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アニマルコミュニケーションへの思い [ACエッセイ]


Northern Lights / Image Editor


アニマルコミュニケーションとは人生。

人と動物と自然の橋渡し役になるということは、自分の心をいかにフラットにできるか、
心を波立たずにメッセージを受け取れるかにかかっています。

私は私が体験したことしかわかりません。
そして自分の体験を通したからこそ、心からの理解を得ることができます。
自分が体験したこと、自分の理解そのものがアニマルコミュニケーションを理解
したことにつながります。

私が感じたこと、考えたことが動物にもすぐに伝わり、動物は瞬時にそれを理解して、
私に何を伝えようか決めているようです。

私の理解を超えたこと、理解できないこと、体験したことがないこと、それを超えて
話そうとはしません。
それはすなわち、私が飼い主さんに伝えられる範囲であるということです。

私の人生は私のアニマルコミュニケーションに関わっています。
私の生き方、姿勢そのものが動物の前で試されます。
私の成長度合いが私のアニマルコミュニケーションの深さを決めてくれます。

アニマルコミュニケーションとは人生、生き方の姿勢、理解度、すべてを動物が
判断して決めて話してくれているのだと思います。

でも、それは動物が話してくれる内容に私の思いが先入観として反映される
ことではありません。
動物が話してくれた心はそのままにまっすぐにお届けするのが
アニマルコミュニケーションです。
そこに通訳の私観が入ってはいけないと思います。
どのアニマルコミュニケーターもそのようなことながいように心をまっさらに
してメッセージを受け取っていると思います。

ただ、動物が自分の気持ちを通訳(アニマルコミュニケーター)を通して
飼い主さんにお伝えしようと思った場合、通訳側の理解度、考え方や
生き方の姿勢を判断して、どこまでをどうやってどんな方法で話したら
ちゃんと伝わるだろうかと決めてから話してくれているということです。
それは通訳側の姿勢にかかってきます。
そういう意味で、動物に同じ質問をしたとしても通訳が違うと、動物からの
内容にそれぞれ違いがでてくるそうです。

外国文学の翻訳に例えると、同じ著作物でも翻訳者が違うと
随分印象が変わる感じがするというとわかりやすいでしょうか。

優しくあったかい伝え方をしてくださるアニマルコミュニケーターや
問題点を深めて鋭く指摘してくれるアニマルコミュニケーターなど、
それぞれのよさが表れてくるのはそのためだと思います。
どの伝え方もそのアニマルコミュニケーターの姿勢にあわせて動物が
話してくれていると思います。

そういった大切なことをアニマルコミュニケーターの太尾 和子さんから
沢山学ばせていただきました。
太尾さん、本当にどうもありがとうございます。
心から感謝しています。


       *  *  *

私が動物から教わったこと。

魂の成長度合いは人それぞれです。
どの道、どの方法を選んだとしてもどれも間違いではないし、みんな尊い。

私が動物から教わったのは、人生を生きる道に楽はないし、みんな、自分の魂を
成長させたがっているということでした。
どんなに間違った生き方をしているように見えたとしても、今はそれが必要な時が
あるということ。

自分で気づいて生きることこそが自分の人生であり、自分自身を輝かせることが
できるのだと、そう教わりました。

この世で生きている魂に完璧なものなどありはしない。
みんな、成長を求めて生きて頑張っているんだよって、動物はそう言いました。
人間もそうだと思います。

私が未熟な魂で生まれてきたこと、いつか命が尽きてなくなってしまうこと、
生きている時間には限りがあるということ、すべてが生きている命への
贈り物だと感じました。

前は自分が未熟なのがとても嫌でした。
そんな自分を受け入れるのも嫌でしたし、できるだけ完璧に物事を成し遂げないと
人に受け入れられないと思いました。
人の嫌な部分を見るのも嫌でしたし、許せなかったこともありました。

けれど、動物たちが教えてくれたことは、人も動物も自然もみんな未熟であって
当たり前だということでした。

何度も生まれ変わってくることも、魂の旅を続けることも、それを見守って支えて
くれている存在、家族、大切な人々がいてくれることも、みんなすべて、人生だなって。
そう思えることができたのも動物たちの言葉のおかげです。

今、ここで動物の心をお届けする仕事をしようとしていて私は思うんです。

みんなに幸せになってほしい。
不完全な自分を受け入れて愛してほしい。

動物たちがそう言ってくれているんだなってそう思うようになりました。

自分を受け入れて生きていく事は、時には厳しくつらいです。
今まで見たくなかった、受け入れたくなかった自分の奥底の部分と向き合うこと。
そしてそれを受け入れて、自分というものを丸ごと抱きしめて
自分を更に成長させていかなくてはならないから。

でも、それができるようになったら、もっといろんな事が見えたり、優しくなれたり、
心が広がったりすると動物たちが教えてくれました。

つよさをやさしさに変えることや、よわさをつよさに変えること。

それができるようになるんだよって。

だからこそ動物たちがあえて厳しい視点でメッセージをくれることがあります。
けれど、その根底には飼い主さんに幸せになってほしいという願いがこめられています。

私は自分が本当にまだまだで、悲しいくらいにまだまだなのですが、
苦しんだ分、悲しんだ分、その人の思いを感じられるように。

苦しんだ時間、悲しんだ時間はその人の人生のたからものだと思っています。
時間がかかった分、たからものは大きい。

ゆっくりと人生をあゆんでいってください。

それが動物たちの願いだと思います。



Light Walk in October / h.koppdelaney


太尾 和子さんと動物たちに心からの感謝を込めて                                                                   
千尋


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