています。

20111027アシナガバチ1s.jpg
photo by chihiro
10/27 巣があった場所に固まっている雄蜂と雌蜂たちです。
この下には落ちて枝に引っかかった巣があり、
そこにももう一塊になって暮らしています。
あたたかい昼間はごはんを食べに代わる代わる出かけていて、
私が観察をしていると頭上で羽ばたいて「今、巣に戻るからどいて!」
といわれました。(笑)
屋根の雨どいで日向ぼっこしているハチもいました。

20111104アシナガバチ1s.jpg
11/4 夕方、いつもはここに固まっているハチの姿がありません!

20111104アシナガバチ3s.jpg
下の巣には雌蜂だけが残っていました。半分ほどの数に減っています。
今朝はまだ雄蜂たちがいました。
「交尾のために雄蜂が巣立った。」と教えてもらいました。
その日は晴天でとてもあたたかく、雄蜂たちが他の女王蜂で出会うには
最適の日だったのでしょう。

交尾を終えたら雄蜂の役目は終わり亡くなります。
もう巣には戻ってくることはありません。
次の世代の為巣立った雄蜂たちのことを思いました。

巣に残っている雌蜂たちと話してみました。

ハ「私たちは悲しくはないんだよ。
  雄蜂が旅立って、女王を育てて私たちが死んでも
  命がずっと続いていくって知っているから。
  あとひと月ほど 命が続くまで頑張るからね。」

私「今、新女王蜂もいるの?」

ハ「女王もいるよ。交尾を終えて帰ってきた。
  私たちが育てて、やがて女王だけが残ったら
  越冬に入るんだよ。」

私「今、何を食べているの?」

もう大分寒くなってきています。

ハ「寒い時はじっとしていて何も食べない。
  あたたかいときに移動して、花の蜜や露や
  小さな虫を食べる。
  前ほど狩りもしなくなって、
  仲間もだんだん少なくなってる。

  私たちのHomeは女王のお腹のなか
  そこに宿る命が私たちのふるさとだと言える。
  Homeを守るために私たちは生き死んでいく。」

20111108アシナガバチ1s.jpg

女王蜂のお腹に宿る魂をHomeと呼んで一生をかけて守って
大切に思って生きられるハチたちが誇り高く思えました。

私たち人間のHomeってどこだろう

一体何なのだろうと思いました。

私たちを産んでくれた両親?

自分が生まれた場所

ふるさと、日本 自然

そして地球

すべてがHomeだとしたら

今、私たちはそれを本当に大切にできているのでしょうか。

そう思うと胸が苦しくなるのはなんでだろう。
私たちのHomeが大切にできていないと感じたからでしょうか。

私たちのHome 生きる場所

ハチたちのように大切に出来たら・・・

心からそう思います。


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